弱虫ペダルサイクリングチーム

レースレポート

東北CX グリバー寒河江(UCI2-2)

sagae podium

大会名

東北CX グリバー寒河江(UCI2-2)

開催日

2018年10月28日(日)

結果

男子エリート: 織田 聖:5位,江越 海玖也:8位
女子エリート: 唐見 実世子:2位

使用機材

フレーム : FELT F1FRD,F1X
タイヤ : Challenge シケイン
ホイール      : INDUSTRY NINE
クランクセット   : ROTOR 3D+ QCX1
バーテープ : Silic1
チェーン : KMC X11SL
サイクルコンピュータ :GARMIN 820J
ウェア       :Champion system
ヘルメット     :Giro Air Attack,Synthe MIPS,Synthe
シューズ     :NORTHWAVE EXTREME XCM(織田), SCORPIUS2 PLUS(江越)
ケミカル      :WAKO’S
日焼け止めローション  :Aggressive Design Top Athlete Sun Protect
クレンジングオイル   :Aggressive Design Waterproof Cleansing Oil
サイクルウエア用洗剤  :亀の子束子 自転車泥汚れ専用洗剤
サイクルスタンド    :リッカルアルミサイクルスタンド

sagae miku

織田 聖レポート

昨年は天候が悪くマッドコンディションだったが今年はドライのハイスピードレースだった。全体的にテクニカルセクションはほとんどなくクリテリウムのような感じなのでロード選手が強いコースだが、ボコボコで角のたった石もゴロゴロあるセクションもありパンクさせないように走らなければならなかった。
スタートはうまくいき先頭付近でレースを進行する。1周目のオフロードの平坦区間で先頭に出て全力ではないが人数を減らすために踏む。しかし1周目なのであまり人数が減らず大集団で1周目を終える。2周目のホームストレートからオフロードに切り替わる所でメカトラしてしまい最後尾付近まで下がってしまった。少し追い上げたがその周に再びメカトラ。ちょうどピット前だったのが不幸中の幸いだった。また後ろの方まで下がってしまい心が折そうになったところをたくさんの方々の応援もありなんとか折れずに立ち直ることができた。バイクチェンジ後も何回かメカトラがありましたが先頭に追いつくことを目標にして頑張り、最終周にトップまでは行けませんでしたが3位まで順位を上げることができた。しかし最後の最後でまたメカトラしてしまい2選手に抜かれてしまい5位でフィニッシュ。
たくさんの応援サポートありがとうございました。
今回から使用されていただいているFELTFXFRDはFX1に比べてフレーム重量も軽くバイクの反応も良かったです。今回は2周弱しか使用できませんでしたが、手足のように使用できるようにしっかりと考えながら乗り込みたいと思います。
そして今回初めてchallenge tire grifo も使用しました。ヨーロッパ選手はこのタイプのタイヤの使用率が高くドライでもマッドでもこのタイヤでレースをしていて前々から気になっていました。chicaneと同じぐらい平坦も走りさらにコーナーでの安定感もあるのでとても使いやすくいいタイヤだと感じた。
今回のレースは結果はダメダメでしたが身体の調子は良くしっかりと追い込めたので次につながるレースになったと思います。
次はスターライト幕張です。レース当日は、クリテリウムのエキシビション、ジャージの表彰とバタバタしそうですがシクロクロスで結果を出せるように頑張ります。

