弱虫ペダルサイクリングチーム

レースレポート

2024JBMXF大東建託シリーズ第9戦茨城大会兼 国営ひたち海浜公園杯争奪戦

会場   

国営ひたち海浜公園BMXコース(茨城県ひたちなか市)

開催日 

2024年11月17日 日曜日

天候    

晴れ

結果 

ChampionshipMen        深川 匠      3位(予選Moto1:3位、Moto2:2位、Moto3:2位)

                   中林 凌大   4位(予選Moto1:1位、Moto2:1位、Moto3:1位)

ChampionshipWomen  丹野 夏波 1位 3モトシステム(Moto1:1位、Moto2:1位、Moto3:1位)

Boys13-14                    堀江 樹  2位(予選Moto1:2位、Moto3:2位、Moto3:2位、準決勝1位)

Girls13-14                     柴田 依南 3位 3モトシステム(Moto1:4位、Moto2:3位、Moto3:3位)

使用機材等

バイク       : WIAWIS ROKON CARBON or ATOM-X CARBON

タイヤ       : IRC TIRE SIRENPRO RISE 20×1.75 or 20×1.90

磁気ネックレス   : ANGLE eモデル01or02 ネックレス

深川 匠 レポート

今大会は今シーズン最後のレースであり、ここまでのシリーズランキングをトップで迎えていた。

今回の結果次第でシリーズタイトルを獲得出来るかがかかっている大事な一戦。

自分の苦手としているスタート後に長めのスプリント区間があるコース。まずはミスをしないことと後半での立ち回りをどう上手くするかを考えて練習走行を行った。

当日朝方に一瞬大雨が降ったが天気が良くレース開始時点で路面状況にほとんど影響は無かった。

レースは2グループに分かれ3本走り、上位4名が決勝に進める。

予選1本目:3位

2ゲートからのスタート、スタートで出遅れ飲まれて5位で第1コーナーを進入した。その後第2ストレートのプロセクで前2人がミスをしたところを交わして3位まで順位をあげた。そのあとは前との差を詰められずそのまま3位でゴール。

予選2本目:2位

7ゲートからのスタート、1番アウト側からのだったがスタートからスプリントでそこそこ出ることが出来て3位で第1コーナーへ進入した。その後前との差はなかなか詰められなかったが最終コーナーから距離を詰めて2位でゴール。

予選3本目:2位

4ゲートからのスタート、スタートは悪くなったが横の選手にスプリントで負けて2位で第1コーナーへ進入した。コーナー出口でバランスを崩して減速をしてしまい前との差が開いてしまったが後ろから抜かれることなくそのままの順位走り切り2位でゴール。

予選3本目のタイム順によって決勝のゲート選択出来る順番が決まる。

全体の4番目だった為、ゲートの選択肢は比較的多く悩んだが、自分の予選の調子からスタートでの勝負はやめて挟まれずスプリントに集中できるアウト側を選択した。

決勝:3位

6ゲートからのスタート、スタートはこの日1番だったが前に出ることが出来ず5位とかなり後方の位置で第1コーナーへ。第2ストレートプロセクションの最後のセクションで先頭争いの2人が接触し減速しているのが見えたのでその隙にコーナーでラインを変えて4位で第3ストレートに入った。入口で隣の選手と接触してふらついたが持ち堪えそのままの順位で最終コーナーへ、前の選手がスリップし転倒したところなんとか交わして3位でゴールとなった。

最後に優勝で締めることが出来なかったが、後追いの展開でも冷静に状況をみて動くことが出来たのでレースとしては悪くなった。

今回の結果でシリーズランキングトップを守り抜き、自身初のシリーズタイトルを獲得することが出来た。

ここ数年間怪我などが続きレースに出れない期間が多かったが、今年は大きなトラブルなく走り切れた。レース感覚も後半になるにつれて戻っていき、来シーズンに向けてもモチベーションアップすることが出来た。

