弱虫ペダルサイクリングチーム

レースレポート

群馬CSCロードレース 6月

大会名

群馬CSCロードレース 6月

開催日

2021年6月12日(土)

結果

JPT :  井上 文成 3位,川野  碧己 9位,香山 飛龍 14位,入部 正太朗 16位,小川 恵佑,中島 渉,津石 康平,

久賀 壮大    DNF

JFT  : 唐見 実世子  2位, 金子  尚代   3位

使用機材等   

フレーム               :FELT FR1 DISC,AR FRD DISC,FR FRD DISC

タイヤ・チューブ      :Vittoria Corsa Graphene2.0

サイクルメーター     :WAHOO BOLT,ROAM 

サイクリングウェア        :RAPHA

アフターレースウェア   :RAPHA

ヘルメット             :OGK IZANAGI,AERO CR-1 EV

シューズ         :NORTHWAVE EXTREME,EXTREME PRO

グローブ         :ROECKL

ケミカル               :和光ケミカル

サプリメント        :グリコ パワープロダクション

日焼け止めローション  :Aggressive Design Top Athlete Sun Protect 

クレンジングオイル   :Aggressive Design Waterproof Cleansing Oil

バイクスタンド     :リッカルアルミサイクルスタンド

入部 正太朗レポート

群馬CSCで初の逆走レース。

展開がどうなるかは未知で162キロの長丁場に加え、暑さへの対策が重要だと考えた。

チームとしてはミーティングで各選手毎のおおまかな役割分担を決め、展開によって臨機応変対応するという意識でスタート。

前半からアタック合戦が続き、井上選手と香山選手を中心に逃げにチャレンジ。

激しい攻防戦の中、井上選手を含む16名の逃げが決まった。メンバーも良い。力のある井上選手人が乗ってくれたがチームとしては1人は少ないと思いジャンプを試みるが失敗。

ちゅうぶらりんになり中途半端な走りになってしまった。

しっかりと逃げに乗れなかったので反省が残る。

その後は集団に戻り後半に備える。

集団は主にTEAM BRIDGESTONE Cyclingがコントロールし、逃げとタイム差は最大の4分ぐらいから中盤の時点では2分30秒ぐらいを推移していたが、その辺りから前も後ろも選手毎の疲労に差が出始めて不安定になりレース終盤へ。チームとしてはそこまではまとまって位置取りが出来ていたので収穫もあった。

逃げは井上選手が上手く立ち回り、集団では単独で今村選手が飛び出したので僕も単独で飛び出してたりして少しでもチームにプラスの動きになる事を願いながら走った。

その後また集団に捕まるが、その時点で集団は30人を切っていた。

逃げも展開があり分断していたようだった。先頭までは3分前後を推移していたが、集団も、分断して遅れた逃げの選手を飲み込み始めた。

正直優勝争いの選手は逃げ切り濃厚であったが井上選手も表彰台権内濃厚だったので、そこは井上選手に託して、後方では残りのメンバーで可能な限りのチャレンジを心掛けた。

ラスト3周を切ってからは集団でも攻防戦があり、ラスト1周に入る前で6名程の選手で抜け出し、そこにチームとしては川野選手、香山選手、僕の3人が入る。その時点でチームとしてはスプリントのある川野選手を中心に考え、僕と香山選手は後ろに追いつかれ為に長めに牽引して、少しでも川野選手のリザルト上位を目指した。そこまでもしっかり動いてもいたし力のある川野選手は本当に頼もしい。

最終的には4位の選手までは逃げ切り、井上選手は3位表彰台を獲得してくれた。

後方でも川野選手が5位争いの集団までは捉えてくれたが、スプリント勝負で9位でゴール。前半から動き終盤もチームをサポートした香山も13位、僕が16位でレースを終えた。

レース全体を通して、もちろん反省点は多々あったが、良くも悪くも収穫の多いレースだった。

チームメンバーの意思もまとまっていてチームの雰囲気もよく、集団から遅れてしまった選手もチームの為にしっかりと出来る事をしてくれた。

引き続きチームとして、TOJ東京ステージ優勝の川野選手に続く勝利をあげたいところ。

次戦は7月4日の広島。

みんなで勝利を目指して頑張ります。

今回もたくさんのサポートをして頂いたサプライヤーの方々、応援してくださった方々、大会関係者の方々に感謝申し上げます。

いつも本当にありがとうございます。

 井上   文成 レポート

今回はチームの中で役割をある程度決めて、自分と香山選手が前半にできる逃げにのる役割でした。6周目までは打ち合いが続き香山選手と合図をとりながらそれぞれチェックに入り、その中で有力所のチームが複数入った大きな逃げに乗ることができました。人数が多い逃げだったので勝ち逃げになると考え、できるだけローテーションを休みながら最終局面に備えました。残り3周の登り区間で逃げ集団から飛び出してしまっていたのでそのままアタックをかけてマリノ選手、沢田選手、渡邉選手と飛び出しに成功しましたがラスト2周で2名に先行されてしまい3位でのゴールとなりました。

