弱虫ペダルサイクリングチーム

レースレポート

JCX#2東北シクロクロス第1戦わたりラウンド

大会名

JCX#2東北シクロクロス第1戦わたりラウンド

開催日

2025年10月26日(日)

結果

M junior     山田 駿太郎  優勝

  ME1   織田 聖     2位

  WE1   山下 歩希    2位

  ME1   竹田 天飛    DNF            

使用機材

フレーム               : Bianchi ZOLDER PRO

ボトムブラケット      :WISH BONEセラミックBB

ホイール            : INDUSTRY NINEハブ & FORMOSAカーボンリム

            ALEX RIMS RXD2

タイヤ               : Vittoria A DUGAST     織田 聖  :Rhino

                      竹田 天飛 :Typhoon

                      山下 歩希 :Typhoon

                      山田 駿太郎:Typhoon

バーテープ                      :OGKkabuto BT-06

サイクルコンピュータ ー   :WAHOO ELMENT BOLT

ウェア             :VERGE

サングラス        :OGK ICU FA1 122

ヘルメット           :OGK kabuto FREX-AIR、 AERO-R2

ケミカル         :和光ケミカル

日焼け止めローション   :Aggressive Design Top Athlete Sun Protect 

織田 聖レポート

今シーズン初戦。

ここ数年、日本でご無沙汰していたマッドコンディションでのシクロクロス。

キャンバーの多いコースレイアウトだったのもあり乗車できる区間が限られ、ランの多いレースとなった。

スタートはうまく決まり2番手で第1コーナーを通過。

昨日の試走からコースコンディションは変わったもののコース幅は変わらないので、できる限りコースを大きく使ってライン取りをする。

シクロクロスの強度に対応しきれず、心臓がとても痛かったが、そのうちマシになるだろうと我慢。

キツいのは変わらずレース中盤に集中力の欠如からミスを連発してしまい沢田選手との先頭争いから脱落して単独2位。

散々ミスした後、ようやく吹っ切れた。

追い付かないかもしれないができる限り沢田選手にプレッシャーをかけようと思い再び集中。

結局最後は追い付かなかったが、ラストラップはしっかりと走れたのでグダグダで終わらず良かった。

この悔しさを忘れずに1日1日過ごしていきます。

たくさんの応援ありがとうございました。

今シーズンもよろしくお願いいたします。

竹田天飛レポート

JCXシリーズ第二戦わたり大会。

初めてのマッドコンディションで乗車すら許してもらえないレースになった。

スタート直後は後方から来た選手から散々体をぶつけられ後退してしまい、その後も乗車できない焦りと後方から来た選手にどんどんと抜かされてしまい、自転車を担ぐことすら出来なかった。

厳しいレースとなったが、この経験も糧にし、また練習し直して、次戦の幕張シクロクロスに挑む。

寒い中、応援、サポートありがとうございました。

もっと成長します。

山下歩希レポート

自己評価:50点

 JCXシリーズ第2戦わたりラウンドは印象深いレースとなった。

天気予報は前日の試走時から芳しくなく、テクニカルなオフキャンバーと雨と泥のコンディションを想定すると、かなりのスキルと気合いが必要なレースだと覚悟した。

 レース当日は予報通り雨。試走すると前日と全く違うコースになっていた。オフキャンバーの経験は少ないが周回を重ねるごとに慣れていった。泥は得意な方だがバイクを担いでのランニングが多く少々自信がなかったので緊張した。

 スタートラインに立つと緊張感が薄れていき、久しぶりのマッドコンディションを楽しみたいと思った。スタート時はホールショットを狙ったが、2列目だったため、前方に飛び出すのは難しく、始まって間もなく前の選手が落車したため先頭選手とかなり距離が開いてしまった。

 レース中はほとんどバイクを引いて走った。後方の選手とは毎回ランニングセクションで離され、ライディングセクションで差を縮める展開でシクロクロスのスキルも必要だが、走るトレーニングも重要だと改めて実感した。

 今回のレースは過酷な天気とコースで走るといった貴重な経験が出来、今後自分が強化して行かなければいけない点が浮き彫りになった。

これからも日々トレーニングを重ね、パフォーマンスを上げていきたい。

 

