【JCX#9宇都宮シクロクロス第2戦】レースレポート

大会名
JCX#9宇都宮シクロクロス第2戦
開催日
2025年12月7日(日)
結果
ME1 織田 聖 優勝
ME1 竹田 天飛 38位
WE1 山下 歩希 6位
M Junior 山田 駿太郎 優勝
使用機材
フレーム : Bianchi ZOLDER PRO
ボトムブラケット :WISH BONEセラミックBB
ホイール : INDUSTRY NINEハブ & FORMOSAカーボンリム
タイヤ : Vittoria A DUGAST 織田 聖:Typhoon
竹田天飛:TERRENO MIX
山下歩希:Small Bird
山田駿太郎:Typhoon
バーテープ :OGKkabuto BT-06
サイクルコンピュータ :WAHOO ELMENT BOLT
ウェア :ChanpionSystem
サングラス :OGK ICU FA1 122
ヘルメット :OGK kabuto FREX-AIR、 AERO-R2
ケミカル :和光ケミカル
日焼け止めローション :Aggressive Design Top Athlete Sun Protect

・織田聖レポート
昨日終わってから体調がすぐれず、出走するか否かを考えたが熱もなく試走もできたので出走することにした。
しかし全日本選手権も控えているので無理はせず、展開に合わせていく走りにした。
ライバル達はそんな自分の事はもちろん知らないので立ち上がりも平坦もしっかり踏んでくる。
少し遅れる場面もあったが、詰まるところでしっかりと詰めてという走りを心がけた。
沢田選手と副島選手が先頭で掛け合い、私は着いたり離れたり。その後ろに松本選手という構図でレース中盤まで進む。
周回数もわかり、松本選手もミスをして少し遅れたのが見えたので砂利区間でペースアップをしてみる。
ホームストレートで沢田選手がさらにペースを上げ林間セクションへ。
その区間を終えると、沢田選手と私の2人、少し空いて松本選手、少し空いて副島選手という構図になった。
ここでペースを落とすわけにはいかないのでペースを維持。
キャンバーセクション、シケインを抜けると単独になったのでここからはペースに気をつけながら淡々と走りゴールまで。
心身共に報われるリザルトになって良かった。
次は全日本選手権!
全力で行きます!
サポート、応援ありがとうございました。
引き続きよろしくお願いいたします。

・竹田天飛レポート
昨日のレースで溜まっていた疲労も抜けて、体も軽く攻めるには良いコンディションでスタートできた。
スタートのスプリントもしっかり決まり、10番手ほどでのスタート。
そこからは3周ほどパックで走り、今日は完走できると思ったが、パックでの強調が取れず、ひたすらインターバルがかかってしまい、ドロップ。
いつもはついていかずにペースで走る判断をしているが、今日はそんなことは思わずひたすらついていった。
とにかく順位を上げたかったが、単独でのスピードは落ちるばかりでペースも落ち、結果的にオールアウトしてしまった。
レースを重ねていく上で少しづつ成長していることは感じるが、実力はまだまだなのでこれからも諦めずに精進します。
日頃から応援、サポートありがとうございます。
今週は全日本の為、しっかり調整し、挑みます。
ありがとうございました。

・山下歩希レポート
宇都宮シクロクロス二日目。
気温が高めで、後半のコースの質が変わると予想した。
当初は朝の試走しか設けられてなかった為、しっかりと走った。不安に感じた三段坂を集中的に繰り返し、成功率を高め、自信に繋げた。
今回のスタートは初版からのオーバーペースを避けやや控えめに走り、エネルギーを温存した。前半は調子が良く、前の選手とのタイムを縮めることを考えた。
一日目よりはパワーが長持ちしたと感じた。だが、後半は垂れてしまい、一日目の様に踏めなくなってしまった。練習した三段坂も戸惑ってしまい登り切ることができなかった。他のポイントでもタイムロスへと繋がるコースどりのミスが多かった。
最終周では滑ってチェーンが落ちてしまい、順位を一つ落としてしまった。二日目も思うように体が動かず、ストレスを感じるレースとなった。
疲労が溜まっているのとバイクやタイヤの扱いが完全に理解してないと実感した。
佐藤GM、渡辺監督、スポンサー様、サプライヤー様、そして遠征に連れていって下さった山田家、いつもサポートありがとうございます。
次戦は全日本シクロクロス、しっかりリカバリーし、二日間の悔しみを吹き飛ばせるようなレースが出来るように全力で頑張ります。

・山田駿太郎レポート
前日に続いてのUCIレース。前日のイジってしまったポジションをなんとか調整し、腰痛に対するリカバリーも行った上でレースに臨んだ。
当日は晴れていたが、朝の試走前は気温の低さの影響でキャンバーセクションを含めて何箇所か凍結が見られた。コンディションは変わるとしても泥になることが想定されたので、空気圧を気持ち低めで臨んだ。
前日と同じく高速レースが予想されたので、アップはしっかりと行った。また、時間が前日より早かったので調整しつつも、カロリーもしっかりと摂取し、スタートに向かった。
前日と同じくロケットスタートを決めることができ、ホールショットを獲得した。前日とは異なり、ホームストレート前の直線で松村選手が前に出てきたが、前日の反省を活かして絶対に逃すつもりはなく、全力でついていった。基本構想としては、直線エリアではフィジカルとパワーに勝る松村選手にアドバンテージがあるのは明白なので、自分はできるだけ前に出ず全力を持って追従に徹し、林間のテクニカルセクションで回復を図った。
直線セクションに入った途端、予想通り松村選手がちぎりにかかってきたが、意地でも千切れる気はなかったので、死ぬ気で食らいついた。ダッシュは繰り返していたが、あまり長時間ペースが上がることはなかったので、持ち前のインターバル力を全力投入して、松村選手についていった。
林間セクションはやはり自分にアドバンテージがあり、松村選手を後ろからつつく場面もしばしばあった。だが、松村選手もなかなか前には出してくれず、基本的には追従するという展開に終始した。
2,4周目の林間セクションは自分が前で入ったが、松村選手もなかなか離れなかった。4周目の林間セクションでは少し差を開かせることに成功したが、直線ですぐに詰められてしまった。それでも先頭交代したのちは絶対に離れず、松村選手の後ろについていった。
キャンバーセクションは、泥のためランニングでの攻略しかなかったが、松村選手はスパイクピン未装着のためか、攻略に少してこずっているようだった。自分はその度に少し前に出ることもあったが、同じように直線で取り返されてしまう展開の繰り返しだった。
最終周回に入り、松村選手の攻撃がさらに苛烈になり始めた。立ち上がりからの直線のスピードが上がって、一瞬ちぎられそうになったが、死ぬ気で食らいつき、最後のキャンバーセクションに突入した。自分は同じように落ち着いてキャンバーセクションを攻略し、バイクに乗ったが、上に上がった松村選手が転倒した気配がした。自分はフィジカルで劣る以上ここで踏むしかないと思い、ペースを上げた。
結局そのまま追い付かれることはなく、なんとかトップでゴールした。
今回のレースは、前日の反省を活かし、聖さんからのアドバイスのもと、自滅覚悟で松村選手に喰らいつくことに終始しました。結果、最後までついて行くことができたので、自分のフィジカルでも、真っ向勝負はできないまでも、最低でも最後まで残ることはできることがわかりました。
サポートしていただいた佐藤gm、渡辺監督、スポンサー様、サプライヤー様いつもありがとうございます。全日本前に良いイメージを作ることができたと思います。ですが、油断することなく、できる準備は全て行なって、次戦の全日本選手権に臨みたいと思います。