弱虫ペダルサイクリングチーム

レースレポート

UCIシクロクロスワールドカップ2024-2025 第10戦Benidorm

大会名

UCIシクロクロスワールドカップ2024-2025 第10戦Benidorm

開催日

2025年1月19日

結果 

ME 織田 聖     38位   

        MJ 山田 駿太郎 40位     

使用機材

フレーム       :Bianchi ZOLDER PRO

ボトムブラケット   :WISH BONEセラミックBB

ホイール       :INDUSTRY NINEハブ&FORMOSAカーボンリム

タイヤ        :Vittoria A DUGAST    織田TYPHUUN ・山田TYPHUUN       

バーテープ      :OGKkabuto BT

サイクルコンピュータ :WAHOO RIVAL

ウェア        :ekoi

サングラス      :OGK kabuto ICU 

グローブ       :OGKkabuto RPG-7

ヘルメット      :OGK kabuto FREX-AIR、 AERO-R2、

ケミカル       :和光ケミカル

磁気ネックレス    :ANGEL eモデル01ネックレス

サプリメント     :グリコ パワープロダクション

日焼け止めローション :Aggressive Design Top Athlete Sun Protect 

織田 聖レポート
スペインでの初シクロクロス。
自分とは別で海外に挑戦している日本人から「行くけど行く?」と連絡をいただき、参加することに決めた。
今回のワールドカップはスペイン南部のベニドロムという街で開催された。
同じヨーロッパとは思えないほど天気も良く、気温も高い。
多くのワールドツアーチームやプロチームがトレーニングキャンプで来ており、ライドに出かけるとプロの集団と毎日すれ違った。
またレース当日はNIPPO所属の選手や関係者も会場に来ており、応援していただいた。

コースはドライで、日本のようなコンディション。
コースの幅はもちろん広く、タイトだなと思うコーナーもそこまでなく、流れるコース。
アップダウンも見た目以上にあり、速くてきついコースだった。

スタートは後ろから2列目だったが、スルスルと前に行くことができ、良い位置で1周目の前半をクリア。
速い選手に抜かれたらスリップストリームに入りつつ、少しでも前のパックにという意識で1周目をこなす。
2周目に入り、明らかにオーバーペースだったため、激タレしてしまい、パックから遅れてしまった。
後ろから来たドイツ人になんとかくらいつき、後ろから来たアメリカ人集団にジョイン。
そこからは多い時は7人ほどのパックで周回をこなし、最後はお互いにアタックしあってバラバラでゴールした。
レース中に、「完走」のことを考えなくて良いほど走れ、自分達の戦いをすることができ、スペインに行って良かったなと思った。
ドライレースならばこの位置で走れることも分かり、あとはしっかりと泥のレースで走れるようになっていきたい。
たくさんの応援、サポートありがとうございました。

山田 駿太郎レポート
スペインのBenidormに作られたコース。フィジカル系で難しいセクションは多くないコースだった。5日ほど前からスペインの現地近くでトレーニングをしていた。
目標:消極的なレース展開をすると追い付いていかれるので、積極的に動くこと。

前日に会場でコース試走を行った。自分たちがスペインに入ってからほとんど雨が降っていなかったので、コースはほぼドライだった。所々泥が残っている箇所があったが、それらのセクションは滑るというよりも、むしろ泥の抵抗で重いという印象を受けた。

当日は前日と同じく快晴で、前日の試走時よりもコースが乾いていた。今回は気温が高かったので、普段着ているアンダーを着用せずに走ることにした。バイクにボトルケージを装着して走るかどうかを迷ったが、時間がそんなに長くないので装着せずに走ることにした。フィジカル系コースで最初からハイスピード展開が予想されたのと、コースコンディションがあまり変わっている様子がなさそうだったので、当日試走はパスして、アップを念入りに行い、スタートに向かった。

スタートはうまくいき、集団後方で第1コーナーに入ったが、集団の真ん中の方で何人かが絡んで落車が起きた。自分は巻き込まれなかったが、落車を避けた選手たちと共にアウト側に押し出されてしまい、集団最後尾に下がってしまった。

1周目は、まず全体のペースを確認することにした。自分は集団の最後尾にいたため、前の選手を抜くことができそうな瞬間があれば容赦なく頭を突っ込んだが、それ以外の瞬間は焦らず冷静に周りの動きを見ることにした。

2周目に入り、周りの動きが若干安定してきた。自分はその時点で2,3人しか抜くことができていなかったので、とりあえず前に見えているパックを捕まえることを目標にした。2周目の中盤でそのパックに合流することができたが、その前の選手までには割と距離がある状態のまま、3周目に入った。

3周目、4周目と特に大きな変化はなかった。自分は前の選手に追い付きたかったので積極的にパックの前を引いたが、他の選手たちは自分のペースが多少落ちてもあまり前に出てこなかったので、引かされていることはうっすら自覚していたが、自分が引かなければパックのペース自体が落ちて前と離れてしまうので、後半垂れることを覚悟で前を引き続けた。3周目を終了した時に残り3周回の表示を確認した。

5周目も、あまり大きな動きはなかったが、1人の選手が落車でパックから脱落し、パックが3人になった。この集団で前から落ちてきた選手を1人追い抜いたが、その前の選手もやはり差がある状態だった。

最終周回に入った時点で、もう1人の選手が脱落し、パックは2人になっていた。コース中盤の長い直線で、もう1人の選手が前に出てペースを上げた。自分もペースを上げたが、追い付きそうで追いつかない距離のまま、なかなか差を詰めることができず、そのままゴールした。

今回のレースは、自分があまり得意ではないコースでしたが、自分とコースの相性を考えた上で、アップ等を念入りに行ったことで悪くない走りをすることができたと思います。ただ、ボトルケージを装着せず、レース中の水分補給がなかったことで、後半のパフォーマンスに影響が出ていた感覚があったので、次回似たようなコンディションの時は、レース中の水分補給ができるように対策をしたいと思います。
サポートしていただいた佐藤GM、渡辺監督、スポンサー様、サプライヤー様、いつもありがとうございます。

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