弱虫ペダルサイクリングチーム

レースレポート

第1回 JBCF かすみがうらロードレース

大会名

第1回 JBCF かすみがうらロードレース

開催日

2021年10月17日(日)

結果

JPT  :入部 正太朗 優勝,香山 飛龍 11位 ,津石 康平   27位 ,中島 渉 DNF

JFT:唐見 実世子  優勝

使用機材等   

フレーム               :AR FRD DISC,FR FRD DISC,FR F1 DISC

タイヤ・チューブ      :Vittoria Corsa Graphene2.0

サイクルメーター     :WAHOO BOLT,ROAM 

サイクリングウェア        :RAPHA

アフターレースウェア   :RAPHA

ヘルメット             :OGK AERO-1CV,IZANAGI

シューズ         :NORTHWAVE EXTREME,EXTREME PRO

グローブ         :ROECKL

ケミカル               :和光ケミカル

サプリメント        :グリコ パワープロダクション

日焼け止めローション  :Aggressive Design Top Athlete Sun Protect 

クレンジングオイル   :Aggressive Design Waterproof Cleansing Oil

バイクスタンド     :リッカルアルミサイクルスタンド

入部 正太朗レポート

今回のかすみがうらロードレースはJBCF2021の最終戦。

コースは4.8kmを22周の105kmで行われた。

基本的には平坦基調だが道が細くパンチの効いた登りも1箇所あり、天候は雨で風も強く気温も低かったのでサバイバルなレースになると思い最初から攻めて逃げを狙った。

1周目完了時にアタックをして後方でもチームメイトの中島選手が立ち回ってくれた事で早くも逃げを形成する事が出来た。

メンバーはマトリックスの小森選手。

エカーズの平井選手。

ブリヂストンでネクストリーダージャージの山本選手。

みんな漢気も力もある選手でかなり良いメンバーだったが、この時点で残りは100kmもある上にすぐさま集団は枚数を揃える愛三工業が集団コントロールを担ってタイム差も最大で1分10秒までしか開く事はなかった。

こちらが逃げ切るには多くないアドバンテージから後半の上げ直しが必要で、4人でそのミッションを達成するのは難易度が高い事は間違いなかった。

4人は協調してペースを維持し続けたがラスト25キロ前後でタイム差はかなり縮められて30秒を切るとこまで来てしまった。

しかし僕達4人も協調してペースを上げ直し、なんとか捕まらずに逃げ切りを確信できるところまで駒を進める事が出来た。

この追いかけっこは苦しくも最高に楽しい時間だった。

その後は4人での優勝争いとなりラスト1周前のアタックで山本選手との一騎討ちまで持ち込む事が出来た。

そして最後はゴールまでとにかく全力で踏みきってなんとか優勝する事が出来た。

一緒に全力で逃げた小森選手、山本選手、平井選手にはリスペクトしかない。このメンバーじゃなかったら逃げ切りは難しかっただろう。ありがとうございました。

チャンピオンジャージを着て優勝出来た事は初めての経験だった。嬉しかった。

そして前日の10月16日は去年亡くなった母の命日でもあったので、ゴール時も母に報告できるように天国に向かって指を指した。

最終戦を終え個人ランキングは4位。

チームランキングも4位でJプロツアーシーズンを終える事が出来た。

残すところは全日本選手権。

全てを出し切ろうと思う。

今回もたくさんのサポート、応援、ありがとうございました。

 香山 飛龍レポート

今日は逃げたかったのだが、少し集中を欠いてしまい入部選手含む4人を見送ってしまった。あまり良いポジショニングも出来ていなかったので、切り替えて追走の動きが無いかだけ見ながら集団で待機する事にした。

しかしこれが結果的に苦しく、横風区間→追い風区間の餌食となることに。逃げ集団は勿論、プロトン先頭の愛三工業、マトリックス辺りまではエシュロンを組む。

しかしその後ろは一列棒状なので常にダメージを受ける展開となった。

弱虫ペダルとしては今回は自分含めて3人しか選手がいないので、エシュロンは組むにも組めず。どこか人数が揃っているチームにタダ乗りをする事を考えていたが、結果的に最終盤までそれは叶わなかった。

そういった事からとにかく毎周回きついインターバルが2回あるような状態で、選手はどんどん消えていった。残り10周から逃げとプロトンのおいかけっこが始まったが、それが崩壊して逃げが確定に。その段階でプロトンは15~20人くらいの大きさになっていたので最後の登りからのフィニッシュに備える形に。

出来る限り力を出したが、エシュロンを組み溜めていたマトリックス勢とは脚が全然違い、11位でのフィニッシュとなった。

考察

今回の反省点は明確で出走前にバタバタしてしまったのもあって集中力を欠いていた事。=逃げを逃した事。

その後は仲間の助けも借りて、出来るだけプロトンで生き残るようにしたが、結果的にとても苦しいレースとなった。横風がある以上、逃げとプロトンの状況はその点だけで1対1になるので(エシュロンの枚数は道端的に限られる)、

