三菱地所 presents TOUR OF JAPAN 2022 前半戦
大会名
三菱地所 presents TOUR OF JAPAN 2022
開催日
2022年5月19日(木)〜22日(日)
結果
第1ステージ :内田 宇海 22位,入部 正太朗 23位,香山 飛龍43位,五十嵐 洸太 53位,中島 渉 67位
第2ステージ: 内田 宇海 25位,香山 飛龍54位,五十嵐 洸太 57位,入部 正太朗 60位,
中島 渉 61位
使用機材等
フレーム :AR FRD DISC,AR FRD DISC
ホイール :VISION METRON40SL DISC チューブラー
タイヤ・チューブ :Vittoria Corsa Graphene2.0
サイクルメーター :WAHOO BOLT,ROAM
サイクリングウェア :ekoi
ヘルメット :OGK AERO-1 CV,IZANAGI
シューズ :GAERNE カーボンG-STL
ケミカル :和光ケミカル
サプリメント :グリコ パワープロダクション
日焼け止めローション :Aggressive Design Top Athlete Sun Protect
クレンジングオイル :Aggressive Design Waterproof Cleansing Oil
バイクスタンド :リッカルアルミサイクルスタンド
入部 正太朗レポート
【第1ステージ】
自己評価: 40点
ツアーオブジャパンが開幕した。
初日はお馴染みの飯田ステージだったが、このコースを走るのは数年ぶり。
距離は119.6km。
レースはスタートしてからペースの上げ下げが激しく不安定な状況が続いた。
正直にいうと、僕は序盤から呼吸器の調子が悪く辛い時間が続いた。
このコースは標高も少し高めなのでその影響はあると思うが、それにしても呼吸器と身体の調子がイマイチだった。
その状況で結局展開には絡むことも出来ず遅れては集団に戻るを繰り返した後、最後の勝負どころでは単純に千切れてしまい23位で遅れてゴールした。
自身の中でレース前の調整も悪くない感覚ではあったが、実際には身体の動きのイメージが違った事は反省点であり原因を追求していく必要がある。
チームの最年長としても、若い選手に示しがつかない走りになってしまった。
最後の勝負どころに残っている選手は強い選手ばかりでハイレベルな戦いだった事は間違いないし、もし勝負どころに残れていたとしても結果に結びつけるのは難しかったと思う。そこは実力不足以外のなにものでもない。
ただ、勝負どころの世界を見る事すら出来なかった事が悔しい。
明日挽回すると言いたいところではあるが、富士山ステージは僕が1番苦手なコース😅
もちろん気合いを入れて登ります。
気合いを入れないと登れない斜度なので。
ただ、本当の挽回は相模原と東京でできればと思っている。
チーム一丸となってチャレンジしていきます。
スポンサー様、ファンの皆様、大会関係者の皆様、スタッフの方々、ありがとうございました。
【第2ステージ】
自己評価: 60点
今日はクイーンステージである富士山ステージ。距離は78.8km。
チームとしては若手の内田にはチャレンジしてもらって他の選手はサポートという形を選んだ。
僕個人としても昨日タイムを失っている上に富士山ステージは1番苦手という事もあり、富士山あざみラインの麓まで内田の位置取りをサポートした後に、割り切って自分のペースで無理せずに登り60位でフィニッシュ。
飯田でタイム差を失わずに富士山もチャレンジできるのが1番良かったが、レースはまだ残っている事もあり相模原や東京に備えるのも大事な選択肢と考えた。
相模原と東京はなんとか爪痕を残したいと思う。
あと2ステージ、頑張ります。
スポンサー様、ファンの皆様、大会関係者の皆様、スタッフの方々、ありがとうございました。
中島 渉レポート
【第1ステージ】
自己評価: 50点
TOJが開幕し第1ステージは信州飯田。山岳コースとなり、10%を超える斜度の登りが5分程続く。
レースは序盤からかなりのハイペースで進行していき、2周目の登りでドロップしてしまった。呼吸器官がかなり辛くなかなか上手く身体が連動しないイメージ。登りで遅れ下りで集団に追いつくを繰り返し5周ほど消化した。だが、そこからのペースアップについていけず完全に遅れ、そこからはグルペットでの走行となった。残り5周をペースで刻みながらタイム差を見てゴールした。
