JCX第11戦 東海CX 愛知牧場
大会名
JCX第11戦 東海CX 愛知牧場
開催日
2017年1月13日(日)
結果
カテゴリー1 前田 公平:優勝,江越 海玖也:16位
カテゴリーL1 唐見 実世子:2位
使用機材
フレーム : FELT FX FRD,F1X
タイヤ : Challenge 前田:CHICANE TLR 1.6bar
江越:CHICANE
唐見:F BABY LIMS R CHICANE(1.5bar)
ホイール : INDUSTRY NINE
クランクセット : ROTOR 3D+ QCX1
バーテープ : Silic1
チェーン : KMC X11SL
サイクルコンピュータ :GARMIN 820J
ウェア :Champion system
ヘルメット :kabuto AERO-R1
シューズ :NORTHWAVE EXTREME XCM(前田), SCORPIUS2 PLUS(江越)
ケミカル :WAKO’S
日焼け止めローション :Aggressive Design Top Athlete Sun Protect
クレンジングオイル :Aggressive Design Waterproof Cleansing Oil
サイクルウエア用洗剤 :亀の子束子 自転車泥汚れ専用洗剤
サイクルスタンド :リッカルアルミサイクルスタンド
前田公平レポート
2019年最初のレースは、ナショナルチャンピオンジャージと今期新たにサポートして頂くkabutoヘルメットのチャンピオン仕様のニューキットで臨む初レースとなった。また、テストで使用しているチューブレスレディタイヤを実践で使うという試みをした。
コースは細かなアップダウンとコーナーの連続で、常にインターバルがかかっている状態。路面は固く砂が浮いており、ハードだが集中を切らせば一瞬でタイヤを掬われるようなコース。平坦なコースに比べて得意なレイアウトだ。
スタート後は2番手で最初のコーナーを抜けた。暫く様子を見るか迷ったが、コース中盤で全開アタック。一気に数秒の差をつけることができ、そこからも全開のペースで1周目を終える。しかし、突っ込みすぎてオーバーペースでペースダウンせざるを得ない状態に。一度は追いつかれるものの、コースのリズムもつかみ始め、少しずつ呼吸も落ち着きだしたので再度踏みなおし単独トップに。その後は登りはしっかりともがき、コーナーはミスしないように、安定したラップで最後まで刻みトップでゴールすることが出来た。
ナショナルチャンピオンジャージでの最初のレースで無事に優勝することができてほっとしています。
江越 海玖也レポート
初参戦となる愛知牧場JCX。硬い地面に砂や砂利が転がっていて滑り安い路面に、登ったり下ったりと脚を使うスピードコースとなっていた。
1列目でスタートする事が出来たが、スタート直後の砂利が思ったより深く、リアを空転させてしまい出遅れた。ペースの速いスタートになっていたからすぐに前に上がらないとダメだと思いプッシュしていくが、思うように走れない。アップが足りなかったのかと思いできるだけ足を回すようにしたが、周回を重ねても体が思うように動かない違和感が消えることはなかった。パックの後ろについてはちぎれ、ついてはちぎれが続き、結局最後まで挽回する事なくレースが終了となった。世界戦前の最後のレースで思うような走りをできず、悪いイメージを作ってしまったのは本当に良くない。「調子が悪かった」では済まない案件なので、今一度食生活などを見直して世界戦ではこんな事が無いよう合わせて行きたいと思います
唐見 実世子レポート
2019年初レースとなったJCX戦。すでにロードシーズンの準備が始まっており、出場するかどうか非常に悩んだが、12月のレース内容に納得がいかず、このままシクロクロスシーズンに区切りをつけるのは、メンタル的によくないと思ったので、出場を決めた。
とは言え、シクロバイクには1ヶ月弱乗っていないし、心身共にコントロールできない日々が続き、思うような練習内容もこなせなかったので、不安を抱えてのレースとなった。
JCX戦の前日は東海CX第5戦が同じコースで行われ、同年代で、シクロクロスの第一人者である宮内選手ととても良いレースができ、また絶不調だった12月に比べたらしっかり踏めている事、動作も良い事が確認でき、少し安心した反面、前日の疲労を引きずりつつメインであるJCX戦を走らなければならないのは否めなかった。
コースは常にアップダウンが続き、たくさんのコーナー、下りの逆バンク、コブのセクションなど、バラエティに富んだハイスピードコースとなっていて、一瞬でも気を抜いたら、落車してしまう危険もあった。また最近雨が全く降っていない影響からか、完全ドライで砂や砂利が浮いてしまっていて、本当に滑りやすく難しいコースだった。
前日に走ったので、コースは大体覚えていて、コーナリングでできるだけ減速しないで前日よりスムーズに走れるように頭の中に叩き込んで試走を行なったが、前日よりもさらに滑りやすくなってしまっていて、どのように曲がればよいのか分からないコーナーが何箇所もあった。また疲労感が半端なくて、昨日のようにメリハリをつける走りは難しいと思ったので、そのためにもできるだけコーナースピードを落とさないように走る事は必須だった。
恐怖心を捨て去るようにもう一度集中力を高めて、14時半、レーススタート。
苦手なスタートは前日よりは良かったが、それでも前に何人もの選手がいる。1周回完了の頃には2番手を走る宮内選手の後ろにつく位置まで行く事ができたので、苦手なコーナリングを宮内さんの後ろに付かせてもらう事で少しでも盗もうとした。
宮内さんの後ろに付かせてもらうと、とてもスムーズにコーナリングをする事ができて、無駄足を使わずに済んだ。
3周目の通称モーモー坂と呼ばれる長い坂で宮内さんの前に出て、そこから得意な登りでじわじわと離す事に成功した。私も疲れていて思うように走れなかったが、宮内さんも同じくらい疲れていたと思う。その他の選手も前日に走った選手は疲労の色を隠せないでいたのは明らかだった。
一人になってからは、出来るだけスムーズなコーナリングを心がけたが、思ったようなラインで行けず、大きく減速してしまったり、またオーバースピードで突っ込んでしまって後輪を滑らせてしまったり色々あったが、逆に後輪を滑らせても多少なら大丈夫ということも体感することができたし、失敗することで学んだことも多かった。またラスト2周くらいでようやく体も動き始め、メリハリのある走りも多少できるようになった。
先頭をいく今井選手には全く力が及ばなかったものの、最近のパフォーマンスの低下の事を考えたら、個人的にはとてもいいレースになったと思う。また何度も何度もインターバルがかかり、何より技術的にも難しいコースで2日間走りきった事は大きな自信に繋がった。
フィジカル的に良くなった所、足りていない所が確認できたという点でも本当に良かった。
また2日間、自分なりのベストが尽くせたのは、いつも支えて下さるスタッフの皆さん、そして愛知県という土地柄もあって、コースの挫けそうになる要所要所で応援してくださった皆様のおかげです。本当にありがとうございました。ロードシーズンに向けて気が抜けない時期がやってきましたが、今回のレースで弾みがついたので、次に繋げたいと思います。