弱虫ペダルサイクリングチーム

レースレポート

2016 ジャパンカップ オープンレース

大会名 

2016 ジャパンカップ オープンレース

開催日

2016年10月22日(土)

結果

E1 岡 篤志:優勝, 織田 聖:14位, 前田 公平:(FAD)32位

F 唐見 実世子:3位

使用機材等
フレーム            :KUOTA KOM
タイヤ・チューブ      :Panaracer Race Evo3 Series
クランクセット       :ROTOR 3D+ IN POWER
チェーン            :KMC X11SL
サイクルメーター     :GARMIN Edge520J
ブラケット フード部   :OUTER TOP SHAKES HOOD
ウェア              :Champion system
アンダーウェア      :CRAFT
ヘルメット           :MET リヴァーレHES
ケミカル            :和光ケミカル
サプリメント        :グリコ パワープロダクション
日焼け止めローション  :Aggressive Design Top Athlete Sun Protect
クレンジングオイル    :Aggressive Design Waterproof Cleansing Oil

 

 

岡 篤志レポート

今年もジャパンカップは2組に分けられ、U23Juniorと、それ以外に分けられた。

今シーズンで、全日本の次に目標としていたこのレース。メンバー的にも学連の選手はほぼフルメンバーで、JPTで走っている選手、ジュニアの強化選手など、濃いメンバー。

このためにしっかり準備をしたが、魚沼のレースで風邪をひき、少し不安の残る状態でのレースとなってしまった。

コースは昨年から5㎞ほど短縮し110.3㎞を7周する72㎞。鶴カントリーの激坂がなくなったが、平坦区間の割合も減ったため、以前のコースよりも逃げに有利なコースと感じた。

チームからは前田選手と織田選手が出走するが、今回は個人の結果を重視する方針で、特に作戦会議は行わなかった。

自分の理想の展開としては、少人数に絞ってから最終周の古賀志林道の登りでアタックして逃げ切ること(理想は)。鹿屋の黒枝選手をはじめ、スプリントで敵わない選手は振り落とさなければいけない・・・。

前半から動く可能性もあるので、最前列に位置取りレーススタート。

すぐに登りが始まり、イタリアのチームで走る小野選手がアタック。自分はまだ脚が回らず、集団待機。このままの脚だったら終わるなぁと思いながら、復活を願う。

集団は一つになり、2周目へ。今度は徳田優選手が登りでペースを上げ始めたので、慌てて前へ。すると3番手辺りの選手から千切れ始め、後ろも辛そうだったのでブリッジ。下りを先頭で下り、逃げを決めに行く!

徳田選手、野本選手を含む6人の逃げが決まった。途中で日体大がドロップし、5人に。3周目に入り、後ろを見ると10人近い追走が迫っていたが、チームメイトは見えないのでそのまま踏んで登る。頂上でシエルボの岸選手と高校生1人が合流し、7人に。

追う必要がある有力所はEQADSと日大等があったが、こちらも2列ローテ式で全員が協調し、2回あるスプリント賞も誰一人スプリントせずに、逃げ切りを目指して回す。

おかげでタイム差は1分を超え、決定打に。

自分の脚もすっかり復活し、登りでも余裕を感じた。脅威となりそうなのは徳田選手と、先週の南魚沼(JPT)で9位に入って調子を上げている岸選手。

他の選手は表情を見る限り、登りで引き離せる自信があった。

ラスト2周の古賀志、KOM付近で樋口選手がアタック。他の選手の状態を確認するため、自分も便乗していく。しかし誰も遅れずに下りへ。

途中のコーナーで小石を踏んでしまい、フロントタイヤが流れて死ぬかと思ったが、奇跡のリカバリーで生還。遅れを取り戻すべく攻めて下ったところ、樋口選手と2人に。

「行っちゃう?」と目を合わせ、いざ2人逃げ開始!

しかし後ろも踏んできて、差が開かないので戻ることに。

そしていよいよラスト1周、最後の登りが始まる。

登りに強い徳田選手が、ここでアタック!自分も同時に踏んでピッタリ付く。

予想以上に徳田選手は足を残しており、中々ペースが落ちず、かなりキツイ!

しかし後ろも離れており、バラバラ。ようやくペースが落ちたところで前に出て踏むと、徳田選手が遅れた!