正直もっと走れると思っていたが、全く通用せず完全な実力不足を感じた。調子がまだ戻って来ていないのもあるが、それだけではないと思う。ひとまず次のステージに繋げることが出来たので良かった。
【第2ステージ】
自己評価: 60点
第2ステージの富士山では、エースの内田選手をサポートしながら、麓まで送り届ける事。周回を無難にこなし、チームで固まりながら位置取りを行った。麓まで入部選手のアシストの上手さと実力を見て、見習わないといけないと思った。
そのあとは明日のレースに少しでも余力を残せるよう、入部選手とペースを刻んで登った。今回は流して登ったが、しっかりと実力を積んで、毎ステージ安定した走りをできるようにしたいと思う。
内田 宇海レポート
【第1ステージ】
自己評価: 80点
日差しが強く暑いレースとなった飯田
かけ水を意識して補給をしっかり摂ることを心がけた。
目標はタイム差をあまり失わず富士に繋げる走りをする事。
序盤からマトリックスのペースアップが頻繁に起こるが調子は良く余裕を持って対応出来ていたので最後の総合勢のアタックに備えて脚を温存することを心がけた。残り4周目からのKOMで中ぎれが起こったが焦らず登り終わってから追いつき消耗を抑えた。しかしラストのkomで遅れてしまう。
結果3分のタイム差をつけられてしまった。
完全に実力不足でついたタイム差だった。
明日はもっとタイム差がつきやすい富士なのでしっかり休みひとつでも順位を上げれるよう頑張りたい。
レースに帯同してくださっているGM、マッサー、メカニックサポートありがとうございます。
【第2ステージ】
自己評価:70 点
天気も良く気温も走りやすいコンディションとなった富士山ステージ。
今日の目標は出来るだけ上位でゴールして総合順位を上げる為にあざみラインを全力で登る事。
結果は25位といいものではなかったが実力を発揮した結果なので悔いはない。
序盤の周回コースでは落ち着いたペースで進んでいたので脚をためながら走ったが、あざみラインに向けての位置取りでペースが上がり脚は削られた状態で登りに入った。
だが登り口までに入部さんの位置取り五十嵐、あゆみのサポートもあり落ち着いて走る事ができた。ありがとうございます。
あざみラインに入ってからは先頭のペースが早く2km付近から自分のペースに切り替え最後まで踏めるようマネジメントしたが最後2〜4kmでたれ始めた。周りも同じように差が変わらなかったのでみんなたれていたと思われる。
最後は全力を出し切りゴールした。
途中右膝が痛み出したが踏み方を変え乗り切った。明日に響かないようケアをしっかり行う。
レースに帯同してくださるGM、マッサー、メカニック、サポートありがとうございます。明日もベストを尽くせるよう頑張ります。
香山 飛龍レポート
【第1ステージ】
自己評価: 40点
目標
飯田ステージは休める区間が短く、どれだけ脚を貯められるかも求められるような展開になると予想していた。
逃げに行きたい気持ちもあったが試走で集団有利なことは明確であったし、基本的にステイを選んだ。目標はタイム差を可能な限り付けられずにフィニッシュする事。
展開
2周目の登りからから総合勢によるペースアップがあり、かなりの出力でkomを目指す展開。それ以降のアップダウンで大きくペースアップすることはないものの、毎周回登りでペースアップが起きるため確実に脚が削られていった。
感覚自体は悪くなく、ペースアップにも比較的落ち着いて対応する事が出来た。基本的集団が割れてしまうこともあり、その後くっつくとしても不安定感は拭えない状態に。
残り5周でのペースアップで有力選手ばかりが残るような形で集団が先行したため自分もそこで耐える判断をした。しかし、komを終えた後のアップダウンで結局ペースダウンして後続と合流。オールアウトとまでは行かないもののかなり脚を使ってしまったので好ましくない展開となってしまった。
今回は早くもこの辺りから足がピキピキと攣り始めてしまい、残り4周のペースアップでドロップしてしまった。
そこからは脚を攣りながら何とかグルペットで耐えて完走した。
考察
