弱虫ペダルサイクリングチーム

レースレポート

【JCX#4幕張クロス】レースレポート

大会名

JCX#4幕張クロス

開催日

2025年11月09日(日)

結果

ME1      織田 聖      優勝

 M Junior    山田 駿太郎  優勝

WE1      山下 歩希    5位

ME1     竹田 天飛     31位

使用機材

フレーム                  :Bianchi ZOLDER PRO

ボトムブラケット         :WISH BONEセラミックBB

ホイール               : INDUSTRY NINEハブ& FORMOSAカーボンリム

            ALEX RIMS RXD2

タイヤ                   : Vittoria A DUGAST  織田 聖    :Typhoon

                        竹田天飛    :TERRENO MIX

                        山下歩希    :Typhoon

                        山田駿太郎:Typhoon

バーテープ                         :OGKkabuto BT-06

サイクルコンピューター      :WAHOO ELMENT BOLT

ウェア                 :VERGE

サングラス            :OGK ICU FA1 122

ヘルメット               :OGK kabuto FREX-AIR、 AERO-R2

ケミカル            :和光ケミカル

日焼け止めローション      :Aggressive Design Top Athlete Sun Protect

・織田聖レポート

今シーズン2戦目。

前回の亘理の悔しさを晴らすべく準備をして臨んだ今回のレース。

レース前日は快晴で本当に雨が降るのかと思ったがレース当日は朝からしっかりと雨が降りマッドコンディションでのレースとなった。

幕張のコースは広大な敷地を活かした流れるレイアウトだと思っていたが、実際にお昼の試走時間に走るとコースが大きく変更されており、抜きどころもなければハイスピード区間も少なくなっており、お世辞にもいいコースとは言えないレイアウトだった。

まあコースはさておき、レースはレースなので勝つべく試走を行った。

今シーズンからDi2 になった自分のバイク。

変速しようと思えば無理にでも変速できてしまうので長くても2周に一度、余裕があれば1周毎にバイクチェンジしようとプランを立てる。

スタートは最前列からだったものの埋もれてしまい5、6番手で半周を終える。

少しずつ順位を上げて1周目を通過する時には3番手。前を走る沢田選手、副島選手とは5秒ほどあったが落ち着いて詰めて2周目の往路ピットまでには追いついた。

その後マッドセクションでミスをしまい沢田選手の先行を許してしまったが復路ピットでバイクチェンジを行い、泥のついていない軽いバイクにして前を追う。

前を走る沢田選手もマッドセクションでミスをしたりと追いついたり離されたりしながらレースを進めていき沢田選手に10秒先行されながら最終周に入る。

最終周に一度は追いついたもののマッドセクションでもたついてしまい、一度は沢田選手に先行を許していたもののシケインで逆転に成功。

その後はサイドバイサイドの展開だったが、ゴール前のテクニカルセクションで沢田選手が離れ、そのまま単独でフィニッシュ。

序盤から最後まで常に競り合うレース展開でとても疲労したが最後の最後に勝つことができて良かった。

少しずつですが感覚を取り戻しつつあるので次戦の琵琶湖GP、ワイルドネイチャープラザの連戦もこの勢いで頑張ります!

今回もたくさんの応援、サポートありがとうございました。

引き続きよろしくお願いいたします。

・竹田天飛レポート

JCXシリーズ第4戦は幕張シクロクロス。

体の調子も良く、コースも去年ME2で優勝した場所だったため、より自信を持って臨んだ。

レイアウトはそこまで変わっていなかったが、大雨により、わたりと同じマッドコンディションでのスタートとなった。

前方でスタートしたため、序盤の渋滞は避けれたが、抜かそうとしてきた選手に体を押されたため、自分のリズムが崩れてしまい、ぐだぐだ走りでレースを終えてしまった。

経験不足ではあるものの、マッドコンディションをクリアしつつあるので、もっとフィジカルを上げて、ワイルドネイチャー、琵琶湖でもっと良い順位で終えたいと思います。

日々サポートしていただいている佐藤GM、渡辺監督、スポンサー様、サプライヤー様、山田さん、ありがとうございます。

勝負できる体を作っていきます。

ありがとうございました。

・山下歩希レポート

JCXシリーズの4回戦は幕張で行われた。

前日に試走し、流れるようなコーナーとテクニカルなポイントが多いと感じた。レースの当日は雨予報と知り、全く違うコースになることを予想した。

レース当日は朝から雨が強かった。レース前に試走をしたが、予想通り前日とは全く違う粘着性の強い泥のかなりチャレンジングなコースに変化していたため、バイクチェンジが必須だと感じた。

スタートは今回も二列目、今の自分の実力ではホールショットを狙うのが厳しかった。

一周目は一番不安と感じていたオフキャンバーで転倒するなど、あらゆる所でミスを連発してしまった。唯一上手く実行できたと感じたのは慣れないバイクチェンジだった。

足の調子はよかったが、泥やミスの連発で走り全体が雑になり全くスピードを意識する事が出来なかった。最終周は前の選手との距離が縮まっていたが、追いつけないままフィニッシュとなり多くの課題を残すレースとなった。

