弱虫ペダルサイクリングチーム

レースレポート

富士山サイクルロードレース2024富士クリテリウムチャンピオンシップ

大会名   

富士山サイクルロードレース2024富士クリテリウムチャンピオンシップ

開催日  

2024年3月2日(土),3日(日)

結果                                      

   【女子1日目】     小林 あか里   1位                        

  

   【女子2日目】     小林 あか里   2位 

   【予選】     阿見寺 俊哉  24位

             野嵜 然新   32位

                                  佐藤 愛祈      33位

             竹田 天飛   DNF

             馬場 慶三郎  DNF

                        

     【交流戦】  佐藤 愛祈   7位

            野嵜 然新   16位 

     【決勝】   阿見寺 俊哉  DNF

使用機材等   

タイヤ・チューブ        :Vittoria Corsa Pro, Corsa Graphene2.0

サイクルメーター      :WAHOO BOLT,ROAM 

ペダル          :WAHOO SPEEDPLAY ZERO 、AERO

BB             :WISHBONEセラミックBB

ハンドル・ステム        :FSA SL-K

サイクリングウェア     :ekoi

グローブ         :OGKkabuto PRG-8

アイウェア        :OGKkabuto 122PH

バーテープ・ボトルゲージ  :OGKkabuto

ヘルメット              :OGKkabuto AERO-2 CVIZANAGI

ケミカル                 :和光ケミカル

サプリメント        :グリコ パワープロダクション

日焼け止めローション    :Aggressive Design Top Athlete Sun Protect 

小林 あか里レポート

自己評価 : 70点 

【1日目】

今年の女子レースは2日間のポイントで順位が決まるルールであった。

順位がポイントになる制度で、1位は1点というようになり、最終的にポイントの和が小さい者が優勝という形になるというものだ。

1日目は滑走路を使用した、フラットな1周1.4㎞のコースを12週するレース。

起伏は全くないので、風を利用してどのように走るかがカギとなった。

今回は、渡部選手も出場しており、スプリント勝負では今まで1度も勝ったことがなかった。そのため、スプリント勝負に持ち込まないよう逃げ切りを図る。しかし、マークが強く集団の後ろへ回ることができない。自分が足を緩めると全体的にペースが落ちるという状況になってしまった。

残り5,6周の時点で、コーナーの立ち上がり、追い風区間でアタックをかける。アタックは成功し、集団と20mほどの差をつけることに成功。そこから折り返し、向かい風区間に入ると集団が迫る。しかし、渡部選手が集団から抜け出し合流。そこからは渡部選手と2人で逃げる。

最終盤まで状況は変わらず、ゴールスプリントになった。残り250mから一気に仕掛ける。自分の苦手なスプリント。それでも、苦手を克服するためにこのオフシーズンはウエイトトレーニングを行い、筋力アップを図った。その成果もあり、スプリント勝負に勝つことができた。1日目は1位という形でゴール。

苦手な状況で勝てたことは大きな自信になった。2日目も同じ状況になる可能性が高いが、自信をもって臨みたい。

自己評価 : 50点 

【2日目】

2日目のコースは昨年も走っていて、コース状況や仕掛ける場所はある程度把握していた。この日は前日のようにレースを緩めずに速い展開を作りたかった。そのため、全12周回で行われるレースの2周目でアタックする。このアタックは集団の人数を大きく絞るまでには至らなかったが、ある程度は人数を絞ることができた。

アタックを仕掛け、ペースを作り回していきたかったが、ツキイチをされてしまい一本引き状態になってしまう。

残り4周でもう一度アタックを仕掛ける。そこで渡部選手と2人になる。しかし、1日目のように2人でペースを作ることができず、渡部選手が後ろを待つ形になりペースが落ちる。再び集団には戻したくはなかったので、自ら先頭を引きペースを作り続ける。

最終局面を渡部選手と迎える。2日目は登りスプリント。渡部選手が前、自分が後ろの位置。先に仕掛けたのは渡部選手であった。反応は悪くなかったが差し切ることができず2位。総合2位であった。

今回の反省点は、レース中の冷静さを欠き、勝ちに貪欲になり切れなかったことである。どのようなレースであっても冷静に勝つことだけを考えて走れるような戦術を作れるようにしていきたい。

