第22回 TOUR de 熊野 2022 第1&2ステージ
大会名
第22回 TOUR de 熊野 2022
開催日
2022年5月27日(金)〜29日(日)
結果
第1ステージ :香山 飛龍9位,五十嵐 洸太 33位,入部 正太朗 44位,内田 宇海 69位,中島 渉 76位
岩田 聖矢DNF
第2ステージ : 香山 飛龍41位, 五十嵐 洸太 42位, 入部 正太朗 44位,内田 宇海 45位,中島 渉 63位,
岩田 聖矢 DNS
使用機材等
フレーム :AR FRD DISC,AR FRD DISC
ホイール :VISION METRON40SL DISC チューブラー
タイヤ・チューブ :Vittoria Corsa Graphene2.0
サイクルメーター :WAHOO BOLT,ROAM
サイクリングウェア :ekoi
ヘルメット :OGK AERO-1 CV,IZANAGI
シューズ :GAERNE カーボンG-STL
ケミカル :和光ケミカル
サプリメント :グリコ パワープロダクション
日焼け止めローション :Aggressive Design Top Athlete Sun Protect
クレンジングオイル :Aggressive Design Waterproof Cleansing Oil
バイクスタンド :リッカルアルミサイクルスタンド
入部 正太朗レポート
【第1ステージ】
自己評価: 65点
ツールド熊野が数年ぶりに開幕した。
第1ステージはお馴染みのコースで行われた。
このコースは道が狭かったりインターバルがかかる区間が多々あり、風向きも重要なコース。
集団スプリントや逃げ切り、両方があり得るコースで難しい。
チームとしても前々で積極的にチャレンジする事を意識した。
レースが始まるとアタック合戦が始まるが、お互いを見合っている感じでさほど激しくはない感じだった。
しかし落車等のトラブルも起こりやすいコースなので、逃げにもトライした。
上手く抜け出す事は出来ず、結局6名ほどの逃げグループが出来たが集団もガッチリとスプリンターチームが牽引する形で進む。
終盤に逃げは捕まり集団スプリントになって46位でフィニッシュ。最終的には集団は約50人程になっていた。
今日は落車や危険な箇所が多かった事もありかなり神経を使ったステージとなった。
僕自身はスプリントに絡む事は出来なかったが、チームからは香山が9位でフィニッシュして新人賞ジャージを獲得した。
明日はクイーンステージ。
香山の新人賞をはじめ、僕自身も前に残れるようにチャレンジしていきたい。
スポンサー様、ファンの皆様、大会関係者の皆様、スタッフの方々、ありがとうございました。
【第2ステージ】
自己評価: 50点
今日はツールド熊野第2ステージ。
クイーンステージにふさわしい山岳コースで気温も30度という暑さの中104.5kmで行われた。
レースはスタートしてからすぐに20人程の逃げが先行する。チームからは内田のみが入り僕は乗ることが出来なかった。
完全に失敗したし、飛び乗る勇気もなかった。おまけに調子もイマイチという事もあって全てがマイナス方向に進んでしまった。
逃げの20人は札立峠までに3分40秒程のアドバンテージを得て突入。
後方のメイン集団は案の定ペースアップにより主力クライマー達が前を追いかける形で集団は分断、僕にとっては最悪のパターンで、完全にドロップ。
僕の力では主力クライマー達と一緒に登ってはいけない事は重々承知の上なのに、最初の20人の逃げに乗れなかったのが今日のステージのチャンスを全て失ったに等しく反省点が大き過ぎる内容になってしまった。
ツールド熊野は明日が最終ステージ。
身体はちゃんと動いてくれるだろうか。
ラストステージで全て出し切ります。
スポンサー様、ファンの皆様、大会関係者の皆様、スタッフの方々、ありがとうございました。
中島 渉レポート
【第1ステージ】
自己評価: 70点
コースレイアウトがかなり厳しく、前方で位置取りしないと無駄足を使ってしまうようなコース。
レース前半からアタック合戦が続くも、上り基調の行きは向かい風、下り基調の帰りは追い風と逃げが決まりにくい状況となった。山岳ポイントやスプリントポイントで集団の上げ下げが大きいものの、道の狭い区間でも前方で進入できたことで、中切れなどは起きなかった。中盤にできた5人程の逃げにより集団は落ち着き、周回を重ねて行った。今日は調子もよく、集団スプリントになると思っていたので東京ステージの反省を踏まえて、位置取りをしようと思いましたが、まさかの他チームの選手がバランスを崩し、自分の前輪ホイールに突っ込んでペダルが絡んでしまった。その影響でスポークが折れ、チームカーを呼び復帰するも、追いつくことは出来ずゴールとなってしまった。
チームとしては香山選手が、U23ジャージを獲得した。残り2日、不完全燃焼になってしまった今日を残りのステージでぶつけて行きたいと思う。
暑い中、応援・サポートありがとうございました。
【第2ステージ】
自己評価: 50点
山岳ステージとなっており、足切りタイムも厳しい。千枚田峠と札立て峠のふたつを上手く攻略し、明日に繋げることが重要である。
