弱虫ペダルサイクリングチーム

レースレポート

第50回 JET第18戦 JBCF西日本クラシック 広島大会 Day-1  第5回JBCF女子チャンピオンシップ

大会名

第50回JBCF西日本クラシック 広島大会 Day-1 第5回JBCF女子チャンピオンシップ

開催日

2016年7月2日(土)

結果

E1 岡 篤志  :優勝,大場 政登志:33位,西島 優太郎:36位,栗栖 嵩:13位

F  唐見 実世子:2位

使用機材等
フレーム     :KUOTA KOM
タイヤ・チューブ     :Panaracer Race Evo3 Series
クランクセット       :ROTOR 3D+ IN POWER
チェーン     :KMC X11SL
サイクルメーター     :GARMIN Edge520J
ブラケット フード部   :OUTER TOP SHAKES HOOD
ウェア     :Champion system
アンダーウェア      :CRAFT
ヘルメット       :MET リヴァーレHES
ケミカル      :和光ケミカル
サプリメント        :グリコ パワープロダクション
日焼け止めローション  :Aggressive Design  Top Athlete Sun Protect
クレンジングオイル   :Aggressive Design  Waterproof Cleansing Oil

 

岡 篤志レポート

全日本の翌週、7/2、3日の二日間に渡り開催された西日本クラシック。肉体的、精神的疲労もあり少し調子を落としていたが、レースまでには回復。金曜の晩につくばを出発し、日比谷メカの10時間ドライブの末、翌朝に会場着。
レースはアップダウンとカーブの絶えない12.3kmを5周する61.5km。今回の作戦は、スプリントで敵わない寺崎選手を振り切れるようにすること。しかしマークもキツイと思うので、序盤から中盤にかけて厳しいレースにしつつ、最終周の登りで力尽くで逃げ切る作戦。
そしてレーススタート。いつも通り大場選手がアタック、ベルマーレ大井選手と逃げる。自分は後方で様子を見つつ、温存。三段坂の登りが近づき、前に上がる。ここの下りで最大のライバル寺崎選手が落車してしまいリタイヤ。
登りが始まりペースが上がり、大場選手を吸収、カウンターで数名が抜け出し、そこには栗栖選手が反応。さらに数名が抜け出して行ったので、大場選手に行った方が良いか確認。行って!という事でそのままアタック。まさかの1周目で4人逃げが決まった。メンバーはリーダーの松木選手、湾岸の雑賀選手、ジュニアTTチャンプの大町選手の4人。タイム差は30秒程まで開くが、松木選手は回れず、大町選手はジュニアギアのため下りが牽けない。唯一の戦力と思っていた雑賀選手は2周目のコーナーを曲がり切れず落車。幸い巻き込まれずに3人で進むが、1人の方が速いと感じ、登りをもがいて振り切る。
このペースアップでタイム差は1分半まで開き、その後はペースで走行。下りでタイムを稼ぎ、登りもペースで。タイム差は順調に開き、最終周で3分20秒差。完全に勝ちを確信し、明日に備えつつゴール。作戦とはだいぶ異なったが、結果オーライ。力で振り切れる登りと、得意の下りがあるコースが味方した。
今回の結果でエリートツアーのポイントリーダーになり、翌日はイエロージャージを着て走る。

大場 政登志レポート

スタートしてすぐ下りで少し頑張って踏んだら、機材のおかげもありでうしろと離れたので、集団との間合いを計りつつ走り、追走のベルマーレ大井選手と合流。そのまま少しだけ走り登りで集団に吸収される。
岡選手から行っていいですか?と聞かれたので、とりあえず行ってもらったらその逃げが決まってしまい、その後は集団の中で追走が出来たら便乗出来るようにチームで代わる代わる動いた。
途中岡選手と一緒に抜けた選手を吸収し、終盤松木選手が動くと思いチームメイトになるべく松木選手の近くで走るように伝えた。
私は最終局面の登りで着き切れずに千切れてしまった。翌日が不安になる走りでゴール。33位。

