弱虫ペダルサイクリングチーム

レースレポート

第9回JBCF輪島ロードレース(第50回JBCF経済大臣旗ロードチャンピオンシップ)

大会名

第9回JBCF輪島ロードレース(第50回JBCF経済大臣旗ロードチャンピオンシップ)

開催日

2016年10月9日(日)

結果

E1 岡 篤志:2位,織田 聖:5位,長塚 寿生:28位,西島 優太郎:43位

F 唐見 実世子:3位

使用機材等
フレーム            :KUOTA KOM
タイヤ・チューブ      :Panaracer Race Evo3 Series
クランクセット       :ROTOR 3D+ IN POWER
チェーン            :KMC X11SL
サイクルメーター     :GARMIN Edge520J
ブラケット フード部   :OUTER TOP SHAKES HOOD
ウェア              :Champion system
アンダーウェア      :CRAFT
ヘルメット           :MET リヴァーレHES
ケミカル            :和光ケミカル
サプリメント        :グリコ パワープロダクション
日焼け止めローション  :Aggressive Design Top Athlete Sun Protect
クレンジングオイル    :Aggressive Design Waterproof Cleansing Oil

 

 

岡 篤志レポート

前回のレースから2週間あき、大分落としてしまった調子も8割方戻すことができた。そんな今回のレースは登りが厳しいことで知られる石川県の輪島ロードレース2.7km登って下りもテクニカル、その後1.5kmの登りがあり、1周12.6km×4の50km。厳しいコースではあるが、下って平坦ゴールなので、小集団スプリントになる事も多い。

今回の作戦は、登りに強い長塚選手に前半から逃げて貰い、上手く温存してから後半自分と織田選手も勝負する感じ。

そしてレーススタート。

まずは最初に西島選手に動いて貰うが、ウォークライドの選手がさらに飛び出した形で、それを長塚選手と西島選手が追う展開。調子が悪かったと言う長塚選手もそのまま戻って来たので、代わりにアタックして追いつく。山岳賞があったので先頭で通過し下りへ。雨上がりで路面が濡れていた事もあり、慎重に下るが後ろが来ない。

下り切ってタイム差15秒と伝えられ、1人逃げになってしまう。調子が良ければこのまま行きたいところだが、脚に力が入らない感じだったので集団に戻る。この時点で集団は20人程で、チームメイトは織田選手が残っている。

次の登りはヒルクライム専門家の選手が主に集団を牽く形で進む。今回のレースは元BSアンカーの寺崎選手やフランスで活動中の中村圭介選手(ボンシャンス)など、今までに無い濃さなので警戒しながら走る。ペース的には速くないが、1人になると集団で追われるので、もう少し集団の人数が減るのを待つ。

しかし思いの外減らずに8人で最終周回に。伊吹山と栂池のヒルクライムで優勝している中村選手(SEKIYA)がペースを上げる中、寺崎選手が苦しそうな素振りを見せたので、満を持してアタック!中村選手が付いて来たので、2人で頂上を超える。

しかし寺崎選手も粘りの走りで、下り切った所で追い付かれる。2個目の登りに入り、もう一度アタック!

しかし今度は寺崎選手がピッタリ付いて来て離れない。スプリントにしたい寺崎選手は前に出ないので、再び3人に。後ろは30秒離れ、このメンバーでの勝負。今度は車間を開けてからスピード差を付けてアタック!これも付いて来られるが、諦めるまで踏んでやろうと踏む!しかし向かい風もあり振り切る事が出来ず、脚が止まる。

結局牽制で楽な展開で下りに入ってしまい、最後の平坦でゴールへ。寺崎選手は自分の番手を譲らず、ブレーキをかけても前に出ない。そうこうしている間に中村選手が逃げる形になり、我慢比べに負けた自分が先に踏んで吸収。そしてゴールスプリント、中村選手、自分、寺崎選手の順でラスト200m、寺崎選手が踏んだのに合わせてスプリント開始!しかし反応が一瞬遅れた自分が少し後ろの状況で並走が続く。ギアが軽過ぎたミスもあり、伸びないまま痛恨の敗北。

スプリント力の無さと、登りの弱さ、展開力の無さと全てが悔しい。しかし寺崎選手は昔から尊敬する先輩なので、久々に勝負できて楽しかった。

シーズンも残り少ないので、もう一踏ん張りしたいと思います。ありがとうございました。

 

