第1回 JBCF 幕張新都心クリテリウム
大会名
第1回 JBCF 幕張新都心クリテリウムJET第42戦【最終戦】/JFT第42戦【最終戦】
開催日
2016年11月5日(土)
結果
E1 岡 篤志:優勝, 前田 公平:7位, 大場 政登志:DNF, 長塚 寿生:DNF, 西島 優太郎:DNF
F 唐見 実世子:3位
岡 篤志レポート
長かった今シーズンもいよいよ最終戦。
このチームで走る最後のレースということで、有終の美を飾りたいところ。
コースは1周810mを35周する28㎞。
凸のような形をしたコースで、かなりテクニカルな区間や、車の減速用段差などがあり、自転車の扱い技術なども求められるコース。
今回の作戦は、いつも通り、競輪選手を筆頭にスプリンターを最後まで残さずに厳しい展開を作り、あわよくば独走で優勝したい。
そしてレーススタート。
位置を下げるときついコースなので、10番手以内で様子を伺う。
するとLinkTOHOKUの半澤選手がアタックし飛び出す。誰も追わなかったので、一気にもがいて追いつく。後ろから更に前田選手らも合流し、付いてきた数名が合わさり早くも8人の先頭集団に。
牽制もなくローテを回したこのグループは差を広げ、後ろのグループは全員が足切りされる形となる。
警戒していたスプリンターはいなくなったので、あとは皆が疲れたころを見計らいアタックするのみ!
そしてラスト10周、決めていたタイミングでいざアタック!
1周一人で走ったところで後ろから、さいたまプロジェクトの吉田選手が合流。2人逃げが決まった。
ラスト周まで牽制やアタックはしない協定を結び、順調に差を広げる。
16秒差に開きいよいよ最終周、スプリントの駆け引きが始まる。
残り半周あたりで自分が前だったので、交代を要求するが当然出ない。なので少しブレーキをかけると、今度は吉田選手が仕掛けてくる!しかしピッタリついたのですぐに踏み止め、牽制した状態でラスト300m。最終コーナーからゴールまでは200m程、もがき切れる距離!
コーナーの手前からスプリントを開始し、一気に前に出る!
スプリントの感覚も良く、ストレートは1100Wを下回らずに踏み切ることができ、そのまま逃げ切ることができた。
最終戦を気持ちよく終わることができて良かったです。
しかしこれに甘んじることなく、課題も沢山見つかっているので、来季に向けてこれから全力で準備していきたいと思います。
今年1年、本当にありがとうございました。
今後とも応援、ご指導のほどよろしくお願いいたします。
前田 公平レポート
MTB、CXと続いていたので久しぶりのJBCF。気付けば最終戦。コースは810m/lapで某コンビニの牛乳缶のようなコース。段差やコーナーがあり短いながらにテクニックが求められるコース。また、コーナーの立ち上がりに踏みなおしで集団は縦に伸びることが予想され、前に位置することが絶対条件。試走では砂の浮き具合、マンホールの位置、ギャップの深さ、落車ポイント、ライン取り(差のでそうなコーナーはパッシング含め複数パターン)をチェック。
チームメイトの活躍により、オフロード種目の参戦により参戦数の少ない僕はいつも最前列スタート。ありがたい。ロードペダルのキャッチが下手なので、今回はスタンディングスタートで最初からペダルを嵌めた状態にした。柵をつかむスタートの応用。無事に埋もれることなくスタート。
予想通りコーナーの立ち上がりで集団は縦に伸びていた。また、コーナリングスキルの差による中切れも多発していた。コーナーが危なっかしい選手を早めに見極め、前に入れないようにし展開していく。コースが短いことから脚切りもシビアでサバイバルなレース展開。縁石程度のギャップ、コーナー、踏みなおしは、オフロード選手である僕には、いつものクリテリウムより走りやすかった。
早々にレースは先頭にいた8人のみとなった。岡選手が中盤にアタックのタイミングを伺うような動きをみせたので、自分が先頭でしっかり引く。残り1/3を切ったところで岡選手がアタック。サイタマサイクルプロジェクトの吉田選手が単騎で追い、自分も乗っかるか迷ったが、他を連れて行ってはただの味方潰しで終わってしまう。夜のスターライトクロスもあるので残りは集団の後ろで流し、スプリントも見送り7位でフィニッシュ。
今季は岡選手が勝利を量産してくれたが来季はそういうわけにはいかない。今年1シーズン、ロードレースをいろいろと教えてもらったので、来季は絶対的なエースがいなくてもチームで勝利をつかんでいきたい。
1年間ありがとうございました。来年もよろしくお願いします。
大場 政登志レポート
気がつけば最終戦です。