西島 優太郎レポート

初めて走る広島中央森林公園でのロードレース。エリートレースにしては距離も長くアップダウンが続くため厳しい展開が予想された。調子が上がらないという岡選手を終盤まで温存、ラスト2周からの逃げ切りを狙うという作戦だったが1周目のアタック合戦の末、岡と有力選手を含む逃げが確定。メイン集団内では湘南ベルマーレ大井選手、サイタマサイクルプロジェクト福原選手らがアタックを繰り返すが常にチームの誰かしらが集団先頭に陣取り反応して先行を許さない。
シルベスト松木選手らが逃げからドロップし集団に吸収。引き続きアタックを潰しながら周回を消化し終盤には岡のリーダージャージ奪取のため松木選手に先着できるようチェックに動く。
最終周回三段坂でのペースアップに対応するが序盤からアタックに反応し続けた影響で脚が止まってしまい集団から千切れてゴール。松木選手の上位を阻止することができなかったが岡の独走勝利と僅差でのリーダージャージ獲得となった。
集団から千切れてしまったのは残念だったが厳しいチーム練習とレースを重ねてきたことでチームとしての動きが洗練されてきていることを実感できた。

栗栖 嵩レポート

7/2(土)、今年で50回を数える西日本ロードクラシックは地元広島県の中央森林公園で行われた。1周12.3km、スタート地点から曲がりくねった下り坂が続き、三段坂と呼ばれる坂を上った後は再びスタート地点まで下るという、上りと下りしかないコースレイアウトである。2daysの初日であるこの日、E1クラスは5周61.5kmのレースであった。出走時間は12:40であったため、余裕をもってアップ等準備を行った。天候は曇り時々晴れ、気温は30℃近くまで上昇し高い湿度もあって、体感気温は相当高く感じられた。
チームの作戦は、調子が悪いというエースの岡選手を終盤まで温存させ、後半での逃げ切りを狙うというものだった。そのため、自分の役割は前半にアタックを決めること、あるいはチーム内の選手が逃げた場合のアシストであった。
この日の時点でチームは総合1位のため最前列でレーススタート。スタート後、大場選手がアタック決めそのまま数人で逃げるが、三段坂手前で吸収。ここで集団前方に上がり、三段坂のカウンターアタックに反応し集団から抜け出す。このアタックは決まらなかったが、後方から追いついた岡選手がアタックし数人の逃げが決まった。その後、岡選手含む逃げ集団から一人、また一人と選手が脱落していき、岡選手単独の逃げに。メイン集団では下りで大場選手がアタックをかけ他チームを消耗させ、上りの度にかかるアタックには主に西島選手と自分が反応。4周目の三段坂では自分含め数人が抜け出す形となりそのままペースアップを図ったが、頂上で集団に吸収された。
最終周回に入るとここまで動き続けたためか、あるいは暑さのためか脚が攣りはじめ、三段坂でのペースアップに食らいつけず、そのまま第二集団でゴールスプリント。13位でフィニッシュした。チームとしては、エースの岡選手が逃げ切り優勝。見事個人総合1位の奪取に成功した。シルベスト松木選手の上位を阻止できなかったが、岡選手の逃げのきっかけを作ることができたことは良かったと思う。明日は最後に千切れないよう頑張りたい。

唐見 実世子レポート

わたしにとってはシーズン前半の集大成となるJBCF女子チャンピオンシップ。地元広島での開催という事もあり、集中力も高めて会場入り。
到着して、受付を済ませ、身支度をしたり、監督会議等をこなしていると、あっという間にスタート時間になってしまうが、元々W-upを入念にこなすタイプではないので特に問題なく、また緊張する時間が少なくて済むので、丁度良い。
天候は晴れ。風もあまり気にならない程度。シスターローズ着用のため、最前列からスタートさせてもらう。今回はエントリー数も多く、下りでの落車の危険性があるので、とにかく下がりすぎないように気をつけようと思っていたが、先頭交代をして下がっていると、必ず誰かがスペースを空けてくれるので、図らずとも前方で展開できる。三段坂の上りに入り、すぐにペースアップを試みるも、なかなか力が入らず、うまくかからない。それでも勾配のきつい部分は頑張ってペースアップして三段坂をクリアしたが、やはり思うようなペースで走れなかった事から、10人前後の集団を作ってしまった。2周回目に入ってもうまくペースアップできず、集団は硬直状態。毎回の三段坂でふるいにかけようとしたが、展開になっていない。
最終回の三段坂。二段目。坂口選手のアタックがあり、私は集団の先頭にいたが、そこに乗るための力が出せず、集団で追う事になってしまった。登り坂を過ぎたところで、坂口選手の背中は見える。集団で追えば必ずつかまる。しかし、協調がとれない。結局、最後のストレートで、前を追う事になったが、わずかに届かず、2着となってしまった。
女子チャンピオンシップ、しかも地元での貴重なレースにも関わらず、結果が出せなくて、申し訳ない気持ちで一杯です。もう一度、気持ちを切り替えて精進していこうと思います。

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