初戦の感触としては悪くなかった。課題もはっきりと見えたので、これからも課題と向き合ってトレーニングに励んでいきたい。

応援、サポートありがとうございました。

阿見寺 俊哉レポート

自己評価 : 20点 

【予選】

  天候は晴れ、気温は10度程度で180度ターン2つのコースで行われた。

 決勝に上がるため25位以内に入ることが最低条件であった。

 前半は逃げを狙う選手が幾度もアタックをしていたが、すぐに吸収され中々決まらない展開になっていた。レオモの選手等の逃げにブリッジしようと1人で行ってしまったのが無駄足を使うことになってしまった。その他にも、集団を引かなくて良い状況であるにも関わらず引かされてしまうなど良い動き方とは言えない事が多かった。

 後半でブリジストンの選手達が猛烈に前を引き始めた時に、前半に無駄足を使ってしまったのが影響してしまい先頭集団からドロップしてしまった。その後も自分で飛び出した時に迷って下がってしまったりと、良くない動き方をしてしまった。

 ラストは佐藤選手にリードアウトしてもらい、ギリギリで決勝に行く展開となった。

   BSの選手達を徹底マークするべきであったのにも関わらず、まだBSが動いていない時に脚を使ってしまったのが一番の敗因であったと感じた。また、今シーズン初であるのにチームメイト同士の事前の話し合いが不足していたために、後半の動き方でも非効率な場面が発生してしまった。シチュエーション別の作戦等をより話し合うべきであった。

自己評価 : 20点 

【本戦】

 昨日と気温天候は同様であったが、風速6m/s程の強めの風がある中でのレースとなった。

 昨日の予選ではBSが動き始める前に先走って動いてしまったために、肝心なところで脚が無くなっているという悪い展開になってしまった。そのため決勝では強いチームの位置や動向を把握し、体力の使い所を考えて走ることに専念した。

 前半ではBSは集団後方に固まっており、シマノ,キナン,ブリッツェン等や学連の選手達10名程が逃げる展開となっていた。中盤までに1分近くのタイムギャップが発生していた。

 15周を過ぎたあたりからBSが集団前方に固まり始め、逃げを吸収するために前を引き始めた。前日の予選でこのような展開になることを予測していたため、ここぞの場面で脚を使えるようにしていた。残り5周程度で逃げが吸収され、いよいよここからという場面で前輪を弾かれ落車してしまった。

 落車の原因は私であり、巻き込んだ選手にとても申し訳ない事をしてしまった。落車はここまでの展開を無駄にしてしまう事であり、とても反省しなければならない。

 多くの方々にサポートして頂いているのにも関わらず、情けない結果となってしまい申し訳ないです。

 2日間サポートしていただいた佐藤GM、そして多大なる支援をしてくださる渡辺監督、スポンサー、サプライヤーの皆様、本当にありがとうございました。3週間後にはJPTも控えているため、全力で精進して参ります。

野嵜 然新レポート

自己評価 :40 点 

【予選】

今シーズンロードレースとしては初戦。去年までユースカテゴリーのレースしか出てこなかった自分としては初めてのJプロツアーで走っている方々とのレース。

どう考えても実力不足過ぎるのは始まる前からわかってはいたので、いつになく不安な開幕になった。

コースとしては飛行場の滑走路を往復する1.4キロ。比較的道は綺麗でコーナーでは一気に減速がかかるため、後ろにいると圧倒的に不利なコースだと感じた。

レースはスタートしてからすぐにペースが上がり進んでいったが、競合チームであるブリヂストン、シマノなどのチームがそこまでペースアップを測っていなかったため、凄く苦しいという状態ではなかったが、自分の集団走行が下手すぎて集団後方での走行になってしまう。この位置では行けないと思い、前に上がっても半周もしない内に同じ位置まで下がってしまう。

焦りを感じながら走り続けるが、レース中盤でブリジストンチームが集団を牽引し始めて、集団に中切れが起こり、耐えることが出来ず先頭からドロップして後方集団での走行になった。もうその時点でかなり力は残っておらず、何回かローテを回すがただひたすらに苦しい時間が続いた。