まず直前の3日間で歯茎の炎症(継続的な激痛)が起きてしまい、前日の調整走までまともにバイクに乗れなかったことは大きく影響しているとみている。合宿や試走含め良いトレーニングを積むことは出来ていたが、それに対して充分なリラックスした回復と調整ライドを積むことが出来なかった。
そしていきなりの高強度レースの為身体は勿論、脚が全くレースに対応しなかった。今回のケースでは脚が攣った要因は殆どそこにあるとみている。(体の冷却、水分補給、カロリー摂取は意識的に行っていた。)
僕はステージレースで後半に向けて調子が上がっていく対応なので様子を見ながら毎日出せる力を出して挑んでいきたい。
【第2ステージ】
自己評価: 20点
目標
前日は万全では無かったものの、それに比べ調子は上がっていると推測してスタート。総合でも大きく遅れているものの、どれだけの順位でフィニッシュ出来るか試してみたかった。
展開
序盤の周回は可もなく不可もなく。逃げに行くつもりはなかったので休める位置で出来るだけ脚を温存しながら走った。
最終周を終えて富士山を目指すにあたって入部選手がけん引してくれたので先頭で走ることが出来た。内田選手と共に位置取りを含むペースアップに耐えるが、この時点で自分はいつもよりきつい事を自覚した。
そのまま富士アザミラインに突入すると、じぶんはすぐに先頭から千切れてしまった。全く力が入らず、wも心拍数を落ちていく始末。うまく身体をつかえない感覚と苦しさのみが残り全く進まない。
そのまま20人以上に抜かれ、下から数えた方が早い順位でフィニッシュした。間違いなくbad dayであった。
考察
振り返れば調子は最悪だった。上位を目指すどころか命からがらフィニッシュという結果になってしまった。
こうなると直前の調整トラブルもさることながら、根本的な状態の悪さが見え隠れしているのかもしれない。合宿含め調子を一気に上げるトレーニングプログラムで進めたことに対し、休養の量(言い換えれば質)が不足していた可能性もある。
明日は大きく期待できない状態ではあるものの、ステージレースは不確定要素が多いので回復することを期待しながら身体を休めることに集中する。
五十嵐 洸太レポート
【第1ステージ】
自己評価: 40点
第1ステージは信州飯田で行われた。距離は119キロ。コースには5分程続く登りがあり、登坂力が必要となる。逃げにも挑戦していきたいが、明日のステージに繋げられるよう完走を目標とした。
2周目の登りからペースアップがあり、余裕がなかった。登りを終えた後のアップダウンではペースが比較的落ち着くものの、毎周回の登りでペースアップが起こる。また気温が高く、暑さからも体力が消耗されていった。
なんとか耐えていたが、5周目の登りで集団から遅れてしまう。
そこからはグルペットで完走を目指し、先頭から17分遅れの53位でゴールした。
集団に着いているだけで遅れてしまったのは、明らかな実力不足であった。また暑さへの対応として、身体を冷やすためのかけ水や水分補給が足りなかったように感じる。
明日からもレースは続くので、今日の反省を生かしていきたい。またステージ毎に調子を上げていければと思う。
【第2ステージ】
自己評価: 30点
第2ステージは富士山あざみラインを登る78.8キロのレース。1周13.1キロの周回コースを4周した後、富士山を登っていく。
前日の信州飯田ステージでタイム差を大きく失ってしまった為、内田選手をサポートし、良い状態で富士山の登り口まで送り届けることを最大の目標とした。
個人としては内田選手のサポート後、余裕があればあざみラインを全力で登りたいと考えていた。
レーススタートから集団のペースは落ち着いており、富士山に向けてなるべく脚を温存するように走る。周回を終え、富士山に向けてはチームで固まって位置取りし、入部さんの牽引によって先頭付近をキープすることができた。内田選手も先頭集団で登り口に入り、チームとしての目標は達成した。
内田選手のサポートの後はあざみラインを全力で登ろうと考えていたが、位置取りの時点から脚に余裕がなく、ペースで登ることとした。
先頭から22分遅れの57位でゴール。
翌日のステージに繋げることができたのは良かったが、あざみラインを全力で登ることができなかった。登り口までで脚がきついのは、実力不足と回復力が足りていなかった。普段の練習内容から見直していく必要があるように感じる。気を引き締めて練習に励んでいきたい。