だがレース序盤にできた30名程の逃げに内田選手しか送り込むことが出来なかった。自分のような登坂能力が低い選手は逃げに乗って前待ちしておくのがベストであるにも関わらず、中途半端な気持ちのせいでチームとして、また自分にとっても大きな後手となってしまった。
そこからの展開はシナリオ通りのようなものとなり、上位人の選手が登りでペースアップし集団は分裂。自分は先頭から大きく遅れ、グルペットでのゴールとなった。
今日はチームとしてU23ジャージも失い、反省が多いレースとなった。
残り1日。少しでもタイム差を縮め、香山選手と五十嵐選手のU23ジャージ奪還を諦めず頑張りたいと思う。
内田 宇海レポート
【第1ステージ】
自己評価: 40点
自分にとって苦手なコースなので位置取りで遅れないよう気をつけて走り逃げにもチャレンジする事を目標にした。
序盤前々で展開し2回ほど逃げへチャレンジ
決まりはしなかったが前々で比較的楽に走れていた中盤から補給が欲しかったがペースが早く取れる状況ではなかった。
残り2周目、チームカーからサコッシュで補給を受け取った。初めてのサコッシュ補給だった。
水やCCD、ゼリーを取り入部さんにボトルを渡したりした。
補給食などをサコッシュから取ろうともたもたしていたら少し集団から遅れてしまい脚を使って戻ってしまった。サコッシュに慣れないといけない。
ラストの折り返しから脚がいっぱいになり始め集団後方までいってしまい、その後トンネルの登りで遅れてしまう。そこからは淡々と踏んでゴール。
膝の痛みが出ないポジションになったがまだ踏み方に慣れておらずTOJ第1ステージほど踏めていなかった。早く順応したい。
レースに帯同して下さっているGM、マッサー、メカニックありがとうございます。
【第2ステージ】
自己評価:50 点
アンダーの総合からは2分遅れている状況とチームメイトの香山がU23リーダーということもあり逃げにチャレンジして前待ち作戦で臨んだ。
序盤から動きに反応し20人程の大人数の逃げに乗れた。
しかし最初の千枚田までローテーションする必要が無いのに回ってしまった。頭が回っていなかった。
千枚田の補給場で回らなくていいと指示を受けてそこからはツキイチでこなした。
札立では25秒程遅れたが下りで追いつき必死に食らいついていたが下りで単独落車してしまう。
すぐに起き上がり復帰したがずるずると位置を下げて45位でゴール。
いい状況だったのに自分のミスで活かしきれなかったのでこれからはそうゆう事が起きないよう事前に作戦を頭に入れ下りを冷静にいきたい。
今日は暑い日だったが補給してくれた大竹マッサー、岩田には感謝しかないおかげで走り切れました。
レースに帯同してくださっているGM、マッサー、メカニックありがとうございます。
香山 飛龍レポート
【第1ステージ】
自己評価: 75点
目標
中切れが発生しやすく、先頭有利のコースレイアウトなのでとにかく引っ張られないように立ち回ることを意識した。逃げには積極的に行き、もしスプリントになる流れが強い場合は切り替える方針で固めた。
展開
スタートからアタック合戦になり、komなどの思惑から道幅の狭い箇所でハイペースになる。縦一列になったり、集団が割れたりと忙しい展開で落車も非常に多かった。
弱虫ペダルとして入部選手を中心にアタックに行き、チームとして後手を踏むことはなかった。自分もアタックに反応したが、入部選手の動きを見ていると学ぶべき事が多かった。(前を維持したり、アタックに行く回数やタイミングなど)。
逃げに関しては泳がせているような展開になってしまい、集団はスプリンターチームがペースを刻み続けていた。
道幅が細い箇所やインターバルで気が抜けない展開は続いていたが、残り10kmからは常に先頭を維持する事が出来た。しかし少し脇腹の痛みもあり心配要素は強かったが、残り距離が縮まるにつれてアドレナリンで何も感じなくなった。
そこからは単騎ではあるものの上手く周りを利用して立ち回り、残り1kmを5〜8番手あたりで通過。そこからは他チームの位置が上がりきらない選手に阻まれてしまい、理想の位置まで上げきれない。
そのままなだれ込んでしまい9位でフィニッシュとなった。スプリントとしての順位は良くないものの、新人賞を頂くことができた。
考察
まず逃げに行きたい意志に対して、思ったよりパンチを打つ事が出来なかった。入部選手は何回も先頭で打っていたので、本当に決めたいのであれば見習うべき事は多い。
最後はスプリントに参加したが、9位というのは決して良い順位ではない。あくまで今回の第一ステージの新人賞はラッキー要素が強いと思う。山岳の厳しい第二ステージがどうなるか見てみたい。
【第2ステージ】
自己評価: 20点
目標
u23ジャージをキープすること。そのためにはu23選手を見つつ、体力を温存する必要があった。
展開
スタートから逃げを狙うアタックが起こるが、力技の苦しい展開ではない。
序盤に大きい逃げが先行する形になってしまい、自分は悩んでしまい乗るのを見送ってしまった。ここにはu23の選手が行っていた事や、総合勢が絡んでなかった事を踏まえると確実に乗るべきであった。