このグループの上位3人が決勝に進出出来るラインであったが最後のスプリントも全く前に上がることが出来ず32位でのゴールになった。

この結果は今の自分の実力通りだったと思う。フィジカル、経験、全てにおいて足りてないのを改めて思い知らされた気がする。

佐藤GM始め、サポートしてくださった皆様ありがとうございました。

自己評価 : 35点 

【交流戦】

決勝に進む事は出来なかったが、一応完走はしたため、日曜日の交流戦には出走する事が出来た。今の自分の実力、昨日の結果を考えると勝ちを狙いに行けるような実力じゃない事はわかっていた。

佐藤GMからもアドバイスをもらい、今回のレースとしては自分から動いても何も出来ないため、他の選手の動きを見て、逃げがありそうならそれに乗っていくというプランだった。

スタートしてからすぐにアタックがかかり、かなり高速な形でレースは進んでいく。自分の位置どりはというと中盤より後ろくらいになってしまっていたが、なるべく前にいる事意識していたが、昨日に比べて身体にキレがない感じがするがそんな事考える暇もなく、常に全開で走る感じだった。

ペースが下がる事はほぼなく、常に誰かが逃げを狙う展開。前に上がれて、逃げに乗れそうな時は上手く車列を捕まえて前に出てみるがすぐに捕まることがほとんどな状態。しかも今の自分の力だと一回ペースアップすると回復までにかなりの時間をかけてしまっていた。それでも出来るだけチャレンジしようと思い、わずか数回ではあるが、自分が行ける時は前に行ってみた。

しかし、レース中盤を過ぎてから一気に自分のスタミナが辛くなり出し、ついていくだけで精一杯みたいな走りが続いてしまった。気持ち的にも辛かったし、何かできる事はないかと考えたが、結局そのまま雪崩れ込みのゴールで終わってしまった。

圧倒的な力不足を2レースとも感じた。特にレース中トップスピードが乗った所で持続する力が弱いと感じた。

少しでも強くなるためにやれる事をやって行かなきゃいけないと思う。1日1日を大切に練習していきたいと思います。

今回もサポートしてくださった、佐藤GM、チーム、スポンサーの皆様ありがとうございました。

そして沢山の応援もありがとうございました。

佐藤 愛祈レポート

自己評価 :10 点 

【予選】

今シーズン初戦となる、富士クリテリウム。

目標 決勝に上がれる25位以内に入ること。

スタート前からbs、シマノがレースを左右すると考え、2チームの動きを警戒した。4周目に、集団が緩んだタイミングで約1周逃げた。他チームの選手が来ることを願い、走ったが直ぐに吸収。その後、週を重ねるごとに散発的なアタックがあったが、bs、シマノが動かないため、集団に待機。

8周目から4周、馬場選手が単独で逃げた。自分は、吸収後に動きがあるだろうと思い前方付近で足を貯めた。吸収後、2周経過し16周目からbsが集団牽引を始め、一気にスピードが上がった。立ち上がりに足を使い、中切れを埋めることができず19周目で、最後尾グループになってしまった。そのグループから3人が決勝に上がれることを確認し、そこからはその3人になることに切り替え、走り方を変える。

既に足はなく、ローテを飛ばしたりし足を貯めて走った。最終周になり、スプリントに自信がなかったため、コーナー前300m付近でスプリントを始めたが、コーナー前で吸収。その後後ろを確認すると阿見寺選手がいたため、立ち上がりで早めにもがき始め、阿見寺選手をアシストする形になり33位でゴールした。

反省 bs、シマノを警戒し、動き始めてからそれに耐えれば良かったが、その前に自分から動き無駄に足を使ってしまった。風下に入り足を貯める場面で、位置取りが悪く風を全面に受けながら走ってしまったこと。

チーム、個人としてレース前に話し合うべきだった。jプロ初戦に向けて、課題と反省しか残らなかった。

自己評価 : 50点 

【交流戦】

昨日とは違う、市街地でのコース。ビルの間からの風が強い印象だった。

目標 優勝。

決勝に上がることができなかった選手で、おこなわれる交流戦。チームからは自分と野崎選手の2人の出場になった。昨日の反省から、レース前に2人で話し合った。佐藤gmからアドバイスをいただき、今の実力で自分たちから動いても、無駄足になってしまうため、他チームの動きを見て走ることを考え、勝利を目指した。