リスク回避の為にも、勝負するためにも逃げるのはマストだった。

もっと言えば全日本のことばかりを考えていて、ここまで霞ヶ浦ロードレースのゲーム戦略を立てていなかった事がすべての原因と言える。

最低限まとめ、11位だったので調子自体は悪くないと言える。全日本は失敗しないように、しっかり調整して挑もうと思う。

手厚いサポートありがとうございました。

中島 渉レポート

JPT最終戦のかすみがうらロードレース。

朝から降り続く雨の影響でかなり気温も低く、風も強かったためサバイバルなレースが予想された。

スタート人数が少なかった為、焦らず行こうかと考えた。だが、序盤からハイペースな展開となり後ろにいてはアタックに反応できないと思った為、早めに集団の前方に位置した。2周目に入ったところで早くも入部さんが乗った4人の逃げが決まりかけていたので、集団の先頭で押さえに入った。本調子ではなかった為、逃げに乗っても勝負に絡めないと判断したからだ。結果オーライにはなったものの、次こそは一緒に逃げに乗りたいと思った。集団は逃げに乗せていない愛三工業が牽引するもタイム差は1分前後を保ったままレースを進めていった。集団に残った香山選手と津石選手で位置取りを試すもなかなかうまく行かず、集団の後方で位置することになってしまった。その為、立ち上がりがキツく無駄足を多く使ってしまった。そして、3周を残して集団からドロップしてしまった。身体中の力もうまく入らず、千切れた後の単独走行でもまともな走りができなかった。もっと粘りのある走りならば、完走はいけたと思う。

最終戦にして不甲斐ない結果になってしまいかなり悔しいが、来週の全日本選手権までには少しでも体調を整えたいと思う。また、入部選手や香山選手はしっかりと全日本選手権に向けてコンディションを整えてきている。

このような面も学ばなければならないと思った。

2日間、悪天候の中サポート・応援等ありがとうございました。

また、今シーズンJPTをサポート・応援等、本当にありがとうございました。まだ全日本選手権やシクロクロス等レースがあるので、今シーズン最後まで頑張りたいと思います。

津石 康平レポート

今回のレースは4.8kmのコースを23周する110.4kmで行われた。

今回のチームでの作戦は、全員が逃げを狙うという作戦だった。僕としても今シーズンJPT最終戦ということもあり、逃げを狙うつもりでスタートした。しかしスタート後すぐに集団の中で後ろに流れてしまうラインにはまってしまい上手く前に上がることが出来なかった。

レース展開としては最序盤で入部さんを含む4名の逃げが決まり、集団は沈静化した。

その後は逃げに選手を載せていない愛三工業レーシングチームが集団のコントロールを始めた。

コースの特性としては集団の後ろになればなるほどコーナーの立ち上がりで消耗してしまうコースだった。そのためチームとして前で展開していきたかったが、他チームと競り合うこととなり中々前で固まることが出来なかった。また横風区間やコーナーの立ち上がりで中切れを起こす選手も出てきて、その中切れを埋めることで何度か足を使ってしまった。そして残り4周を切った湖沿いに出るコーナーの立ち上がりで集団からドロップしてしまいました。

そこからは単独で完走を目指し走ることとなり、27位でレースを終えた。

今回のレースは雨と寒さでかなり体力を消耗したので、1度しっかりと体を休めて今週末の全日本選手権にベストな状態で挑めるように頑張ります!

今回も雨の中たくさんのご声援とサポートありがとうございました!

集団からドロップした後沢山の方々が応援して下さったおかげで、踏み辞めることなく完走することが出来ました!

唐見 実世子レポート

 前日とは打って変わっての大雨強風の霞ヶ浦。気温も低く、雨対策をしてのスタートとなった。フェミニンは4.8kmのコースを9周で争われた。

 自分の作戦としては、人数も5人しかいなかったので安全ではあるが、それでも安全マージンをとってできるだけ先頭にいて、もし無駄に足を使ってしまって、最後まで集団がばらけなかったとしてもゴール勝負に持ち込んで仕舞えば、ゴール手前に激坂もあるので、勝てる可能性は高いと予想した。

 2周目までは、何事もなくレースが進んだが、3周目の横風区間のところで、E1の集団に追いつかれてしまい、そのタイミングでE1の落車が発生。

 私たちはE1の集団に抜かれるまで風上をゆっくりと走っていたので、何ら問題は起きないはずだったのに、フェミニンの選手もE1の落車に巻き込まれてしまったらしく、追い風区間に入った頃には独走体制を築いてしまう。後ろから

選手が一人追って来ているのが見えた。本来ならその選手と一緒になって2人で走った方が有利に持ち込めるが、一人でゴールを目指そうと思った。

大雨の中の混走だったためか、ありえない事がいくつか起こってしまい、また後方の情報を伝えてもらえず、集団が追いついてきてふり出しに戻り、ゴール勝負になる事も十分に予想されたので、追い込まないように走って、周回を重ねた。しかし最後まで追いつかれることはなかった。レースとして成り立っていない面もあり、少し残念だったが無事にゴールまでたどり着いてよかった。

 今シーズンのJフェミニンツアーはこれで終わり。最後は地元での2連勝で締めくくれて、よかったです。悪天候の中、霞ヶ浦まで足を運んで下さった皆様、ありがとうございました。また、今シーズンもたくさんのサポートと応援、ありがとうございました。

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