JET第25戦/JFT第26戦 第8回みやだクリテリウム
大会名
JET第25戦/JFT第26戦 第8回みやだクリテリウム
開催日
2016年8月7日(日)
結果
E1 大場 政登志:優勝,岡 篤志 :2位,前田 公平:4位,西島 優太郎:31位,長塚 寿生 :34位
JYT 織田 聖:2位
F 唐見 実世子:2位
大場 政登志レポート
予選・決勝と2回走るタイプのクリテリウム。
予選は西島選手と同組。アップ時に昨日のダメージを感じ、何があっても確実に予選通過するために無い脚を惜しみなく使い危なげなく通過できました。
決勝では暑すぎて一度心拍を上げてしまったらなかなか下がらず次の展開に対応するのが厳しいかもしれないと言う噂を耳にしたので体にかけるためにボトルに水を一杯に入れて走りました。
スタート後すぐに、長塚選手が2名を引き連れてアタック。集団は小康状態。2周目に岡選手が動いてくれたのですが集団が活性化してしまいうまく決まらず。カウンターで自ら動いてみたらLINKTOUHOKUの渡邊選手も動いてくれたのですがまさかの周回賞のための動きでした。そのため早々に吸収され、3周目に岡選手がすかさずカウンターアタック。ここからはいつも通り勝ってくれると思ったので集団の中で休ませてもらいつつ前でゴールすることを考えていましたが岡選手が5周目にまさかの失速。吸収の瞬間に集団全体が安心したのと暑さでバテテきているのを感じたので今なら、と思い動いてはみたものの、またもや周回賞狙いの選手と動きが重なってしまい、中途半端な動きとなってしまいました。それなら6周目にもう一度動いたら決まるのではなかかろうかと、下り基調のところで少しペースアップを試みたところ、1人で抜け出しに成功。独走では厳しいと思ったのですが私を1人で逃がした事を集団にいる他チームに後悔させてやろうと思い最終周の残り半周くらいまで全力で漕いた。ゴールまで残りわずかだったが、集団が近づいて来ているのが見えたので、少し抜き気味で次の展開を考えながら走っていたが、チームメイトのおかげで最後まで追い付かれずに勝つことが出来ました。猛暑で有名な埼玉県出身のおかげで他の選手より暑い中での走行が慣れていたのかもしれません。ご先祖様にも感謝です。以上です。
岡 篤志レポート
宮田ヒルクライムの翌日は、宮田クリテリウム。予選と決勝があり、2組に分かれて25人ずつが決勝に上がる。コースは1周3.2km、直角コーナーが10箇所近くあり、短い登りもあるパワーのいるコース。
予選は4周で争われ、同組は長塚選手と前田選手。チームでペースを上げ、最終周はチームメイトを後ろに付けて先頭を牽き倒し、無難に3位で通過。
決勝は約5時間後、7周回(22.4km)で行われた。36℃を超える猛暑の中、レースはスタート。
予定通り長塚選手がアタックすると、有力選手を含む3人逃げが決まった。他のチームに追わせる展開にしたかったが、誰も前に上がって来ず、レースになっていない。
仕方なくコーナーを抜けてアタックし、ブリッジ。しかしライバルの渡邊選手(S級競輪選手)を振り切れず、自分も脚を緩めたことで集団にも捕まり振り出しに。
次は大場選手がアタックするも捕まり、カウンターで今度は自分からアタック!松木選手が追ってくるが、全開で踏み引き離す。15秒差に開き、いつもならこのままゴールまでTTという展開だったが、暑さのためかオーバーヒートしてしまい、少しも踏めなくなってしまった。ゴールまで行くのは不可能と感じ、脚を止めて5周目で集団に戻る。
自分は完全に終了した代わりに、大場選手がカウンターアタック!抑えに入り、必死に脚を回復させる。ラスト2kmで10秒差、自分が何もしなければ確実に逃げ切るだろうが、ブリッジしたい気持ちもある。
しかし、もし他選手が脚を残していて、集団を活性化させてはまずいと思い、集団待機。結果的には牽制が入り、大場選手が余裕の逃げ切り。
最後のストレート(約300m)は追い風なので、先行有利。コーナーを立ち上がると同時にスプリントを開始し、集団先頭でフィニッシュ。
☆感想
宮田に来てからあまり体調が良くなく、いつもの走りが出来なかったが、チームとしては1.2.4位と良い結果を残すことが出来た。
暑さ対策やコンディショニングなど課題はあるが、次戦までしばらく空くので、またしっかりトレーニングしていきたい。
ありがとうございました。
前田 公平レポート
3.2km/lapのコースで行われるクリテリウム。直角コーナーと短いアップダウンを含むコース。中盤の連続コーナーは若干シクロクロスに似たところがある。