織田 聖レポート

ほぼアップダウンのコース。1周12キロで3キロの登りと1,5キロの登りがあった。

3キロの登りは勾配がきつく、1,5キロの登りはゆるかった。

スタートはローリング。3キロの登りの途中からレース開始。今回は、たんたんとついて行くことを意識した。登りは苦手で嫌いなので何も考えずにとりあえずついていく。1周目、2周目はついていくことができた。しかし3周目に少し離されてしまった。でも下りで追いつくことができ集団復帰。4周目は「ラスト、ラスト」と自分に言い聞かせながらついていくことができた。最終周の4周目の集団人数は8人。3キロの登りで7人になり、その中で篤志選手を含む3人と自分を含む4人に分かれるサバイバルレースとなった。最後の最後まで4人のままでゴールスプリントとなり早掛け。上手く利用され1人にさされた。

たくさんの応援、サポートありがとうございました。

 

長塚 寿生レポート

今シーズンも終わりに近づくなか、石川県輪島市で行われた今回のレース。

このコースは初めて走るが、事前に情報を集めて試走をしたことで全体像を把握しスタートに向かうことが出来た。

レースがスタートする。スタート後すぐに登りに入り、その途中からリアルスタート。リアルスタート直後に飛び出す選手が現れ、すぐさま追いかけるが……体が思うように動かない。そのまま宙ぶらりんになってしまい集団に一旦戻るが、その集団のペースにすら対応できずに離されてしまう。

山岳賞を通過するころには、集団は下りに入ってしまい私は一人に。自分でも、自分の体とは思えないほど動かず、何とか下りきり集団から落ちてくる選手を見つけては、一緒に回していき、何とか完走だけはすることが出来た。

不調には、何らかの原因があるはずだ。精神的な面もあるだろうし、身体的な理由も考えられる。

私は今まで、これだけのレースを続けて出たことがなかったので、疲れが蓄積されているのかもしれない。しかし練習においては、特別な疲労を感じた事もなければ、今回のような状況に陥ったこともない。

急に変更した機材の影響とも考えられるが、多少なりとも影響したにせよ、ここまで顕著には表れないだろう。

100%確実な原因は分からないにせよ、練習の間にでも少し体と向き合ってみたいと思う。

だが改めて、このように考えると連戦安定した走りを見せ、リーダージャージを守り続けている岡選手や唐見選手が、いかに凄いかというのが身に染みて分かる。プレッシャーも相当だろうが、それに応えるメンタルも相当なものだろう。

このような環境で走れることに感謝し、この不調をどうにか突破していかなくてはならないと感じている。

これからも、よろしくお願い致します。

 

西島 優太郎レポート

厳しい登りのコースと現在の調子で最後まで勝負するのは難しいと判断し、チームで話し合った結果ファーストアタックから展開を作る役目を担った。号砲から200メートル後には3㎞9%の登りが始まる。先導バイクのすぐ後ろでローリングを終えリアルスタートとともにアタック。同じことを考えていたであろう先行するウォークライドの選手を長塚選手と追う形で展開したがKOMを前に集団に飲み込まれてしまいズルズルと後退。そのあとは遅れた選手たちとゴールを目指すだけの走りになった。夏から調子を崩しチームに貢献できない走りが続いている。参加するのは残り3レース、少しでも存在感を示せるようできることを積み重ねていきます。

 

唐見 実世子レポート

輪島ロードレースのコースは私にとって初めてのコースだったが、アップダウンの連続で、得意なコースレイアウト。

シーズン終盤という事もあり、10月に入ってからは体調やメンタルの管理が難しくなってきているが、当然、優勝を意識して挑んだ。

レースがスタートしてすぐに上り区間が始まった。先頭で登り続ける。後ろを一度も振り向かなかった。最初の上りは全開で登ろうと思った。1㎞過ぎたあたりで一杯になるのが分かったが、とにかく前を走り続けた。2㎞過ぎたあたりで、二人の選手が前に出始めた。そこで3人になった事が分かったが、同時に全く身体が動かなくなっているのもわかった。

山岳賞手前で二人においていかれてそこからゴールまではずっと一人旅。

まさかの失態だった。

今回のレースは古巣の石川県で行われた事もあり、たくさんの温かい応援を頂きました。結果でお応えできなかった事が本当に残念で情けないです。

来週までにどこまで戻るかどうか分かりませんが、幕張の千秋楽まで、恥ずかしい走りをしないように、もう一度切り替えていこうと思います。

これからも応援よろしくお願い致します。

 

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