弱虫ペダルサイクリングチーム

レースレポート

第93回全日本自転車競技選手権大会ロードレース

大会名 

第93回全日本自転車競技選手権大会ロードレース

開催日 

2025年6月21日(土)22日(日)

結果  

【WU23】   山下 歩希     優勝

【ME】       内田 宇海    9位

         馬場 慶三郎     DNF

【MU23】        佐藤 愛祈   19位

       竹田 天飛    DNF   

使用機材等   

フレーム                 :FELT     FR 4.0 

ホイール                        : Mavic COSMIC SLR 32 DISC SLR 45

タイヤ・チューブ        :Vittoria Corsa Pro

BB           :WISHBONEセラミックBB

サイクルメーター      :WAHOO BOLT,ROAM

ペダル             :WAHOO SPEEDPLAY ZERO 、AERO

ウェア          :VERGE 

サングラス        :OGK kabuto ICU、 FA-1、122PH

ヘルメット              :OGK kabuto FREX-AIR ,AERO-2

バーテープ・ボトルゲージ:OGK kabuto BT-1

グローブ        :OGK kabuto PRG-8

ケミカル                  :和光ケミカル

磁気ネックレス     :ANGLE eモデル01ネックレス

サプリメント        :グリコ パワープロダクション

日焼け止めローション    :Aggressive Design Top Athlete Sun Protect 

山下 歩希レポート

自己評価 : 85点 

日本での初の全日本選手権。

前日にコースの試走をし、辛いコースだと感じた。5キロコースは走ったことがあるが、8キロコースは初めてだった。

レース当日の朝、目覚めた時に足の調子が良いと感じた。

会場では午後に近づいていくほど、気温が高くなっていった。暑い中できるだけエネルギーを消耗しないため、ウォームアップも削った。あまりの暑さにレースも11周から8周に変わった。

広いスタートラインに立った時、緊張も薄れ、頭には自分が納得できるレースの走り方をしたいという思いしか感じなかった。

今回のレースは登りでアタックが掛かるのを予想していた。その逃げに乗ることだけを考えていた。レースが始まり、二週目に登りでアタックがかかった。その逃げの集団に入ることに成功したが、もう一度アタックがかかり、ペースが上がった瞬間、リーダーを追いかけている集団から置いて行かれてしまった。

もう一人のエリートの選手と必死に追いかけたが、前の集団と距離が大きくなるばかりだった。だが諦めず、追い続けた。

残り二周となった時点で一人で走る事になった。毎週補給と氷を取ることを意識したせいか、最終周まで力を振り絞ることができた。

フィニッシュを通過する少し前に、アナウンスでWU23のカテゴリーで優勝した事がわかった。レース終了後、全身から力が抜け座り込んだ。勝った事を知り、信じられないぐらい嬉しかった。