予選は1組目。岡選手、長塚選手と同じ組。アップの段階から体が重く、キツさを感じていて嫌な予感がしたが的中。全然踏めずにただただ我慢して走ることに。最終周は岡選手のハイペース引き倒しに何とか着いていき7位通過。これに着いてこれたのは15人程だった。
15時より決勝。アップで体を動かしてみるが、負荷を掛けずに脚を回しているだけでもキツい。これはまずいと思い日陰で体を休めた。少しでも回復させたかったが、気温が高く消耗するばかり。
スタートしてすぐに長塚選手を含む3人の逃げができる。周りは完全にお見送り。途中、岡選手がブリッジしようとアタック。要注意選手も一緒にいったことからすぐに踏みやめたようで、一つになる。
大場選手のアタックから、捕まったカウンターで岡選手が単騎で飛び出す。集団の抑えに入りたいが、全く踏めず、きつくて付き切れ寸前で大場選手に任せっきりになってしまった。ここで千切れてしまったら、ただの役立たずで終わってしまうので、コーナーの続くところでは、立ち上がりの加速重視のコーナリングで、脚をできるだけ使わないように付く。下りではグレーチングで出来たギャップ、ちょっとした舗装の波打ったところでプッシュしてオフロードのスキルをフル活用。
何とかしてくらいついていると、逃げ切りは不可能と判断したと思われる岡選手が5周目に帰ってきた。そして残り2周で今度は大場選手がアタック。このあたりから、少しづつ体が動きはじめ、集団も追うそぶりを見せないので前に上がっていく。最終周に入ってもペースは上がらない。周回の中盤で牽制が入り、これで大場選手の逃げ切りは確実。牽制が入っているのになぜか位置取り争いが始まる様子もない。こういう展開に身を置いたことがなく戸惑いながらも前方に上がり最終コーナーを抜けてスプリント開始。集団の頭を岡選手が取り2位に、自分は集団の3番で、全体の4位でフィニッシュ。
終始我慢する辛いレース展開となってしまったが、動かないなりにも何とか纏めることができた。次回のレースでは積極的にレースを展開していきたい。
西島 優太郎レポート
昨日に引き続き高温、強い直射日光に苦しめられた一日。クリテリウムとは言うものの起伏がありコーナーからの立ち上がりもきつく集団内でも脚を使わされるコース。予選は大場選手と同組で極力省エネを意識した走り方で通過。決勝はさらに気温が上がりスタート直後からズルズルと番手を下げギャップを埋められないまま集団から千切れてしまう。同じような選手たちとローテを回しながら走り完走。二日続けて結果的にもチームへの貢献としてもただ出走しただけのレースになってしまった。
北海道の大地に産み育ててくれたご先祖様には感謝していますが、普通の人以上に暑さは苦手みたいです。切り替えて秋のロードシーズンに向け練習を積んでいきたいと思います。
長塚 寿生レポート
二日間に分けて行われた宮田ヒルクライム/クリテリウム。
日曜日には、クリテリウムが行われた。予選は2組に分けられ、各予選から25名が決勝進出し、決勝は50名で行われる。
一周は、3.2kmで予選は4周(12.8km)決勝は7周(22.4km)。
コース上には一箇所の登りがあるが、ほとんどは平坦でコーナーが多いコースである。
予選一組目の私は、岡選手・前田選手と同組だ。作戦は特に無いが、決勝進出は絶対である。
レースがスタートし、アップを兼ねて二人で飛び出す。 一緒に飛び出した選手に逃げる意思が無かったようで、1周半ほどで集団に吸収されるが、集団吸収後も先頭をチームメイトで固め、周回を消化しラスト2kmでは集団も25名以下になっていた。 そのまま予選は全員で通過する。
予選から約6時間後に決勝が行われ、予選二組目の大場選手・西島選手も安定した走りで難なく予選を通過し、私達のチームは5人全員での決勝となった。
スプリント勝負に持ち込みたいチームが多く、いかに相手の作戦が崩せるかが鍵となる。私のスプリントは、ゴール前のスプリンター相手では何の役のも立たない為、スタートと同時にアタックする。すぐに二人が追いつき、足並みも揃った3名での逃げを作る。集団とはすぐに20秒弱のタイム差が開く。が、2周を過ぎた登り手前で集団がすぐ後ろに迫っているではないか…正直驚いたがレースは進んでいる。すぐさま集団前方に合流するが、ここで問題が発生する。 身体の一部に変な形で痛みが走り、急に踏めなくなってしまったのだ。
そこから集団を離れ、さらに中切れ集団にもついて行けずに一人宙ぶらりん状態。 正直降りる事も考えたが、完走はしなくては。そこからゴールまでは後ろから来る選手を追いかけながら、なんとか完走をする事ができた。
