弱虫ペダルサイクリングチーム

レースレポート

2023年フランス第9〜10戦目 レポート

大会名   

GP BENEJACQ Grand Prix de Villejesus 

開催日  

2023年8月15日(土),16(日)

結果  

【ベンジャック】    五十嵐 洸太  11位

            内田 宇海   12位

            岩田 聖矢   20位

【ウィルジィジュ】   五十嵐 洸太  11位

            内田 宇海     17位

            岩田 聖矢   DNF

使用機材等   

フレーム                 :FELT AR FRD DISC ,FR FRD ,FR Advanced DISC

ホイール                        :VISION METRON40SL DISC ,TRIMAX35

タイヤ・チューブ        :Vittoria Corsa Pro, Corsa Graphene2.0、Corsa control

BB           :WISHBONEセラミックBB

ハンドル・ステム      :FSA SL-K

サイクルメーター      :WAHOO BOLT,ROAM

ペダル            :WAHOO SPEEDPLAY ZERO ,AERO

サドル           :sellesanmarco SHORTFIT 2.0 Carbon FX

サイクリングウェア     :ekoi

サングラス        :ekoi

ヘルメット              :OGK kabuto AERO-2 ,IZANAGI

バーテープ・ボトルゲージ:OGK kabuto 

シューズ          :GAERNE カーボンG-STL,G-Sprint

ケミカル                 :和光ケミカル

サプリメント        :グリコ パワープロダクション

日焼け止めローション    :Aggressive Design Top Athlete Sun Protect

五十嵐 洸太レポート

【ベンジャック】

自己評価:45点

1周1.4kmの小周回を50周したのち、12kmの大周回を1周する82kmのレース。

小周回は平坦でクリテリウムの様なレイアウトであった。大周回は5分以上登る坂があり、実力で差がつくコース。

昨年は小周回でできた逃げがゴールまで逃げ切っている。その為、序盤から積極的に展開し、逃げ集団に乗ることを目標とした。

レース序盤は思うように前に上がれず、アタック合戦に参加することができなかった。スタートから30分程で12名の逃げができる。動きは見えていたものの、反応できる位置にいることができなかった。

レース中盤になり、前々で展開できるようになった。追走で抜け出したり、前との差を詰める動きをしたものの、タイム差を縮める事はできなかった。

小周回の最終周で先頭にラップされ、大周回に入る。

登り区間では余裕を持って走り、集団からは内田選手を含む4人に絞る事ができた。逃げ集団から遅れてきた選手と合流し、5名で登りを終えて下りに入る。

残り1キロから早駆けし、先行した。最後は1人に捲られてしまい、全体11位でゴール。

小周回でできた逃げが勝ち逃げとなってしまった。序盤の位置取りに課題が残るレースであった。

明日はフランス遠征最終レースとなるが、序盤から脚を使っていき、先頭集団に残れるようにしていきたい。

【ウィルジィジュ】

自己評価:75点

1周7.8kmのコースを14周する109kmのレース。

急斜面ではないが1分程の登りがあり、勝負所となる。殆どの区間で道幅が狭く、位置取りが重要であった。

強いメンバーが前に固まって逃げが決まるパターンが予想され、前々で展開し、先頭集団に残ることを目標とした。また序盤から脚を使っていくレースをしようと決めた。

スタート後、アタックが掛かり一時集団が割れた。すぐに追いついたが、前に位置取ることが重要だと再認識した。

アタック合戦が続き、展開に参加していく。岩田選手、内田選手と共にいい立ち回りができたと思う。集団は登りではアタックがかかりペースが上がるが、平坦や下りでは落ち着いた展開となった。

レース1/3を終えたところで、3名で抜け出す。メイン集団とのタイム差を30秒程まで広げることができた。ゴールまで逃げ切ることは難しいため、前待ち作戦で有力選手が追いついてくることに備えた。

