弱虫ペダルサイクリングチーム

レースレポート

第56回 JBCF 経済産業大臣旗ロードチャンピオンシップ 兼第11回 JBCF 女子チャンピオンシップ 兼 第7回 JBCF 南魚沼ロードレース

大会名

第56回 JBCF  経済産業大臣旗ロードチャンピオンシップ 兼第11回 JBCF 女子チャンピオンシップ 兼 第7回 JBCF 南魚沼ロードレース

開催日

2022年9月19日(月)

 結果

【JPT】 入部 正太朗 優勝,内田 宇海 4位,香山 飛龍 9位,細川 健太,中島 渉 DNF

【JFT】   唐見 実世子 3位

使用機材等   

フレーム               :AR FRD DISC,AR FRD DISC

ホイール                       :VISION METRON40SL DISC チューブラー

タイヤ・チューブ      :Vittoria Corsa Graphene2.0

サイクルメーター     :WAHOO BOLT,ROAM 

サイクリングウェア        :ekoi

ヘルメット             :OGK AERO-1 CV,IZANAGI

シューズ         :GAERNE カーボンG-STL

ケミカル               :和光ケミカル

サプリメント        :グリコ パワープロダクション

日焼け止めローション  :Aggressive Design Top Athlete Sun Protect 

クレンジングオイル   :Aggressive Design Waterproof Cleansing Oil

バイクスタンド     :リッカルアルミサイクルスタンド

入部 正太朗レポート

自己評価:100点

今日のレースはJPT中で最も格式の高い経済産業大臣旗ロードチャンピオンシップ。

気温もかなり高く爆風の中12km×13 周=156kmで行われた。

このレースはチーム3人の順位得点を合わせた団体総合という成績も存在する。

なのでチームとしては入部、内田、香山の3人を上位に送り込む作戦を立て、中島と細川はサポートに回ってもらった。

レースは序盤からアタック合戦になりチームとしても上手く立ち回る事が出来ていた。

そして序盤の段階で有力チームを含む5人の逃げが出来て僕も乗った。

しかし逃げの足並みが揃わず気付けばマンセボ先生との2人逃げになってしまった。

この時点でまだ残り距離は100km以上。

厳しい展開になりながらも2人でペースを刻んでいたところ、ついに集団に吸収されてしまう。

この時点で残り距離は約80km。

脚もガンガン使っていたし精神的にはかなりキツい状況だったが、集団も既に18人程になっていて香山と内田もしっかりと残っていたので、僕も気合いを入れ直した。

終盤に入り内田がアタックをして逃げたりと、かなり良い動きを見せてくれて僕と香山は余裕を持って立ち回ることが出来た。

その内田のアタックをきっかけに僕も上手く立ち回る事ができてラスト20km地点で内田と僕を含む4人の勝負に絞り込む事に成功した。展開としてはかなり良かった。

そして最後はグリフィン金子選手、シエルブルー白川選手との3人のスプリントになり勝つ事が出来た。

嬉しかった。

素晴らしい動きを見せてくれた内田が4位、しっかり粘った香山が9位で団体総合優勝も獲得し最高の成績を出す事が出来た。

チームとして若手が良い走りをしてくれる事は僕にとっても本当に嬉しい事だし、刺激にもなる。

未来がある若手選手と共にこの後の後半戦もしっかりと成長していきたいと思う。

大会関係者の方々、応援してくださった方々、サポートしてくださった方々、ありがとうございました!

細川 健太レポート

自己評価:50点

12km✖️13周の156kmで行われた経済産業大臣旗。暑く、風が強いというコンディションの中行われた。

今日は、香山くん、内田さん、入部さんの3人をアシストするレースになった。自分は、初めの方は前半戦よりかは動け、チェックに入ったり、繋ぎの動きは多少はできていたと思う。

2周目、入部さんがアタックし、逃げができた。その逃げが決まり、集団は落ち着き、愛三の牽引になった。そして3周目、トンネルの中で金属片のようなものを踏んでしまいパンク、暗くて全く見えなかった。

その後、マヴィックの代車を借り、再出走したが追い付かず、そのままリタイアとなった。前半戦よりかは良い形でこれていただけに、悔しい。

チームとしては、入部さんが優勝、内田さんが4位、香山くんが9位だった。

そして、チーム団体優勝になった。自分は全く貢献できなかったが、次はチームに貢献できるような走りがしたい。

応援ありがとうございました。地域の皆様、スポンサーの方々、レースを支えて下さったGM佐藤さん、マッサーの平川さんありがとうございました。

そして、入部さん優勝おめでとうございます!