完走後、大場選手の優勝、チームメイトの入賞を知り「流石だな…」と思いつつ、その一方「自分は何をしてるんだ」と自問自答。 レース後にチームの方に「高強度の練習不足」と言われたが、その通りである。今回の失敗は怪我ではない。その強度をコンスタントにこなす足が無かっただけである。
そんな自分に苛立っていた私を唯一救ってくれたのは、レース後に大場選手がスタートアタックを褒めてくれたことである。私は単純なので言われた言葉は素直に全て受け入れてしまう。そんな私は改めてチームで走れる「ありがたみ」を感じる事ができた。
これから一ヶ月程レースが空くため、休養を取りつつも後半戦を戦う為に調整をしていきたいと考えている。
織田 聖レポート
Yクラスタでの久しぶりのレース。1周3,2kmでちょっとした登りがあり、カーブが多いコース。結構好きな感じのコースだ。
スタートは2列目。前のほうで走ることを意識して走った。
牽いてくれる選手も数えられる位しかいない。「牽け」といっても牽いてくれず、スピードも上がらない。とりあえず、1周目の登りでアタックしてみる。2人の選手がついてきた。回していったけれどすぐに吸収されてしまった。また、サイクリングペースの集団に戻った。そのあとも何回もアタックしてみるが決まらない。
2周目は、周回賞があったのでゴール前はなかなかいいペースだった。自分は2位で通過した。3,4周目はサイクリングペース。5周目の周回賞のときはスプリントをして1位で通過した。6周目はサイクリング。7周目の登りでアタックがありそれに乗って下りで踏んで前に出る。コーナーの立ち上がりで1人の選手が抜け出し誰も追わず慌てて自分で追いましたが、タイミングが遅かったため逃げ切られてしまいました。また、2位。最悪のレースをし、最悪の結果を出した。失敗ばかりで良いところ無しのレースだった。周りが全然見えてないし、集中もできてない。マークもきつかったけどそれを蹴散らす脚が無かった自分の力不足。しっかりと夏休みの期間乗り込んでもっと強くなります。
たくさんの応援、サポートに答えられる走りができず、申し訳ありませんでした。
今回のレースで学ぶことがたくさんあったので、それを活かして次からのレースに臨みたいと思います。
唐見 実世子レポート
今回のコースはクリテリウムとはいえ、1周3.2㎞の起伏に富んだ公道コースなので、比較的逃げが決まりやすい。昨日の優勝は励みにはなったものの、先週の湾岸クリテリウムでも散々な思いをしているので今回は何とかしたいと思い、スタートラインへ。
長野県とはいえ真夏の日差しが厳しく、14時25分競技開始という事もあり、すごく暑い。スタートしてすぐ、左コーナーがあり、そこからは下り。集団が安定するまでは先頭を引き続ける。
引くのをやめていたら、一人の選手がアタック。それに追従するかのようにいくつかのアタックがあった。少ししたら、登りがあるのでそこでペースアップをして、逃げている選手を一気に吸収し、そのまま登り切る。後ろを振り向くと集団は小さくなっている。ほぼほぼ優勝争いが決まってしまったのか、と悟る。
その後は意思疎通のあうパナソニックレディース坂口選手、Live Garden針谷選手と3人で回して、後続との差を決定的なものにする。
2周目終了時には勝負とは関係がないが地元賞があったので、掛け合いになるかと思ったがだれも行かないのでホームストレートを一本引きして、地元賞ゲット。そのまま周回を重ねる。
3周回終了付近で、坂口選手の強烈なアタック。一気に差が広がる。ここからは二人のマッチレースになると思ったので、坂口選手との間合いを見計らって後追い開始。一気に差をつめようとするもなかなか詰める事ができず、焦ってしまい、コーナーリングもうまくいかない。登り区間あたりでようやくキャッチできる目処が立つ。下ってから始まるダラダラ登りで坂口選手をキャッチ。残り1周。あと3㎞で勝負が決まってしまう。呼吸を整えるが、胸が高鳴る。最後の上りでアタックするも、全く離れない。もう完全にゴール勝負になるので、気を取り直して集中力を高める。ホームストレートは番手で進入。右後ろからの強烈な追い風で先行有利ではあったものの、勝てるのではないかという妙な自信はあった。しかし、残り200m切ったあたりで進路選択を誤ってしまい、スプリント勝負をさせてもらえず、2位。
今回のレースもいくつもの勝利への方程式があったにも関わらず、自らの判断ミスで1問も解けずにゴールしてしまった。今日から1か月間、長い夏休みが始まるので9月からのレースで良いスタートが切られるようにもう一度トレーニングをやり直しいこうと思います。どうか今後とも応援よろしくお願いいたします。