 佐藤GM、渡辺監督、スポンサー様、サプライヤー様いつもサポートと応援ありがとうございます。来週末の御殿場でも全力で頑張ります。

山田駿太郎レポート

自己評価:75点

 茨城CX土浦に続いて今シーズンのJCXシリーズとしては2戦目となるレース。毎年悪くない結果で終えることができるレースなので、今年もしっかりと準備をして臨んだ。

 前日に会場入りして試走を行った。例年天候の良い会場だったが今年は珍しく前日から激しく雨が降っており、かなりの泥レースが予想された。来年このコースで行われる全日本選手権を想定して例年とはコースが大きく改変され、キャンバーセクションが増えていた。前日の段階では泥もそこまでひどくはなく、まだ全セクション乗車が可能な状態だった。

 当日は前日に引き続き雨が降っており、午前中のレースで泥の状態が悪化して、キャンバーセクションはすでに乗車が不可能な状態になっていた。レース直前の昼の試走も行ったが、キャンバーでの乗車は諦めて、いかに早くクリアするかを優先する方向に切り替えた。

 雨の影響で気温が下がっていたのと、コースの状況もあって、かなり体力を削られるレースが予想されたので、カロリーをしっかり摂り、アップをしっかり行って、試走に行ったのち、スタートに向かった。

 スタートダッシュは問題なく行うことができたが、そのさきの逆バンクキャンバーに警戒して速度を落とした瞬間横から4人の選手が飛び出して突っ込んでいった。自分はそれでかち合うリスクを避けたかったので後ろで見ていたが、案の定2人の選手のラインが被って転倒が起きそうになった。さいわいにもたてなおしたので、その4人の選手たちの後ろでストレートに入った。

 すぐに前の二人のペースが落ち始めたので、自分の前を走っていた蜂須賀選手が先に抜いて行った。自分も後に続き、蜂須賀選手を追い抜いてテーブルを登った。

 テーブルの上のテクニカルセクションは、一見コース全体が泥っているように見えて、端の草のラインがグリップすることを試走で確認済みだったのでそのラインを取ってうまく加速を繰り返し、蜂須賀選手を含めた後ろの選手たちを引き離した。そのままキャンバーセクションに突入したが、やはり乗車は難しく、素早く降車に切り替えた。

 キャンバーセクションは、かなり泥が上に乗っており、靴が地面になかなか噛まなかった。今回はスパイクを忘れてきてしまい、普通のビンディングシューズで対応するしかなかったので、バイクを横で走らせて支えにしながら、とにかく一定のペースを刻むことを意識して走った。

 後ろとの差はあまり広がらなかったが、追いつかれることもない感じだった。とにかくミスがないように意識しながら走り、1周目を終え、2周目に入った。

 2周目は、キャンバーセクションで滑って一度滑落しそうになった。すぐに立て直したが、ランニングの仕方を考える必要があると判断し、キャンバーの一番下の泥が集中して壁のようになり始めているラインを踏むようにして走った。一度足を捻りそうになったが、ストロークを小さくすることによって、安定性を増して対応した。

 3周目に入る時にラスト周回の鐘がなった。自分の中では全4周回の想定だったので、少し驚いたが、後ろとの差も詰まる様子はなかったので、予定を繰り上げて乗車区間のペースを上げることにした。ラン区間は確実に攻略することを意識した。後ろも疲労が出てきたのかペースが落ち始めていたので、なおさらミスをしないことに注力した。
 結局そのまま追い付かれることはなく、かと言って差が大きく開くこともなく先頭でゴールした。最終的な2位との差は57秒だった。

 今回のレースは、国内のレースでは珍しいレベルの泥で、昨年ヨーロッパで走った経験が生きるレースでした。自分としては悪くない展開で走ることができたと思っていますが、準備段階でスパイクピンを忘れてしまったのはよろしくなかったと考えています。

 サポートしていただいた佐藤gm、渡辺監督、スポンサー様、サプライヤー様いつもありがとうございます。次戦は来週末の御殿場となるので、しっかりと回復させ、スキルのメンテナンスをしていきます。

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