試走から手厚く面倒を見て下さった山田さん、佐藤GM、渡辺監督、スポンサー様、サプライヤー様、いつもサポートしていただきありがとうございます。

次戦は琵琶湖とワイルドネイチャーとなります。引き続きトレーニングを積み重ね、次も全力で頑張ります。

・山田駿太郎レポート

 幕張海浜公園の中に作られたコースで行われたレース。例年晴れの多いレースだったが今年は珍しく雨予報が出ていた。

 前日に会場入りして試走を行った。昨年までとは大きくコースが変わっており、林間セクションにあったニンジャ返しが一つになっていたり、コーナーが増えていたりと、コーナリングスキルは求められるもののコース全体の難易度としては若干下がっている感じだった。

 当日は予報通り朝から激しく雨が降っており、コースは朝試走の時点ですでにドロドロだった。雨の影響でコースに若干の変更が加えられたりもしたが、結局乗車が大変な泥であることに変わりはなく、昼の試走の時点では乗れないセクションもあるほどだった。

 今回は気温が高くなかったので噴き上がる心配はなかったが、それでも前日から水分を切らさないことを意識し、カロリーをしっかりと摂って、アップも十二分に行ってスタートに向かった。ただし今回は、昼の試走からスタートまでの時間が短かったので、アップを行ったのちに昼の試走を行い、一度戻ってバイクを洗車してからスタートに向かった。

 スタートはうまく行って前に飛び出すことができた。そのままインフィールドの直線が多いエリアをガンガン飛ばし、誰も前に出てこなかったのでそのまま林間セクションに突入した。

 自分たちのレース時間は一時的に雨が止んでおり、泥が粘り気を持ち始めていた。試走の時ともコンディションが変わり始めていたので、若干用心して入った。すると、ギリギリまで試走していたナカセンドウ選手が、自分の前に出てきた。自分は前に出られた時は若干驚いたが、コース状況をより正確に把握している分ナカセンドウ選手にアドバンテージがあることは理解していたので、焦らずそのまま走り続けた。

 インフィールドに戻ってきた時点で、ナカセンドウ選手とは5秒ほどの差がついていたが、インフィールドでの追撃でもシケインなどのセクションでのアドバンテージをなかなか埋めることができず、一時的に差が10秒前後まで広がった。

 若干焦りそうになったが、自分で射程圏内を15秒差までに設定していたので、焦ることなくテクニカルセクションで差をつけられないことを念頭に置いて一つ一つのセクションを丁寧にこなした。スタートループを終えて、コントロールラインをぬけて、1周目に入り、インフィールドセクションに戻ったところで、ナカセンドウ選手の追撃を開始した。

 すぐに差が詰まり始めたが、自分的には若干違和感があった。ロードをやっている分自分にフィジカル的にアドバンテージがあるとはいえ、それを差し引いたとしても彼我のスピードさに差がありすぎたためだった。追いついた時、ナカセンドウ選手の後輪がパンクしていることに気づいた。そのままナカセンドウ選手を抜き、トップに立った。後ろの選手たちとの差はすでにつき始めていたので、そのまま皿に差をつけるつもりでペースを上げ、林間セクションに入った。

 スタートループの時に泥の状況と各セクションのラインなどを掴むことができたので、1周目はよりスムーズに走ることができた。後ろはナカセンドウ選手が復帰に時間を要したことで順位が入れ替わり、ハチツカ選手とスズキ選手が上がってきていたが、その二人との差もそこそこつき始めていたので、そのまま独走となりそうだった。

 2周目に入っても、後続が追いついてくる気配はなかった。インフィールドのセクションは現在トレーニングに取り入れている3分全開ダッシュを意識しつつ走っていたが、この日はパフォーマンスもしっかりと発揮できており、とてもいいペースで走ることができた。林間セクションでは、泥のコンディションということもあり、とにかくミスを減らす走りを心がけた。

 幸いにして1周目以降落車等もなく、泥の対処にも慣れてきていたが、バイクに泥がまとわりつき始め、走行に支障がで始めた。だんだん変速も怪しくなってきたので、バイク交換をした。スペアバイクは部品調達が間に合っておらずあまりポジションがあっていなかったので極力メインバイクで走るつもりだったが、走行の自由には変えられないと判断した。だが、やはりコーナリングなどでポジションの違いの影響が出たので、半周で再びメインバイクに交換した。

 3周目に入った。2周目の中途で放送からスタートループ+3周回の実質4周回のレースであることは把握していたのでこれが最終周回だった。前からパラパラと周回遅れの選手が出てきたが、うまく声をかけながら対処していった。中には「先頭が来た」と前の選手たちに声をかけてくださる方もいて、とてもありがたかった。

 結局そのまま大きなトラブルはなく3周回目を終え、トップでゴールした。

 今回のレースは、自分の得意な泥コンディションだったこともありますが、何よりも今までやってきたフィジカルトレーニングがやっとハマって、インフィールドのセクションでもスピードを意識した走りを意識することができたことが何よりも良かったと考えています。ですが、マツムラ選手を相手にするにはまだまだ足りないので、これからもスキルと共に磨きをかけていきます。

 サポートしていただいた佐藤gm、渡辺監督、スポンサー様、サプライヤー様いつもありがとうございます。次戦は琵琶湖とワイルドネイチャーの連戦となるので、今回と同じくパフォーマンスをしっかりと発揮できるよう、努力していきます。

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