弱虫ペダルサイクリングチーム

レースレポート

第90回 全日本自転車競技選手権ロードレース(WE+WU23)

大会名

第90回 全日本自転車競技選手権ロードレース(WE+WU23)

開催日

2022年10月23日(日)

結果

小林 あか里  優勝(WE+U23 4位), 唐見 実世子 7位

使用機材等   

フレーム               :AR FRD DISC,FR FRD DISC,FR Advanced

ホイール                       :VISION METRON40SL DISC チューブラー

タイヤ・チューブ      :Vittoria Corsa Graphene2.0

サイクルメーター     :WAHOO BOLT,ROAM 

サイクリングウェア        :ekoi

ヘルメット             :OGK AERO-R2 ,IZANAGI

シューズ         :GAERNE カーボンG-STL

ケミカル               :和光ケミカル

サプリメント        :グリコ パワープロダクション

日焼け止めローション  :Aggressive Design Top Athlete Sun Protect 

クレンジングオイル   :Aggressive Design Waterproof Cleansing Oil

唐見 実世子レポート

自己評価:90点

当初6月に行われる予定だった全日本選手権RRがとうとう行われた。

2名要するチームは私たちしかいない事と、小林選手はU23で優勝が狙える事、同じ

レースではあるが、実際にはエリートとU23は別の戦いが行われるであろうという

事が予想されたので、小林選手はエリート上位の選手とU23の選手の両方をチェックして、必ずしも先頭集団にこだわる必要はなかった。

そんな中、レース展開を予想して、現実的に私にできることとすれば、逃げ集団を作ることだった。序盤はスローな展開でありつつ、三段坂はかなりの速さでのペースアップがあって、苦手な分野を露呈される形となった。

1回だけ、ちょっとした逃げが捕まる瞬間にカウンターを当てたが、集団にダメージを与える事はなかった。

 1周目から千切れて追いつきを何度となく繰り返したが、周回を重ねる毎に戦う気持ちは失せていった。だが、完走を目指す選手たちの集団で走る事ができたので、

最後まで気を張ってゴールを目指した。結果は7位。今年の私の実力からすると

良く出来たと思う。

そんな中、小林選手は冷静な走りでU23で優勝する事が出来た。決して簡単な事ではなくて、とても素晴らしい勝利だった。あか里ちゃん、おめでとう!

 最近は元々苦手だった短時間高強度の出力が著しく低下し、かといってそれを補うほどの有酸素能力もなくなってきている。そんな中で今年はエリートで走ろうと決め、全日本を走るためにできる限りの準備をしてきたものの、やはり実力が全く足りていなかった。今は悔しい気持ちというよりは、不甲斐ない気持ちや今後トレーニングを続ける事で若い頃のパフォーマンスに少しでも近づける事ができるのだろうか、といった半信半疑な気持ちが大きい。結構、これってしんどい笑。

あと数週間後にツールド沖縄があります。ツールド沖縄は私が大学生4年の時に自転車競技に出会い、初めて出場した国際大会。その年は琵琶湖アイアンマンで年代別で着ったのでハワイのアイアンマンに出場する権利があったけど、そのあまりの過酷さに出場を諦めて(なんでハワイまで行ってしんどい思いをしないといけないんだ、と思った笑)、バイトで貯めたアイアンマン用の資金を使って沖縄に行った。しかも2位でゴールできて、テレビにも映ってとても嬉しかった思い出がある。

あまり時間がありませんが、今年の最終戦に向けて調整頑張ろうと思います。引き続き応援よろしくお願いします。

小林 あか里レポート

自己評価:95点

今回の全日本は、前日に韓国で行われたマウンテンバイクのアジア選手権より帰国しての参加となった。正直なところ試合前までは、レースそのものを走り切ることができるか不安であった。

 スタートは11時15分とお昼近いスタートであったため、朝は少しリラックスすることができ、落ち着いてスタートすることができた。

 広島のコースはアップダウンが激しく、アタックがかかるたびに人数が削られていった。そして、アタックに乗り遅れれば前の集団へ追いつくのは、足を使うリスクを負うことになるのも分かっていたため、1周目から始まったアタックは一つも逃さないようすべて反応してついていくことを意識した。

レース中盤までは先頭集団でレースを行うことができたが、中盤以降は先頭集団についていくことができなくなった。だが、アンダーの選手は先頭集団にいなかったため、そこからはアンダーの選手を意識して走るようにした。

残り2周で、自分のいた第2集団は4人であった。コース上最も長い坂、3段坂の最後の坂で一度アタックを自分から仕掛ける。登りきったところで後ろを確認すると、後ろが見えなくなっていた。そこで皆、足は残っていないと確信し、ラスト周回でもう一度同じところでアタックをかけようと決めた。

ラスト1周は全体的に牽制が始まりペースもかなりゆっくりになった。三段坂の始まりからは自分がペースを作り、アタックをかけるところまで自分のペースでレースを作ることができた。アタックをかけてからはホームストレートまで前だけを見て全力で踏み続けた。ホームストレートに入り後ろを確認し、アンダー23での優勝を確信した。

 この1年間ロードレースに参加し、毎レースごと課題が見えるレースとなったが、その課題を一つずつ克服し、こうして全日本選手権で自分の中で最高の走りをすることができ、本当にうれしいです。しかし、エリート全体では4位であり、まだやらなければならないことはたくさんあるように感じました。

今シーズンのロードレースは全日本で終わりましたが、まだシーズンは続くので気を引き締めて最後まで全力で戦います。

応援ありがとうございました。

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