距離も短いため、スタートからアタックが散発した。自分は、足をなるべく使わず決まりそうな逃げにはついていく。確定的な逃げは決まらずに周を重ねていく。12周目に、アタックした選手を吸収後、スピードが上がり集団が割れた。逃げ集団に乗ることはできたが、ローテが回らず結果的には1つになった。ゴールが近づき集団が疲れていたため、今日1番決まりそうな逃げを逃してしまった。

その後は、ゴールスプリントのため位置取り争いが激しくなった。10番目以内の前方付近でスプリントに集中した。最終周、コーナー立ち上がり後の250m付近で、左側から早駆けした選手の後ろにつき捲ろうとしたが、右側から来る選手らの方が、スピードに乗っていて、捲ることはできず埋もれてしまい7位でゴールした。

反省 コーナー処理がうまくできずに無駄足を使ってしまったこと。決まりそうな逃げのローテがうまく回らない時に、自分から動けなかった。スプリント力、パワーがないため、最後のスプリントは自分の実力を考え勝てるような動きをするべきだった。

2日間に渡り、サポートしてくださった佐藤gm、多大なる支援をしてくださる渡辺監督、スポンサー様、サプライヤー様の皆様、ありがとうございました。

3週間後のjプロツアー初戦に向け練習を継続し、今回のレースの反省を活かし、自分の成長に繋がる走りをします。今後もよろしくお願い致します。

竹田 天飛レポート

自己評価 :20 点 

【予選】DNF

今シーズン初戦の富士クリテリウムに出場しました。

目標は25位以内に入り、明日の決勝に進むこと。

スタート前からBSやシマノが前に位置取っていた。

レースが始まると一気にペースが上がり、アタック合戦が始まった。自分は集団の真ん中かそれより前に位置どりたかったため、足を使ってでもなるべく前に位置取りました。レース序盤はチームメイトの馬場選手が逃げる展開になり、自分は集団前方で足を休めることに。しかし目の前で落車が起きてしまい、集団後方に下がってしまった。今思えば、落車を冷静にクリアしてる選手もいたので、もっと落ち着いて走れば良かったと思った。そして中盤からレースは動き、BSとシマノのペースアップにより、馬場選手の逃げは吸収され、今度はベルマーレの米谷選手がアタック。これも集団は追わず、逃げてから2周ほど消化した時、さらにBSとシマノがペースを上げてきた。この時、1回目のペースアップで集団後方に下がってしまったため、反応するのが遅れどんどん足がなくなっていく展開になった。

気づけば集団はバラバラになり、自分は最後尾の集団で走っていた。最初は前との差もなかったので、集団も追う動きをしていたが、結局は縮まらず集団もペースが上がったり下がったりで、足がきつかった。

諦めかけていたが、残り3枠あるという話を聞いて、

まずは追いつかれないように完走し、3枠に入ろうと思い、ペースを上げた。向かい風の区間は、他の選手に引かせて、追い風の区間を引いた。だが、引きすぎて足が限界に達してしまい、結果はDNFとなった。

体の調子も良く、今日はいけると思っていたが、プロの圧に飲まれ、まともな走りが一つもできなかったです。枠は取れなくても完走という結果だけは残したかったです。次戦は初出場のJPTなので、それまでに

できることをしっかりやり、今日起きたことがないように走っていきたいです。

二日間に渡り、サポートしてくださった佐藤GM、

提供してくださっているスポンサー様やサプライヤー様には、頭が上がりません。走りで恩を返せるよう、しっかり練習していきます。

今後もよろしくお願いいたします。

馬場 慶三郎レポート

自己評価 :20 点 

【予選】

 1.4km×30周の平坦吹き曝しのコースで行われた今シーズン初戦、富士クリテリウム。翌日の決勝に上がるために25位以内での完走が条件だった。逃げでの予選通過を狙っていたため集団前方に位置を取り積極的に走った。中盤にかけて4周程逃げたが単独だったためかなり消耗してしまった。吸収された後ブリヂストンが集団牽引を始めペースアップをした。そのタイミングで集団後方に位置していたのに加え単独走のダメージもあり空いてしまった間を埋める事ができず千切れてしまった。結果は完走すら出来ずに終わった。

 数多くのサポート、理解を得て出来ている活動で結果を出せなかったのはとても悔しく申し訳ない気持ちでいっぱいですが現実と向き合い努力し、3週間後のjプロツアーに挑みたいと思います。

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