今シーズンのレースはこれで終了、来シーズンに向けてさらに強くなるためにトレーニングを積んでいきたい。

1年間多くのサポート、応援ありがとうございました。

引き続き、宜しくお願い致します。

中林 凌大 レポート

今年のBMXレーシングシーズンも今大会で終了。シリーズ戦では例年よりも苦しい展開のレースが多く、総合ランキングは2位で最終戦を迎えた。今大会のコースはペダリングセクションが多い事とコース長も長い事から1周をまとめる力と体力が鍵を握るコースだ。その点、普段からつくばで練習しているおかげもあり、心配はなく臨む事ができた。

大会当日は、男子チャンピオンシップカテゴリーのみ走行するプロセクションと言われるセクションがぬかるんでいたため、公式練習で注意しながら確認、走行を行なった。

1本目:1位

朝方の雨の影響でコースだけでなく、スタートも濡れていたため、滑らないように細心の注意を払ってスタートした。第1ストレートはスプリント区間が長く、自分の強みが出せるポイントだ。このレースでも強みを活かして先行した。ぬかるんだプロセクションも危なげなくこなすと、そのまま1位でゴールした。

2本目:1位

先ほどよりもスタートが渇いてきたため、よりドライコンディションよりのゲートを意識して出た。これもうまく決まり、先ほどと同様に1位でプロセクションへ。後続には地元の選手がついてきていたが、うまくブロックして1位でゴールした。

3本目:1位

このコースでは、4コースからスタートする事で1コーナーが回りやすく、その後に繋げやすいという事で予選のゲートセレクトをする段階で決勝は4コースと決めていた。そのため、3本目で4コースに入れるようなゲートを選択し、決勝レースのシミュレーションをしようと考えた。

この日トップタイムのスタートタイムをマークしてスタート。1位で最初のコーナーに進入し、レース前に練っていた戦略を元に順調にシミュレーションをしながらレースを進めていく。その後も安定したライディングをして1位でゴールした。ラップタイムもこの日最速だった。

決勝:4位
戦略通り4コースを選択。昨年は第1コーナーで地元の選手にイン側から入られてしまい、優勝を逃した。その対策も十分に考えた上で臨んだ今大会。
スタートは、しっかりと決めてトップで第1コーナーに進入。戦略通りイン側をケアしながらプロセクションへ。第2コーナー進入時に外側から昨年敗北した地元選手に並びかけられてしまった。そこでうまく寄せる事ができないままプロセクションへと入った。自分は内側の苦しいラインで進入しているため、うまくスピードを乗せる事ができずに外側から捲られてしまった。その際に接触し、ペダルが外れてしまった。すぐにペダルをはめなおして走ったが、4位でゴールする事となった。

昨年の失敗を活かしたレース展開をしたつもりだったが、相手の方が一枚上手だった。この結果によりチャンピオンシップカテゴリー昇格以来3シーズン守ってきたシリーズチャンピオンの座を明け渡してしまい、悔しい結果となった。しかしながら、大会当日には予選1本目から3本目にかけてスタートタイムやラップタイムを上げていく事ができたり、決勝でしっかりとスタートを決める強さが身についてきたりとポジティブな面も多くあった。

ここからはオフシーズンに入り、公式戦は来年の春頃になるが、しっかりと強みに磨きをかけ、課題として挙げられた所も補っていき、パワーアップして来シーズンを迎えたい。

多大なるサポートありがとうございました!

引き続きよろしくお願い致します!

丹野 夏波 レポート

<レースに向けて>

今年最後のレースである今大会は、私自身初めてシリーズ総合優勝を狙える位置にいることもあり、モチベーションと共にプレッシャーも感じながら臨んだ。コースレイアウトは昨年と変わっておらず、最初のスプリント勝負が重要であるが、特徴的なコーナーのライン取りには以前から自信があったので色々なレース展開を想定して、3本とも1位でゴールすることを目標とした。

<レース>

1本目:1位

イン側スタートで上手くゲートが決まり、1つ目のジャンプの前で隣の選手と接触もあったが上手く抜け出して独走状態でゴール。

2本目:1位

スタートを少し失敗しアウト側だったこともあり、第1ストレートは2位に付いたが、第1コーナーで上手く相手のイン側に入り込み、1位でコーナーを回った。そのままミスなく1位でゴール。