今回のレースは勝てたが、レース中の走りに関してはエリートの集団についていきたかった。まだ、自身の力不足を感じる場面があった。

来年はよりベースを作り上げ、また優勝を狙いたいと強く感じた。

佐藤さん、渡辺監督、藤田さん、竹田選手のお父様、スポンサー様、サプライアー様暑い中サポートしてくださってありがとうございました。

次の全日本TTも全力で頑張りたいと思います。

内田 宇海レポート

自己評価:65点

天気は晴れ。気温は30度を超え、風も強く、厳しい戦いが予想されるコンディションだった。

自分の調子は悪くなく、しっかりとレストを取り、コンディションを整えてレースに臨んだ。

レース序盤は散発的にアタックがかかり、ペースが上がる展開に。自分は脚を使いすぎないよう、集団内で登りでは一旦位置を下げ、登り返しで前に上がる戦法を取った。

位置を落としていたことが幸いし、下りの直線で起きた落車を回避することができた。序盤でレースが終わりかけるような場面でヒヤリとした。

その後は、先頭を伺いつつ危険な逃げに対応するため、集団内で待機。

3周目からチーム右京鎌田選手が単独でアタックし、集団はこれを容認。その後2名がブリッジをかけ、逃げは3名に。

メイン集団はJCL右京がコントロールを始め、ペースが落ちたことでタイム差が一気に広がっていった。

脚の状態を確かめるためにブリッジを試みたがチェックされ、再び集団に戻って後半の動きに備えて脚を溜めることに。

セブンイレブン小島選手が逃げにブリッジしていったが、誰も追わず、逃げは4名体制に。

残り7周ほどまでメイン集団は大きな動きはなく、そこからグリフィン金子選手など有力選手たちが前方に集まり始めた。

斜度のきつい区間で金子選手のアタックに反応するのではなく、自分から先に飛び出して前で待つことができれば脚を温存できると考え、ホームストレート後の登りでアタック。

チェックはされたが、数名で飛び出し、数秒先行した状態で登りへ。

メイン集団はグリフィン金子選手がペースを上げていたため追いつかれはしたが、自分はイーブンペースで登っていた分、比較的楽に対応できたと感じた。

残り5周、補給のために集団後方へ下がった際に、前でのアタックに反応し損ねて後手を踏んでしまった。

なんとか粘ってメイン集団に復帰したが、かなりの消耗を強いられた。

残り3周、ホームストレートの麓でアタック。少しでもマージンを取って登りに入りたかった。

入部選手が反応し、しばらく一緒に逃げたが、途中で遅れてしまい単独に。

そこへキナン山本元喜選手が単独で追いつき、さらに集団もペースアップして一塊になった。

再び牽制状態になったため、登り返しでアタック。

しかし、グリフィン金子選手にカウンターアタックされて反応できず、遅れてしまった。

岡さんと一緒に下りに入ったが、ブレーキングが必要なコーナーで離れてしまい、無駄に脚を使ってしまった。

それでも先頭が牽制していたおかげで、再び集団に戻ることができた。

ただ、そこからはもう耐えるだけのレースとなり、勝負所のKOMポイントで遅れてしまった。

さらに第2グループからも脱落して単独走になり、そのままゴール。

最後まで体力のマネジメントができなかった。

レース後、新城幸也選手にアドバイスをいただき、レースを冷静に分析できていなかったと反省した。

同じ失敗を繰り返さないよう、今後のレースはより丁寧に走っていく所存です。

暑い中、サポートしてくださった佐藤GM、渡辺監督、藤田マッサー、スポンサー、サプライヤーの皆さま、そして応援してくださった皆さま、本当にありがとうございました。

馬場 慶三郎レポート

自己評価 : 10点 

 怪我により3年ぶりとなった全日本選手権。エリートカテゴリーに上がったこと、初の修善寺8kmコースで不安が大きかった。今回の目標は完走すること。

 気温も高く日差しがあったのでしっかり補給をとることを意識してスタートした。1周目に落車があり回避はできたが位置を下げてしまい踏み続ける形になってしまった。下りで脚を休めることができず耐えられなくなり千切れてしまった。遅れた選手たちと走ろうとしたが脚がきつかったためそこからも遅れた。5周目に入るところで赤旗が振られDNFとなった。とても悔しいが明らかに力が足りていなかった。

 サポートしていただいた佐藤GM、藤田マッサー。現地で応援していただいた渡辺監督。スポンサー様、サプライヤー様ありがとうございました。国内で一番重要なレースをこのような形で終わってしまい申し訳ありません。気持ちを切り替えて次戦のJPT広島ロードレースに向けて練習に励みます。

佐藤 愛祈レポート

自己評価 : 50点 

  U23の2年目となった今年の全日本選手権。暑さが厳しく、暑さとの戦いを含めたサバイバルな展開になった。

 昨年の反省から10周回を切るまでは集団待機。上位勢のアタックに耐え、チャンスを待つ作戦だった。

 1周目から竹田選手含む逃げができた。タイム差1分半を前後で周回を重ねた。集団の雰囲気としては、上位勢がkomポイントでのアタックを待つといった感じだった。

 レースが動いたのは8周目。逃げとの差が短くなり、愛三の選手を中心にアタックがかかり、中切れが起き、人数が絞られた。9周目では30人いないといった印象だった。

 10周目にもアタックがかかり、右足が攣りかけてきた。誤魔化しつつ先頭集団後方で耐えるしかなかった。この時点で20人に絞られていた。11周目のkomポイントでジリジリと離されてしまった。そこから約2周は単独走行となった。14周目に入る時、後ろ集団に追いつかれ20位以内に入れるかどうかという集団だった。最後はゴール前にアタックした選手の2番手でゴールした。

 反省点としては、完全なるフィジカル不足。展開にも対応できたし補給もしっかり取れた。11周目の登りに耐えられていたらシングルリザルトはみえていたと思う。ただ、他にも降りやコーナーがもっと上手く走れると無駄足を使わずに済むため、小さいところから練習しなければならない。

 来年はアンダー3年目。上のステージで戦うため、日本一になれるように、練習を積み重ねて行く。

 暑い中、サポートしていただいた佐藤GM、藤田さん、竹田選手のお父さん、スポンサー様、サプライヤー様ありがとうございました。

 レースは続くため、切り替えて後半戦で結果を出せるように頑張ります。

竹田 天飛レポート

自己評価 : 30点 

U23カテゴリーに上がって初めての全日本選手権。

不安と緊張もあったが、冷静に走り、表彰台獲得を目指してスタートした。

プランとしては、有力選手をマークするというよりは逃げを作り、前待ちで温存する作戦を取った。

スタートして1周目のKOMポイントの麓でアタックが起き、逃げれそうなメンバーが抜け出していったのでここに乗ろうと自分も飛び出し、逃げを形成した。

ヴェロリアンの森本選手とキナンの柚木選手が含まれていたので、周回の半分は逃げれると予測し、レースを進めた。勝負はここではないため、あまり先頭は引かずに足を温存した。柚木選手もここで同じ対応をしたため、少し逃げ集団も回りが悪くなってしまったが、差は開いているため、気にせずレースを進めた。

予想通り、5周〜6周目で集団が段々と縮めてきて逃げ集団からも後ろの大集団が見えるという状況で前待ちもここで終わりかと思ったが、大集団から1人飛び出してきたAXの長島選手と共闘し、再び逃げを形成した。

思った以上にペースが早く、振るい落とされる選手も多く、前待ちしていた逃げ集団はバラバラになり、自分含む4人の逃げ集団ができたが、このハイペースでは、集団に追いつかれても勝負できないと予測し、ドロップした。

集団に吸収されてからは石川クリテリウムでの怪我をケアしつつ、足を温存したが、KOMポイントのアタックとその後の登り返しには対応できたが、足を使い果たしてしまったのと怪我により更にドロップした。

そこから痛みに負けず踏んだが、DNFとなった。

前待ちした判断は間違っていないのでもっと自脚をつけて来年に向けて準備していきたいと思います。

まずは来週の全日本TTに向けてトレーニングしていきます。

暑い中サポートしていただいた、佐藤GM、ENNEの藤田さん、渡辺監督、スポンサー様、サプライヤー様ありがとうございました。

ここ最近は良いところなしですが、諦めずに練習に集中していきます。

ありがとうございました。

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