内田 宇海レポート

自己評価:90点

天気に恵まれたが暑いコンディションのレースとなった。

序盤から逃げへのチェックに徹していたが入部さん香山に少し負担をかけてしまい中盤の逃げは入部さん一人逃げ集団に行ってしまった。

エースの選手が逃げているのでマトリックスの後ろのポジションをみんなで位置どりした。

入部さんが吸収されたタイミングで自分がカウンターアタックを仕掛けたが誰も来ず集団に戻る。

その後は集団が小さくなっておりアタックなど集団が割れたりしたのを対応した。

残り3周に入る際の中間スプリントを取るためアタックして無事獲得。

その後後ろからきたフィッツの佐藤光と共に逃げる。

残り2周で佐藤光が千切れたので一定ペースで頂上を目指していたら入部さんを含む3人がジャンプしてきた。

4人になり後ろとのタイム差も開き始め逃げ切りが濃厚に。

しかし下りで遅れてしまい自分と金子さんが千切れる。

前に入部さんがいるので金子さんにツキイチで登りに入ったが頂上で遅れてしまう。

ここを耐えれば全然違っていた。反省。

下りのテクニック不足最終局面での実力。

その後は一人で必死に走り4位で完走した。

今までチームに貢献出来ていなかったがここで貢献出来て嬉しい。

しかしまだまだ驕らず上を目指していきたい。

成績としては4位、敢闘賞、中間スプリント

入部さんが優勝 香山が粘り9位に入り

団体優勝!

長時間サポートしていただいたGM、マッサー、唐見さんありがとうございました。

そしてスポンサーの皆様ありがとうございました。

香山 飛龍レポート

自己評価 : 80点 

目標

今回はチームとしても個人としても標準を合わせ狙ってきたレースだった。目標は優勝&総合優勝して経済産業大臣旗を取得する事。

去年は逃げ切りで6位に入ったので、コースレイアウト的にも基本的には逃げを狙っていく。また、台風の影響で気温が非常に高いので事前から体調管理と対策を講じて挑んだ。

展開

逃げが早々に決まり勝敗が決定してしまった去年の展開を意識してか、今年も逃げの動きはスタートから活性化。

数名の飛び出しは勿論、10~15人のグループが先行することもあった。自分たちは常に後手に回る事なく冷静に対処することが出来た。 

結果的にアタック合戦の末に入部選手含む5人程の逃げが先行。タイムギャップは広がり愛三工業の集団コントロールでレースが進む。序盤〜この辺りは特に気温が高く、身体の冷却と補給が物凄く大事な時間となった。

一定したペースで進む集団に対し、先頭からは選手が一人ずつドロップしてくる展開に。その為shimanoも牽引に加わり、逃げとのタイム差が1分に縮まった周を境にペースアップ。自分と内田選手はしっかり対応することが出来たが、中盤のこの周で集団は20名程に絞られた。

後に逃げていた入部選手とも合流し、レース半分の地点で3人しっかり集団に残る形となった。

この集団からは抜け出しを図る動きも多々あったが、内田選手を筆頭にチームとして対応。常に後手を踏まない走りを続けた。

残り4周のタイミングで内田選手がアタックし佐藤選手(フィッツ)と共に先行する。集団の人数もこの頃にはだいぶ減り、15人ほどになっていた。自分としても余裕はなくなり始め、喰らいつくことに集中していた。

残り3周の登りでメイン集団が活性化。入部選手含む強力な選手が先頭の内田選手目掛けて加速し、その後ろの海選手(matrix)、岡本選手(aisan)含む第2集団からも自分はジワジワドロップしてしまう。しか第2集団は一定ペースだった為登り切りで全開で踏み、ギリギリ合流する事に成功。結果的に第1集団とも合流する事に成功した。その後は集団では揺さぶるアタックはあるものの決定的な動きは無くレースは進む。

残り2周のペースアップで集団は完全に分裂。先頭の内田選手と入部選手が生き残り、自分は一番最初にドロップしてしまった。それでも登り切りまで維持できるパワーを全力で維持し、第2集団が見える範囲でプッシュし続ける。

ほんの少しずつ近づいてくる第2集団目指して踏み続けたが、結果的に登り切りでも追いつくことは出来なかった。しかし前のメンバーは明らかに疲弊していたので気持ちを切らさず踏み続けた。結果的にTTが得意である事も味方し3㎞程かけて合流に成功。限界でとてもきつかったがまずは5位争いの権利を手に入れた。