そこからは千枚田峠とペースが上がるものの何とかプロトンで越える。
次は札立峠に向けてペースが上がり、ここでプロトンが分裂した。
自分は全然登れずこの時点でグルペットになってしまった。そこからはフィニッシュを目指してローテしレースを終えた。
考察
確実に判断を誤ってしまった。u23のライバル選手が乗っているのだから、もし吸収されたとしても彼らと戦えばいいだけだったので猛反省している。
レース中は上記に反し仮に逃げたとしても捕まった時にプロトンで貯めていた選手にやられてしまうのでは無いかと考えてしまい、頭の中が固まっていなかった。
もっとシチュエーションを想定して判断する必要があった。次はこういったミスがないようにしていく。
五十嵐 洸太レポート
【第1ステージ】
自己評価: 60点
逃げに挑戦して行くが、ステージレースの為、明日に繋げられるよう完走することを目標とした。コースは道幅が狭くなったり、インターバルが多くかかるため、前に位置取ることを意識した。
スタートからアタック合戦が始まる。1周目は前々で展開でき、アタックに反応する形で動いた。
2周目以降は位置取りに苦戦して、集団中盤から上がることができず、展開に参加できなかった。集団内では狭い区間に向けての位置取りが激しく、落車も多く発生した。
レース中盤に6名の逃げ集団が形成され、メイン集団は有力チームがコントロールする。インターバルで脚を使わないよう、前に位置取ることを意識し、落車に注意した。
最終周回で逃げ集団を吸収し、スプリント勝負の展開となる。上位でゴールし、新人賞ジャージを狙っていきたい。
残り1キロから集団前方に上がろうとするも、前の選手とはすり、位置を下げてしまった。スプリントには絡むことができず、33位でゴール。U23の選手の中では同タイムの3位であった。
目標であった逃げに乗ることはできず、集団内での位置取りに課題が残った。翌日のステージに繋げることができたので、位置取りを意識して積極的に挑戦していきたい。
【第2ステージ】
自己評価: 30点
新人賞ジャージを狙い、同タイムのU23の選手よりも上位でゴールすることを目標とした。序盤にできた逃げは札立峠までに吸収されると予想し、メイン集団で脚を貯めることに決めた。
レーススタートから20名ほどの逃げ集団が形成される。この逃げ集団はゴールまで先行することになる。同タイムのU23の選手が乗っていたが、確認できず見逃してしまった。
メイン集団は総合を狙うチームがコントロールし、千枚田峠と札立峠に向けて体力を温存した。
千枚田峠ではペースが上がるが、メイン集団で越えることができた。次に来る札立峠は、総合を狙う選手によって更にペースが上がり、メイン集団から遅れてしまった。
そこからはグルペットで完走を目指し、42位でゴール。新人賞を狙うU23の選手からはタイム差を大きくつけられてしまった。
レース前には逃げ集団には乗らないことを決めていたが、20名以上の逃げであった為、逃げに乗ることは自身にとってチャンスであった。またマークすべきU23の選手を全く意識できておらず、今回のような結果となってしまった。
しっかりと反省し、次に繋げていきたい。もっと様々な展開を想定して、臨機応変に対応していく必要がある。
岩田 聖矢レポート
【第1ステージ】
自己評価: 25点
第1ステージのコースは道幅が狭くなったりコース上に苔があったりしていた。
その為、細心の注意を払って走る必要があった。しかし、結果的には落車によりリタイアになってしまった。
スタートした直後、体の調子はとてもいい事が確認でき、集団前方ではチームメイトと逃げの動きに交互に反応出来ていた。
そして、スタートして間もない1周目のトンネルに入った。そこは思っていたより、暗い世界だった。レース前のミーティングでも気をつけるポイントとして説明があったのにも関わらず、サングラスを外せていなかった。ほとんど周りが見えないまま、真っ直ぐ走ることを考えて少し力みながらトンネルを通過した。トンネルを通過したことで少し力を抜き、次のトンネルまでにサングラスを取らなければと思っていた。しかし、そこで確認できなかった段差に当たってしまった。
しっかりとハンドルを握れていなかった僕は、ハンドルから手が外れ、そのまま単独で落車をしてしまった。この落車の原因は全て自分にあった。そのまま復帰出来ることも出来ず、あまりにも呆気なくレースが終わってしまった。
準備やサポートしてくださっている皆様、チャンスを与えていただいているのに、申し訳ない気持ちでいっぱいです。すみません。
後の2日間はサポートという形でチームに貢献できるように、頑張ります。
幸いなことに、怪我は指の脱臼と、軽い擦過傷と打撲で済みました。
全日本選手権に向けて、できる限りのことを尽くしていきたいと思います。
いつも多大なる御支援をいただいているスポンサー様、サプライヤー様へは、感謝申し上げます。
次のチャンスが巡ってきた時には、必ずモノにできるように、精進して参ります。
引き続きよろしくお願い致します。