弱虫ペダルサイクリングチーム

レースレポート

2021 Tour Of Japan

大会名

2021 Tour Of Japan

開催日

2021年5月28日(金)〜30日(日)

結果

第1ステージ:井上 文成 14位,香山 飛龍 18位,入部 正太朗 29位,川野  碧己 63位,中島 渉 72位

第2ステージ:川野  碧己 9位,井上 文成 15位,入部 正太朗 30位,香山 飛龍 36位,中島 渉 68位

第3ステージ:川野 碧己 優勝,香山 飛龍 38位,井上 文成 52位,入部 正太朗 55位,中島 渉 64位

 個人総合:井上 文成 15位,香山 飛龍 19位,入部 正太朗 27位,川野  碧己 55位,中島 渉 69位

チーム総合 5位

スプリント賞:1位 川野 碧己

新人賞:5位 香山 飛龍

使用機材等   

フレーム               :FELT FR1 DISC,AR FRD DISC,FR FRD DISC

タイヤ・チューブ      :Vittoria Corsa Graphene2.0

サイクルメーター     :WAHOO BOLT,ROAM 

サイクリングウェア        :RAPHA

アフターレースウェア   :RAPHA

ヘルメット             :OGK IZANAGI,AERO CR-1 EV

シューズ         :NORTHWAVE EXTREME,EXTREME PRO

グローブ         :ROECKL

ケミカル               :和光ケミカル

サプリメント        :グリコ パワープロダクション

日焼け止めローション  :Aggressive Design Top Athlete Sun Protect 

クレンジングオイル   :Aggressive Design Waterproof Cleansing Oil

バイクスタンド     :リッカルアルミサイクルスタンド

入部 正太朗レポート

チームとしてはステージ優勝やポイント賞獲得、若手の選手達の活躍が非常に目立ちました。

富士山ステージではトップ10には届きませんでしたが、井上選手14位、香山選手18位と今後に期待できる走りでしたし、位置取りでアシストしてくれた川野選手と中島選手も素晴らしくチームとしてまとまっていました。個人的には富士山は全力を尽くしましたが良い走りは出来ませんでした。

相模原ステージではスタートから激しい展開になりましたが、チームメイトの力を借りて16名の逃げ切り集団に僕を送り込んでくれました。のちにこの逃げグループからホセ選手が勝者となりました。勝負を託された僕は中盤までに何度かチャレンジしましたが、結果に繋げることはできず逃げグループからもドロップしてしまいました。申し訳ない気持ちと反省が多い走りになってしまいました。後続集団ではしっかりとエーススプリンターの川野選手が頭の9位を取ってくれました。

最終日の東京ステージでは全員が前日までの悔しさを胸に悔いないようにチャレンジする事を決めました。逃げ切りが有り得ると予測したステージはスタートから激しいアタック合戦となりチーム全員で攻めまくりました。非常に連携が取れていたと思うし、みんな熱い走りでした。不安定な消耗戦のレース状況の中、エーススプリンターの川野選手が逃げにチャレンジし、強いマリノ選手と共に2人が逃げ切る形となり、見事一騎討ちのスプリントを制してステージ優勝とポイント賞獲得という、とてつもなく素晴らしい結果をチームにもたらしてくれました。なんて頼もしい男でしょうか。

川野おめでとう!!

チームメイトが良い走りをしている中、個人的には良い走りが出来なかった反省が多く、力不足も感じていて悔しい気持ちと申し訳気持ちがあります。もっと頑張らなければなりません。

総評的には今回のTOJでまた一つチームが成長できたと感じております。引き続き気を抜かず高みを目指してチーム一丸となり更なる成長をお見せ出来る様に頑張ります。

レース全体面の采配、サポートをしてくださった佐藤GM、連日しっかりとケアをしてくださった西應マッサー、連日自転車を何不自由なく整備してくださった新保メカニックなくして選手は連日レースにチャレンジして成長や結果を見いだす事はできません。

そしていつも素晴らしい機材に素晴らしいアイテム等をサポートしてくださり感謝申し上げます。

本当にありがとうございました。

 井上   文成 レポート

富士山ステージ

富士山の麓を周回してからあざみラインを登るハードなコースでした。中島選手、川野選手のアシストにより良い位置どりで登り区間に入れましたが自分の力不足で目標だったシングルリザルトに入ることはできず満足できる結果とはなりませんでした。

相模原ステージ

総合順位を上げるためにも逃げに乗らなければならないステージでしたが肝心な勝ち逃げに乗れず集団でゴールするという悔しい結果となりました。滅多にないステージレースということで走りがいつもより保守的になってしまっていたかもしれないと思い3日目はいつも以上にチャレンジすることを意識しまし

東京ステージ 

2日連続で満足できる内容ではなかったので、逃げに乗ることだけにフォーカスして出走しました。レースを半分以上消化しても逃げが決まらない消耗戦となるなかチーム全員で攻撃をしかけ続け、その中で川野選手が逃げ切りに成功しステージ優勝とポイント賞のリーダージャージをとってくれました。

チームメイトの素晴らしい走りに感動と良い刺激をもらいました。

久しぶりのステージレースで学ぶことが多く、最後のチームメイトの勝利にはチャレンジした走りがいかに大切かを教えてくれました。秋に行われるツールド熊野で総合トップ10入りできるようにこれからも頑張ります。