3本目:1位

1本目同様イン側スタートで上手く前に出てそのまま追いつかれることなく1位でゴール。

3本とも1位で優勝することができた。

<レースを終えて>

3本とも1位で優勝という目標もクリアできたと同時にシリーズ総合優勝も獲得することができました。シリーズ優勝がかかった今大会では今までのシリーズ戦にはない緊張感がありましたが、自分のベストを出しきり冷静にミスなくゴールまで走りきれたことがとても良かったです。

今年はシーズン後半から国内シリーズに参戦し始めて、出場した4大会で全て優勝することができたのは自信に繋がりました。今まで海外を転戦していたこともあり初めてシリーズ優勝を獲得できたのでとても嬉しいです。

今シーズンはこれで全てのレースが終了したので、心身共にリフレッシュしてからまた来年に向けて活動していきたいと思います。

多大なるサポート、応援ありがとうございました。

堀江 樹 レポート

JOCから1週間気持ちを切り替えてトレーニングに励んできた。レースが行われるひたち海浜公園は走り慣れたコースなので、優勝を目指してがんばった。

予選1本目:2位

第1コーナーの入り口で、アウトコースからラインを絞められそうになったが、譲らずに入って1位で立ち上がることができた。

第3ストレートでは、選手が追い上げてきていることを感じたので、わざとスピードを合わせ、インから追い出す走りをしたが、うまくハイローされ、2位でフィニッシュ。

予選2本目:2位

スタートをうまく出ることができ、自分の中でのベストタイムを出すことができた。しかし、第1コーナーではインにはいられてしまい、2位で立ち上がる形になった。最終コーナーインから入ろうとしたが、ラインを塞がれてしまい、ゴール前のスプリントもおいつかず、2位でフィニッシュ。

予選3本目:2位

スタートが決まりインに寄せようとしたが、よされるほど前には出ていず、引いて後ろから追う形に。その後レースの状況は変わらず2位でフィニッシュ。

準決勝:1位

ホールショットをとり、第2ストレートへ。

2個目のダブルロールでミスをしてしまったが、すぐに3つめでスピードを加速して、一位を死守することができた。

決勝:2位

1ゲートからのスタート。

一歩目は良かったものの、二歩目で前輪が浮いてしまい、ウイリーする形に。

3位でコーナーをはいり、コンタクトをしながら曲がっていった。

第二ストレートを入った瞬間にラインをインコースへとチェンジし、得意のこなしで2位へ浮上。しかし一位には差をつけられており、そのままフィニッシュ。

最終戦は2位という形におわりました。

JOCの体調不良や気持ちの切り替えといったたくさんの課題があったなか、ここまで調子を上げてこれたのは自分の成長だと思いました。

今シーズンはJBMXF大東建託シリーズでは3勝。

13-14カテゴリーではポイント年間チャンピオンを獲得することができました。

しかし、全日本大会やJOCなど大きな大会では結果を残すことができず悔しいです。

オフシーズントレーニングに励み、来年は大きな大会でミスをせずにタイトルを獲得したいです。

1年間のサポート、応援ありがとうございました。

柴田依南 レポート

レースは3本走った合計で順位が決まる3モトシステムで行われた。

1本目:4位

ゲートは普段よりすこし出遅れた感じがした。1個目のセクションに入った時は3位だった。第1バームでイン攻めて前の選手と距離を詰めたが第2ストレートで差が開いてしまった。焦って第3バームで滑ってしまってビンディングがが外れた。急いではめようとしたがなかなかはまらず4位になってしまった。そのままフィニッシュ

2本目:3位

1本目は焦ってしまいいろいろと失敗してしまったので2本目は落ち着いて走ることを意識した。第1バームで少し膨らみすぎたがアウトからスピードをつけて第2ストレートに入った。第3バームは1本目と違うラインで回ったら滑らず行くことが出来た。そのまま3位でゴール。

3本目:3位

ゲートが三本の中で一番タイミングよく決まった。第1バームで大きく膨らんでしまいイン側から後ろにいた選手に入られそうになったが第2ストレートでアウトから抜かすことが出来た。前の選手とは差が空いてたがそのままゴール。

結果は3位となった。

今シーズンは怪我多く出れないレースもありましたが最終戦まで走ることが出来て良かったです。来シーズンはもっと結果を出せるように頑張ります!

応援してくれた皆さんありがとうございます。来シーズンもよろしくお願いします。

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