下りでは徳田選手を引き離せる自信があったのと、平坦が追い風だったこともあり、そのまま逃げ切りを目指して踏んでいく。

KOMを僅かな差で越え下りに入り、うまく差を広げることができた。その後の平坦区間は差が広がらず、安心はできなかったが、必死に踏んだことで最後は余裕をもってゴールへ。沢山の観客の中で、最高な形で勝つことができた。

完走者18人と非常に厳しいレースができたことで、2組目よりも4分以上早いタイムで総合も勝つことができた。

メディアでも発表があった通り、来期は宇都宮ブリッツェンに移籍することになりました。大事な発表の日ということもあり、絶対に勝つという思いが結果につながったと思います。

これまでサポートいただいたスポンサー企業様には感謝の気持ちでいっぱいです。

最終戦の幕張まで、精一杯頑張ります。

ありがとうございました。

 

織田 聖レポート

いつも通り、前々で走ることを心がけた。

1周目は先頭集団で走ることができましたが、2周目の逃げに乗ることができず。

少ししたら追走集団ができ、それに乗ることができた。しかし、あまりペースも上がらず逃げ集団とはすごく離れてしまった。

最終周の古賀志林道で脚が攣ってしまいその追走集団から遅れる。一緒に千切れた選手と回して追いつこうと試みたが追いつかず。

結果 14位。

たくさんの応援、サポートありがとうございました。

学連の選手達と走ることができて楽しかったです。実業団とはまた違う雰囲気でした。

次のロードレースは全日本選手権。もちろんタイトル狙っています。

応援よろしくお願いします

 

前田 公平レポート

 初参加のジャパンカップ。学連選手が多く出場しており、どんなレースになるか全く予想がつかない。

 スタート位置が悪く、埋もれてしまう。様子見もかねて先頭の見える中盤より少し前ほどで位置で走る。この位置が全てを決定づけてしまった。1周目の下りで、少し前でいきなりの中切れ。コーナーの続く下りではなかなかパッシングできず、1周目なので人数も多い。そんなにクイックには動けない。どこか壊れているのではと疑いたくなるペースで下りで蓋をされ、追い抜けたころには集団ははるか先。なんとか追いつくために平坦区間を踏む。なぜか回してくれる人が居らず、なんとか追いつくものの、かなりキツイ状態で登りに入ってしまい戦線離脱。遅れたメンバーでペースを上げたいが、あまり奇麗には回らずペースも上がらず。こぼれてきた選手を吸収しつつ走るも最終的にはFAD。あらゆる面で自分の未熟さを痛感させられた。

 いいとこなしで終わってしまったので、また練習してレベルアップしていきます。

 

唐見 実世子レポート

 何年か振りのジャパンカップ。このレースはキツイ上りがあるものの平坦も長く、女子のレースは距離も短いという事もあり、良い思い出がない。また今年は3月に行われた西日本チャレンジ以外はJBCFのレースしか走っていないので、勝手が違う事もあり、難しいレースになるであろう事が予想された。反面、全く走った事のない選手とレースをさせてもらう事に関しては、楽しみでもあった。

 レースは有名な古賀志林道の上り1㎞を含む110.8kmのコースを3周回、計32.4kmで争われた。前日、試走をしてコースを思い出し、シュミレーションもばっちり。ただ、上りが1㎞と短く、パワーが必要であるという事と、距離が短いという事が非常に気になった。

 レースがスタートしてすぐ、古賀志林道が始まった。いきなり始まる上りは、身体がびっくりしてしまって、思うように動かない。上りの頂上付近で千切れてしまい、下ってからの平坦区間を2人で追走し、すぐに追いついた。私達の後ろにも集団がいて、結局20人前後の集団になった。

 そこから2回目の古賀志林道までは、サイクリング。平坦区間でアタックしても決まらないと思った。また、その地点で、勝負は3回目上りに持ち越されるだろうと思った。

 2回目の古賀志林道。やはりペースアップして上る。しかし、決定的な速さではなく、10人弱程度で登り切った。その後の下りと平坦で、何人かの選手に追いつかれ、依然として集団は大きめ。さらに良くない事に私自身、上りで攻撃を仕掛けるほどの余裕がない。

 3回目の上りは下からペースが速い。しかし、人数を絞るほどの速さではなく7人で登り切った。下りきってからの平坦で先頭交代を促し、そのままゴールまで持ち込もうとするも、田町交差点を過ぎたあたりでいつの間にか人数が増えて9人になっていた。そこからゴールまではいくつかのアタックはあるものの、決定づけるようなものではなく、ラスト500mを過ぎたあたりからスプリント体制。しかしながら、思うように位置どる事が出来ず9番手からの勝負となってしまった。何回かの中切れにあい、3番手の選手に届くころにはすでに12位の選手はゴールへ。3番の選手は何とか差し込む事ができて、3位入賞は果たす事ができた。

 今回のレースは力不足もあって、自分の展開に持って行くことが出来なかった。レースは本当に難しい。たくさんの課題が残るレースになってしまった。これで、ほぼロードシーズンは終わりとなったが、今シーズン一年の反省点が来年までに克服できるように、寒い冬も頑張ってトレーニングしていこうと思った。

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