残り50kmでメイン集団に吸収される。絞られた先頭集団ではなく、大人数の集団であった。

次の周の登りでアタックがかかり、集団から遅れてしまった。先頭は10名程まで絞られ、有力選手たちが先行していく。

その後は完走を目指して走り、11位でゴールした。

展開は良かったが、終盤の勝負所で遅れてしまった。しかし序盤から積極的に動き、全力を尽くすことはできたと思う。

フランス遠征で9レースを走り、全てのレースで絞られた先頭集団や逃げ集団に入ることができなかった。脚力や技術面でも課題が多く残る。

しかし手応えの残る場面もあり、今後も挑戦を続けたいと感じる遠征でした。

スポンサー様、サプライヤー様、チーム関係者の皆様、貴重な経験をさせて頂き、ありがとうございました。

今回の経験を活かし、目標に向けて取り組んで行こうと思います。

内田 宇海レポート

【ベンジャック】

自己評価:60点

天気は曇り

気温は少し暑い

コースは小周回のクリテリウムのような場所を1.4km✖️50周

その後12kmの登りメインの大周回ゴールでした。

小周回で逃げいってしまうと後ろはすごく不利になってしまいそうな印象。

小周回は後ろだとインターバルで苦しめられ後半に響きそうなレイアウト

自分のプランでは小周回では先頭集団に居続け登りに入ってから勝負を仕掛け優勝しようと考えていた。

レース序盤、アタック合戦がいつものように始まり乗り遅れないよう流れに乗り前にいたが、コーナーなどで位置を落として逃げがいってしまった。

追走を掛けれる距離感ではあったので一人で追いかけて追いつこうとしたあと後ろからブリッジをしてきた強い選手と2名で追いかける。

しかし直線のスピードが乗る区間で千切れてしまい自分だけ逃げに乗れなかった。

平坦のスピードのなさが出てしまった。

その後は集団での展開に身を任せて付いていく事しか出来なかった。

登り区間で抜け出し一か八か前へのブリッジを考えて小周回の後半集団を引き少しでも差が広がらないようにしたがラップされかけてしまう。

登りに入ってからは五十嵐選手と共にペースを上げて集団を絞り4名に減らした。

前から降ってきた選手を吸収しながらゴールへ行き5名でのスプリントにしてしまった。

登りではアタックを仕掛けたが千切れ切れず独走できなかった。

五十嵐選手がゴール前早がけをして抜け出すも対応されてしまい集団の頭を取れず12位に。

小周回出来た逃げには乗れるチャンスがあったにも関わらず逃してしまった事は残念で悔しかった。

登りの区間でも一人になりきれなかったのはまだまだ実力が足らないと感じた。

全日本で落車してコンディションを落としていたとはいえまだまだ力不足でした。

次が最後のレースとなりますが気を抜かず頑張っていきます。

【ウィルジィジュ】

自己評価:60点

天気は晴れ

暑く乾燥していて走りやすいとは言えないコンディション

コースは7kmの周回コースを14周する。

道が細く前半は荒れた路面とアップダウンが続き後半は綺麗な舗装路でスピードが出るコース。

序盤からアタックが続いて中盤くらいに決まりそうなコースの印象。

レース序盤、岩田選手、五十嵐選手と共にレースの展開に常に反応し続けて悪くない動きをしていた。

五十嵐選手が3名で逃げを作り、後ろではブリッジに反応して前へ前へと展開した。

中盤もアタック合戦が続いてなかなか決定的な逃げが決まらない。

後半になり有力選手がハイペース刻んで登りに入り全員遅れてしまった。

自分はハンガーノックと軽い熱中症になりレースを残り1周で降りた。

掛水はしていたが全く足らなかった、

補給食も暑くてあまり食べれておらずそれが原因でハンガーノックになってしまった。

乾燥した暑さは日本と違い涼しく感じてしまい暑さ対策を重点的にしなかった。

レース時間も3時間未満のレースばかりだったので油断もあった。

今後は同じミスをしないよう気をつけて

気温と湿度など気にしていく。

これがフランス最後のレースになりとても悔しいがこの1ヶ月はとても良い経験が出来たと感じている。 

言語や食事、レース技術などがどの程度足りないのか見えたので日本での期間も重要になってくると思いました。

今回の遠征をサポートしていただいた

エキップアサダの浅田さん、佐藤GM、

渡辺監督、スポンサーの皆様、大変ありがとうございました。

岩田 聖矢レポート

【ベンジャック】

自己評価:45点

ピレネーの麓で行われたレース。

コースは小周回のクリテリウムのような場所を1.4km✖️50周、その後12kmの登りと下りの大周回で行われた。

前半の小周回はコース幅も狭く、前々での展開で勝ち逃げができるとそのままゴールまで行ってしまうとミーティングがあった。

序盤から動けており、有力選手の動きに合わせる、逃げができるタイミングで集団の前方には居たが、前で中切れが起きてしまい、自らブリッジをかける。前の飛び出した選手は有力選手ばかりで、自分の力では追いつくことが出来なかった。

その後、追走集団から4名で飛び出し、賞金を獲得するなどしたが、そのまま先頭集団は逃げ切り、自分は登りで追走集団から遅れてゴールした。

タイミングは掴めてきたが、ペースが上がったタイミングで動ける力が足りないと感じた。

【ウィルジィジュ】

自己評価:55点

フランス遠征では最後のレース。

コースは7kmの周回コースを14周する約100kmで行われた。

レースがスタートし、五十嵐選手、内田選手と集団前方をキープし、アタック合戦に反応。周回賞も狙える位置だったが、今回はリザルトを狙い、反応せず。

途中、五十嵐選手が3人逃げで飛び出し、アタックに反応する流れで、その後に自分も2人で飛び出す。3人としてはいい展開が作れていたと感じていた。

レース中盤五十嵐選手が吸収され、有力選手が動き出したところで、思った以上に他の選手の体力が残っており、反応するので精一杯。集団は徐々に人数を減らしていき、勝負所で遅れてしまった。展開としては良かっただけに悔しい。

今回のフランス遠征では、落車をしてしまい、途中でコンディションを落としてしまい、勿体ないことをしてしまった。しかし、少しの手応えも感じることができる場面もあった。

スポンサー様、サプライヤー様、チーム関係者の皆様、いつもありがとうございます。

日本に帰り、足りない部分など考えて、引き続き取り組んでいきたいと思います。引き続きよろしくお願い致します。

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