残り1周もペースアップはあったものの、全員が消耗していて決定的なものはなかった。そしてそのまま残り3kmへ。

この集団にはスプリントに長ける岡本選手がいる事とけん制を狙って下り手前でアタック。高いリスクを取らない範囲で攻めたが、けん制は起こらず後ろもしっかり詰めてきたので切り替えてスプリントに備えた。

最後は正直に失敗してしまった。岡本選手が頭を取ることは意識していたが、脚も限界で力を出し切るスプリントが出来なかった。タイミングも自分で行くべきなのに待ちすぎて合わせる形となり今回のレースの反省点の一つとなった。

結果的に9位でフィニッシュ。

チームとしては終始動き続けた入部選手が優勝、積極的な走りをした内田選手が4位で総合優勝が確定した。

考察

まずはクラブチームとして立てた大きな目標が達成できた事は嬉しく思う。佐藤GMの指導をはじめ、自分たちの活動が成果となるのはモチベーションに繋がる。

自分個人としては決して満足できる結果ではないと振り返る。勿論最悪な結果ではないし、今持てる力は100%だした。しかし目指すべきは優勝で、やはり先頭集団にいたかったという気持ちは本音だ。その為にもまだトレーニング、走り方、補給と細かく見直していけると思う。中でも自分としては補給頻度も水をかけて冷却する頻度も満足いっていたが、入部選手と内田選手はもっと多かったようだった。

次は自分が勝つ。改めてそう思えるタフで良いレースだった。

サポートありがとうございました。

中島 渉レポート

自己評価:40点

12km×13lapの156kmで行われた経済産業大臣旗。JPTの中で1番格式が高く、団体の表彰もある。チームの上位3選手の総合ポイントで優勝が決まる。

結果を先に言うと入部選手の優勝、内田選手の4位、香山選手の9位によって輪翔旗を獲得することが出来た。

自分は長丁場のレースになることが確実であったため、今の実力ではかなり厳しい状況であったことは分かっていた。そのため、少しでも前半に動いて3選手のアシストに繋がれば良いと思ってレースに臨んだ。1周目から多くの選手が逃げに乗りたがり、なかなか上手く逃げが決まらない。少し落ち着いたタイミングで入部選手を含んだ5人の逃げができるが、3選手がドロップし2人になった逃げは集団に程なく吸収された。この時点で80kmほどを消化し、2時間が経過していた。インカレの時の気持ちでレースに臨んだが、早くも足に限界が来ていてスタート直後の登りでドロップしてしまった。悔しい気持ちよりも自分の弱さに絶望した。集団の人数は30名ほどで、とてもサバイバルな展開であった。それでも、もっとチームのために役に立ちたかった。

中3日を開けて群馬ロードレースが待っている。また1からベースを築き上げ、結果を残せる実力を身につけたいと思う。

唐見 実世子レポート

自己評価:80点

 8時に会場入り。すでに暑い。12kmダム湖周回を6周回の72kmで争われ、距離への耐性にも不安があった。でもコース内での勝負所はスタート付近からの約2kmの上り区間。女子だと5,6分くらい?それ以外はほとんど平坦で最後一気に下るコースレイアウトなので、仕掛けたい選手が多ければ決まるかもしれないが、鍵を握る選手がたくさんいる訳ではないので、そこまで厳しいレースにはならないだろうと予想した。
暑さがとても苦手になってきている事もあり、また強風が吹いていて、単独になってしまうと不利な状況になると思ったので、とにかく体力温存に心掛けて走ろうと思った。

特に大きな動きはなかったが、下りで離れてしまう選手もいて、自分としては足を温存しやすかったが、同時に力不足も感じていた。
一番厳しかったのは4周回目完了時のポイント周回の時だった。もがく足がなくて置いていかれてしまい、もう終わりかと思った。でも前をいく2名のペースが落ち着いているのが見えたので、山頂のトンネルで追いつけるようにコントロールして踏んで何とか追いついた。その次の周も千切れたが、ペースで踏んでギリギリ追いついた。でも手足の痺れもあって、ゴール勝負に絡むことはできなかった。

明らかにベースという面ではここ数年の中ではよくなっている事は確認できた。でもペースアップに反応するレベルまでは持っていけていなかった。
レースの前半に不整脈が出てしまったり、暑さで手足が浮腫んでしまったり、痺れてしまったり、踏めなくなってしまうという面では、ハンデを背負ってのレースではあったが、最近の中ではうまくコントロールできたと思う。

中3日でまたレースが始まるので、心も体もしっかり休めて、そして今回入った刺激を次のレースに活かせるように過ごしていきたいと思います。

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