結果から言うとDNF。泣いても泣いても泣きれないくらいです。試走をしてコースをちゃんと確かめたにもかかわらず1周目、先頭から2番手でコーナーを抜けようとしたらラインを間違えてスッテンコロリン。素っ頓狂な顔をしながら地に落ちました。一昨年のいわきクリテ以来の落車でした。アスファルトは硬かったです。シーズン最終戦、みんなと走れる最後のレースを自らのミスで台無しにしてしまいました。転んだ後は隅に転がり選手の皆様にご迷惑をかけないように気をつけて。身体は骨が折れてなかったのですぐに起き上りバイクも壊れて無さそうだったので再乗車。ニュートラルを使うって案もありましたが、ニュートラルなんて使ってたら最後尾に回されてレースどころじゃないと考え慌てて乗りました。
今まで飛び降りる練習は学生時代にタンデムで嫌になる程やりましたが、飛び乗る練習はほとんどやったことなかったのになぜか出来てしまい結構スムーズに再発進することができました。
どうにか前へ前へと思い踏み踏みしていましたが、しかし時すでに遅しでした。前から降ってくる選手をパスするのに無駄に時間と金、ではなく脚を使ってしまい先頭からドンドン離されていき結局、途中で降ろされてDNFになってしまいました。1年間力不足の私を支えていただき感謝しても感謝しきれません。皆様の支えなくしてはここまでやれませんでした。本当にありがとうございました。
長塚 寿生レポート
シーズンを通して成績に波がある自分に対して、安定して成績を残し続けるチームメイト。その中で様々のことを学ぶことが出来た今シーズンも、今回の幕張クリテリウムをもって幕を閉じることになる。
最後の舞台である幕張のコースは、「見て頂いている方には楽しめるコース」。その一方で走っている選手には、結果が表すように「サバイバルレース」になるコースであった。集団の前から10番手よりも後方に下がったら最後、集団の先頭に出ることは難しくなるであろう…。
レースがスタートし、クリートが入らないという初歩的ミスを犯してしまい、せっかくの先頭スタートから、5番手ほど後方に下がってしまい、すぐに起きた落車の影響で車間が開いてしまう。
結果から言えばこの時点で私のレースは終わってしまった。何度も追い付きを試みるが加速する度にコーナーが現れ、インターバルの繰り返しに。やがて周回と共にタイムアウトになりDNFとなってしまった。
敗因としては、単純なミスの繰り返しが、結果として取り返しのつかない差に繋がってしまったのだろう。何とも後味の悪い最終戦になってしまった。
とはいえ、また日が経てば新しいシーズンもやってくる。来シーズンは何度か、この場で書いているが「勝負の年」だと考えている。他の選手はシクロでも大きな活躍を見せているが、私にはロードしかないのだ。その分来シーズンに向けて人一倍練習に取り組む必要があるであろう。
一年間、多くの応援、サポート本当にありがとうございました。
これからも新しいシーズンで、さらに良い結果が残せるよう切磋琢磨していく次第です。今後も応援よろしくお願い致します。
西島 優太郎レポート
810m×35周のクリテリウム。事前情報よりもはるかにテクニカルで2か所のS字クランク、暴走族対策用の凹凸、細く短いストレートが集団を常に一列棒状にしつづけた。マスドスタート直後にS字クランクがあるがクリートキャッチをミス。最前列スタートのアドバンテージは早くも失われ、あとはひたすら我慢の展開。クランクで減速、凹凸でスピードを上げられず多発する中切れに脚を使わされる。結局半ばに足切りの宣告。完走者はわずか8名というレースだった。長いシーズンの締めくくりがDNF。最後まで自分の力不足を目の当たりにする結果だった。
唐見 実世子レポート
長いようで短かったロードシーズンもこれが最終戦。自分らしい走りをして優勝して終わりたいところ。スターライトクロスの会場の準備などで試走が出来ないので、チームメイトからの情報でコースを把握。
テクニカルなコーナーを含む1周810メートの小さい周回をグルグルと回る観客にとっても選手にとっても面白いクリテリウムだが、女子は参加人数も少ないので少し面白味に欠けるかな。。。
レースが始まってすぐのタイミングでライブガーデンの伊藤選手が勢いよくスタートアタック。少し様子を見るも、集団に吸収されてしまう。私としては、早めにアタックして少人数に絞りたいという気持ちと他の選手の意思がよくわからない部分があったので何度か揺さぶりをいれてみるが、スプリンターである吉川選手以外の選手の考えが分からない。
中途半端なアタックしか出来ず、ラスト3周。それでも4人まで絞られている。そこから攻撃を仕掛けたが思うように決まらず、ゴールスプリントに持ち込まれる。3番手からのラストコーナー。スプリント合戦が始まるも吉川選手に付き切れしてしまって、全く良いところがなくレース終了。
これからは本格的にシクロクロスシーズンに突入します。
今シーズンから選手として復帰させてもらったものの、フィジカル的な事、メンタル的な事、テク二カル的な事、全てにおいて中途半端な部分が多かったので、来シーズンまでに修正して、より良い形で2017ロードシーズンが迎えられるように努力して参ります。
2016シーズンを支えてくださったすべての皆さま、本当にありがとうございました。来シーズンもどうかよろしくお願いいたします。