レースの中で無駄足だったと思う場面が何度もありそれを減らしていくことが最終局面での対応に繋がると思うので次のレースに活かしたいです。

応援ありがとうございました。

香山 飛龍レポート

自分のミッションは逃げに乗ることだったが、約45分のアタック合戦を経て、結果的に乗ることに失敗してしまった。

スタートから先頭でその為の動きを展開出来たが、勝ち逃げが生まれたとき、何度も逃げる意思を見せている強いメンバーある事を少なからず確認出来たにも関わらずもう一プッシュ出来なかったのは前回に続く問題だと捉えている。

メインで待機となったので、集団内では入部選手、川野選手をエースとして後半に向けてチェックの動きを続けた。ほぼ全ての抜け出しに反応したので、結果的にバラバラになったメイン集団の選手達を置き去りにし、川野選手、入部選手、自分で動く事が出来た。

最後は逃げた井上選手が3位、実質集団の頭を取った川野選手が9位、終盤の展開に沿った自分が14位、自分のミスの穴埋めに動いてくれた入部選手が16位でフィニッシュ。ミスの悔しさとチームメイトから刺激を受けている部分も強いので次戦もしっかり自信を持って挑み、改善を重ねていく。

サポートありがとうございました。

川野 碧己レポート

今回、人生最長距離の160kmのレースということで経験を積むと言う意味でも最後まで走り切りたかったので、序盤は後方待機ということでスタートした。

井上選手も含む大所帯の逃げが先行した後は、ブリジストンがコントロールする集団において愛三に次ぐ3番手にチームでまとまって位置取る事ができた。

井上選手を含んだ逃げの逃げ切りが濃厚となり、メイン集団からの抜け出しを狙ったアタックが掛かり始めるが、入部選手と香山選手がチェックに入ってくれたため、脚を貯めることに専念した。

その後、最終周回手前で入部選手、香山選手、自分の3人を含んだ10名弱の抜け出しが決まり、そこで数的優位な状況を作ることができた。最後は一番長い登りでアタックして単独で抜け出し、ゴールまで残り300mで5位グループを捕らえるもスプリントのタイミングを誤り、9位でのフィニッシュとなった。

今回は井上選手が逃げに乗ってくれた事で後ろで休む事ができた。そういう状況でチームで一つにまとまり最終的に集団の頭を取ることが出来たのは良かったと思う。ただ、その一方でマトリックスが4名も乗っている逃げに弱ペからは一人しか乗せられていないと数的不利になってしまうので、次のレースでは私も積極的に逃げに乗り個人としてもチームとしても後手を踏まないよう走りたいと思う。

小川 恵佑

今年の初戦ということもあり、久しぶりのJPTでどの程度走れるか未知だった為、温存して後半に備えようとした。しかし、決定的な逃げにブリッジしなかったのは大失敗、集団で周回を重ねるだけで特にチームにプラスとなる動きは出来なかったのが課題。中盤からフロントブレーキが効かない場面があり、集団後方でマージン取りながら走ることにしていたが、25周目にフロントのブレーキが全く効かなくなり、下りの後のコーナーで減速できず森の中へ突っ込みなんとか止まれた。

落車こそしなかった為万事休すだったが、レース前のメンテナンスを甘く見ていたことは大反省。

ブレーキパッドの摩耗によるエア噛みが原因。

思っていたよりは脚を残せてたので、次はアグレッシブにゲームに参加していきたい。

サポートと応援をありがとうございました。

中島 渉レポート

162kmの長い戦いとなった群馬CSC。今回はいつもと違ってコースが逆回りとなり新鮮な気持ちでレースに臨みました。レース展開も予想しづらかったが、序盤からアタック合戦になるだろうと判断しました。

ニュートラル直後からいつものアタック合戦が始まり前方の位置でキープしました。メンバーを見ながら2回ほどチャレンジするも決まらず、足を使ってしまったので集団で待機することにしました。井上選手が逃げに乗ってくれたので集団でも後手に回らず走ることができました。そのあとは逃げが捕まった時のために川野選手を中心とし愛三工業レーシングチームの後ろで位置取りをしました。初めての経験で入部さんにアドバイスを頂きながら走りました。残り7周あたりで集団がばらけ始めアタックする人が多くでて、そこに上手くジョイン出来ず落ちてしまいました。そこからは少人数の集団となりタイムアウトで切られてしまいました。

今回、162kmと長い戦いであったが完走する事が出来ず、とても悔しかったです。チームの位置取りなどに関して良かったと思いますが、前半に無駄な足を使ったり、フィジカル面もまだまだ足りてないと思います。次戦の広島に向けて少し時間があるので出来る限りのチャレンジをしたいと思います。

暑い中サポート、応援ありがとうございました。

・久賀 壮大レポート

群馬サイクルスポーツセンター逆回りを27周回で行われた今回のレース。

前々でレースを進め、チームメイトの近くで居れるようにと思い挑んだレース。

集団前方で安定して位置取りを行おうとするが、足が無く坂で集団後方に下がってしまう。その後、前方に上がることが出来ず、集団からも離れてしまい、遅れた選手6名程度でローテーションを行うが集団に復帰することが出来ず、DNF。