江越 海玖也レポート

東北シクロさがえステージ。
去年とはコースが違い、キャンバーがなくなり、コーナーも少なくなったのに加えドライコンディションとスピードコースとなっていた。特にテクニカルな区間はないが、大きめの石が沢山ある区間やぼこぼことした凹凸の激しいところもあり、パンクには要注意だった。
スタートはそこそこ上手くいき5番手でオフロードに切り替わる区間に進入した。後ろから落車音が聞こえたのでスタートが上手くいったことにホッとした。
2周目も5番手で突入したがシクロでは珍しく人数が多い集団だった。4周目ともなる頃には先頭パックは6人となっていた。後半に向けて少しづつ前に上がっていたが残り3周回のグランド区間でペースが上がり3番手につけこのまま表彰台が狙えると思った矢先に落車。
立て直しに時間がかかり遅れた。また先頭パックに追いつこうとしたが打ち付けたところが痛く、集中も切れかかってしまった。
後ろから1人に追いつかれ、前の1人を捕まえ3人になったがラスト周回のピットあたりでついていけなくなり、結果8位となった。
残り3周までは先頭パックにも残れて、表彰台も狙えるところで走っていたのにチャンスを逃してしまった。特に難しい区間も無いコースでの落車で、自分の下手さを痛感した。次の幕張はさらにハイレベルになるので、時間も無いですが少しでも改善していこうと思います

唐見 実世子レポート

ロードシーズンが終わり、シクロクロスシーズンへの移行後初戦。
いきなりUCIレースという事もあり、シクロクロスに順応できるかどうかの不安とドロドロやガタガタ道に対するワクワクした気持ちが入り混じった感じでレース当日を迎えた。
昨年大雨で泥やぬかるみの処理が大変だった思い出があるが、今年は完全ドライ。ただ、路面の凸凹が激しく、自転車をどうやって前に進ませればよいのか分からない状況だった。
コース試走を終え、13時、定刻通りレーススタート。
とても苦手なスタートだったが、練習ではそれなりにクリートキャッチも上手くできるようになっていたのでスタートに関してはそこまで不安を抱える事なく、スタートラインにたった。
そしてレースがスタート。
だが、今回のレースは思った以上にクリートキャッチに手こずってしまい、完全に最後尾まで下がってしまった。
だが、アスファルトの直線が長かった事もあり、先頭集団の後ろから三番手くらいまで上がる事ができた。このまま何事もなく広い道までいけばいいな、と願いつつ女子にとって今回の一番の難所?である忍者返しのセクションへ。
やはりそこで落車が発生してしまってダムができ、少しずつ広がっていた先頭との差が決定的な差まで広がってしまう。
その後の狭い道で前を行く選手をかわす事は出来ず、広い道まで出た頃には前を行く選手の姿は遥かかなた。
かなりのショックを受けるが、とにかく走り続けるしかない。
1周目を完了する頃には、ようやく前を走る4位の選手の姿が近くに見えるようになる。後ろに2人の選手がついているのは分かっていたが、前を行く選手をキャッチする事しか頭にないので、気にしない。
2周目を完了する頃には、3位の選手の背中が見えるようになる。そうやって、一人ずつキャッチしては前を追う作業を繰り返すが、ラスト2周を迎えるころには、力がなくなっている自分もいた。その頃には2位確定のポジションになっていたが、前の選手だってパンクするかもしれない。それに、スタートで決定的なミスを犯してしまった自分へのいら立ちもあり、とにかく足を休める事なく踏み続けた。
最終周回は完全に力尽き、一時は20秒台まで縮めた差も40秒台まで広げられてしまってゴール。
今回は勝負に絡んでいないので、自分としては何の評価もなく、表彰台に乗れたという結果だけが残った。せっかく強い選手達とレースができるチャンスだったのに。。。
毎年の事ながらクリートキャッチについて不安を抱えつつのシーズンインとなるが、今回のようにレースができるだけの最低限の実力がありながら、レースに参加できないというのは、悔しい事であり、残念でならない。それに、その他の選手にも少なからず迷惑をかけてしまっている事になる。ロードのクリートなら、どのような状況でもペダルが360度どこにあろうがキャッチできるのだが、シクロクロスの自転車だとなかなかうまくいかない。
シクロクロスに割く時間は限られているけれど、今回ばかりはかなりショックを受けてしまったので、シクロクロスの基本動作(クリートの脱着、シケイン越えなどを含めて。)をもう一度見直して、隙間時間を見つけて、それらに取り組んでいきたいとおもいました。
応援してくださった皆さん、いつも支えて下さるスタッフの皆さんには申し訳ない思いで一杯です。まずは、次のレースに向けて自分なりの努力をしてみます。

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