トレーニングを行い、次戦では少しでもチームメイトの近くで走り、次に繋がる走りができるようにしたい。

今回もたくさんの応援やサポートありがとうございました。

津石 康平レポート

今回のレースは群馬CSCを普段とは違い逆周で160kmのロングレースとなりました。

僕は今回初めて100kmを大幅に超えるレースを走るということで、水分と補給食をこまめに摂ることを意識し、またJPT初参戦ということでまずは集団に残り、後半に脚を残すことが出来ればそこで勝負をしようと考えてレースに挑みました。

レース展開としては、レース序盤は予想していた通り逃げが決まるまでの間ハイペースな展開でしたが、なんとか16人の逃げが決まりペースが落ち着くまで集団に残ることが出来ました。

逃げが決まった後は集団を牽引するチームが現れなかったため、最大4分までタイムギャップが開きました。しかしそこからBRIDGESTONEが積極的に集団を牽引して行ったことで、4分あったタイムギャップも2分30秒まで縮まりました。しかしそこからそれ以上タイムギャップが縮まらなくなり、集団から散発的なアタックが発生するようになりました。僕はそこで集団に残ることに囚われ過ぎてしまい、気がついた時には自分の居る集団の人数は大幅に減っていました。そして残り3周で足切りとなりました。体力、判断力、技術力。全てにおいて力不足を感じました。

レース全体を通して、僕は横から来た選手に簡単に前を譲ってしまっていたり、前に上がれる所で自分の脚に自信がなくて上がらなかったりと弱気な走りが目立ちました。次のレースからは簡単に自分の位置取りを譲らず、強気でレースに挑もうと思います。

今回のレースで私は沢山の方々のサポートや応援に対して、結果という形で恩返しをすることは出来ませんでした。しかし今回のレースをただ無駄にするのではなく、次の勝利に繋げることで今回のレースを有益な物に変えたいと思います。

最後になりますが、今回サポートや応援してくださった方々のお陰様で最高のコンディションでレースに挑むことが出来ました。

本当にありがとうございました。

これからもよろしくお願い致します。

唐見 実世子レポート

 人生初の群馬逆周回。高低差表を見て予想は立ててみるも、実際に走って見ない事にはわからなかった。レース直前に2周ほど試走。群馬の正周りと逆回りでこんなにも変わってしまうのだ、というくらい変わってしまい、そもそも群馬は自分向きのコースではないが、さらに私にとって厳しいコースと変貌してしまい、愕然としてスタートラインへ。

 最近は国内上位の選手達がJBCFのレースを走ってくれる事が多かったが、今回は7名出走。逆回りは特にたくさんの選手で走れば面白みが増すコースだけに、女子カテゴリーだと微妙なコースレイアウトだと思った。しかしながら獲得標高は正周りも逆回りも同じなので、やはり実力のある選手が優勝する事は明らかだった。

 ローリングが解除されてすぐに植竹選手がペースアップし、すぐに少人数になりそうな雰囲気があった。私としては84kmと距離が長いため、できるだけ多い人数で長い時間走りたいという気持ちがあったが、7名出走なのでそれは無理かなとも思った。いつもだと2周くらいで集団がばらけるが、コースレイアウト上、そこまで激しい動きはないが、かなり序盤でそろそろばらけそう、、、という雰囲気。

 序盤、勢いのある金子選手が要所要所の上りでペースアップを図ることで、メイン集団がバラけて先頭2名に。そこからは植竹選手とランデブー走行。コースの特性上、独走になるとすれば後半だったので、できるだけ脚を使わないように気をつけながら走るが、ラスト5周を切ったくらいからは、いつやられてもおかしくない状況。

 ラスト周回に入る手前の上りで行かれてしまい、追いつく事ができず。

 グラベルイベントを走った後ではあったが、正直調子は悪くなかった。今回のレースではチームとしては2人とも表彰台に上がれた事は収穫だったが、私が優勝できていないがために、2位、3位という一番恥ずかしい絵面になってしまっている。(もちろん7名出走なので、そこはあまり関係ないけど。)

 とにかくやるしかないので、また表彰台のてっぺんに上がれる日がくるように頑張ります。

金子 尚代レポート

群馬CSCで初の逆回り、フェミニンレースは 6km x 14周 84kmで行われ、標高が高いとはいえ気温も高く、パフォーマンスを保つための水分、栄養補給も重要な課題となりました。

前回のレースから4週間空き、6月はレース1戦のみのため、しっかりとトレーニングを重ね調整をしてきました。まだまだ実力不足の部分は認識しつつ、今ある力を出し切ってレースに臨もうという気持ちでスタート。前半は積極的に動き、展開を作るきっかけとなる走りを心掛けましたが、5周目に力不足により先頭2名からドロップしてしまい、そこからは第2集団3名での走行。最後は第2集団のスプリントゴールを獲ることができ3位入賞となりました。

今後の課題である中盤・後半でもしっかり動けるようになるため、これからもトレーニングを重ねていきたいと思います。

今回もサポートしてくださったスポンサーの方々、応援してくださった方々に感謝し、さらに応援してただけるようなパフォーマンスを目指して行きたいと思います。ありがとうございました。

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