応援ありがとうございました。 

香山 飛龍レポート

Stage1

3日間開催ということもあり、富士山のヒルクライムで総合成績が殆ど決定するので出し切ってフィニッシュした。新人賞も狙ったものの、対象者に3分の差をつけられてしまい実力が及ばなかった。逆に100%出し切れたし、右脇腹の故障が全く痛まなかった事はよかったと捉えており、概ねうまくいったステージではあった。

Stage2

総合上位には入っていないため、ステージ優勝&総合ジャンプアップ狙いで積極的に逃げを狙った。しかし、この日のコンディションが万全でなかったこと、逃げが決まる最後の局面で覚悟と判断が足りず、身体を反応させなかった事が原因で乗ることは叶わなかった。それからも良いリズムを掴めず、見せどころのない走りをしてしまった。

Stage3

前日の苦い思いと最終ステージということで狙いは完全に逃げに固めた。勿論エースはスプリンターの川野選手だが、チーム全員が逃げる意思を持っていたので、チャンスがあれば出し惜しみせずいくことができた。結果として自分は決まった逃げには乗れなかったが、持てる力は全てだして動けたので後悔はなく、最後川野選手が結果という形にしてくれたのは非常に良かった。

総括

刺激を受けた3日間であった。何よりも悔しさが強くあり、同時に活躍した&優勝したチームメイトにリスペクトがある、そんな不思議な感覚だ。次は自分が結果を出すためにも努力を続ける。多くの方々の多大なるサポート、ありがとうございました。

川野 碧己レポート

stage1

私が総合を狙うのは現実的ではないため、アザミラインまで入部選手のボトルを運び、総合を狙う入部選手、井上選手、香山選手の三選手を先頭付近で登り口に届けるという仕事。周回コース終了後の長い登りで前に出ようとしたが、そのタイミングが早すぎてその後埋もれてしまったことと、風上に位置してしまい集団にいるよりも消耗させてしまったことが悔やまれる。アザミライン前のきつい登りが終わった時点で井上選手が後方に位置しているのを確認したため、自分も一度後退し、先頭付近まで引きあげて集団から離脱し、その後は第二ステージ以降に備えて自分のペースでゴールした。

stage2

苦手なコースではないものの、逃げに乗れるほどの力はなかったので集団で東京ステージに向けて脚を温存しつつ、ゴールスプリントになった場合に備えました。展開としては序盤に形成された入部選手を含む逃げ集団が逃げ切り、メイン集団では総合勢のアタックが何度かかかるものの、決定的な動きにはならず。最後はメイン集団でのゴールスプリントを制して9位でのフィニッシュとなりました。

stage3

ゴールスプリントに持ち込みたいチームが少なく逃げ切りを狙う選手が多いという情報からチーム全員、逃げ一択で勝負することに決めていた。個人としては中間スプリントでポイントを獲得できれば、総合ポイント賞獲得の可能性もあった。

スタート後から50㎞に及び続いたアタック合戦にはチームの誰かしらが反応するという総力戦を繰り広げ、その結果5人の逃げに乗ることが出来た。そこからしばらくは協調体制を築き、集団に捕まってゴールスプリントになってもいいように脚を温存していたが、終盤にタイム差が拡大から縮小に転じると協調体制が崩壊。温存に努めてはいたものの、既にゴールスプリントで勝てる脚は無かったので逃げ集団からアタックしマリノ選手との二人逃げ体制を築く。とにかく逃げ切りたかったので牽制することなくフルガスで踏み続け、残り3㎞で逃げ切りを確信。マッチスプリントを制して優勝、ポイント賞も獲得することが出来た。

今回、展開にも恵まれ勝つことが出来たが次のレースでも同じことが出来るとは思えない。コースや展開を選ばずに勝てるようになるためにはもっと強くならなくてはいけないと感じた。

最後になりましたが、佐藤さんを始め西應さんや新保さんの存在がなければ最終日まで走り切ることもできませんでした。多大なるサポートをありがとうございました。

中島 渉レポート

stage1

1日目は富士山ステージ。自分は少しでもアシストやサポートができたらと思い走りました。入部さんのオーダー通り井上選手、入部選手、香山選手の総合勢をあざみラインの麓で先頭でスタートできるよう川野選手と交代で引きました。

アシストがこんなにも大変であることを学ぶことができとても良い経験ができました。

stage2

2日目、相模原ステージはコースの起伏が大きく、序盤からハイペースな展開となりました。自分の実力ではまだ逃げに乗ることはできないと考え集団でキープし次の動きに備えていました。ですが、レース中盤あたりのトンネルの落車に巻き込まれ、ニュートラルバイクとなってしまいました。サドルの締まりが緩くすぐに下がってしまいまともに走れず、そのままゴールとなりました。

stage3

3日目はど平坦の東京ステージ。スタート直後からアタック合戦になり、何回かトライするものの逃げは全く決まらず、序盤から落ち着きのないレース展開となりました。残り半分を過ぎたあたりで川野選手が乗った逃げが決まり、集団は落ち着きました。集団が落ち着いていた為、ボトル運びをし貴重な経験をさせて頂きました。川野選手が最後まで逃げ切り見事優勝し、チームとして最高の終わり方できました。

今回TOJという日本最高峰のレースに出場するチャンスを与えて頂いき、本当に有難うございます。また3日間、佐藤さんをはじめメカニックの新保さんや、マッサーの西應さん、本当に有難うございました。

チームにたくさん強い選手がいるので、自分も負けじと練習したいと思います。次は自分が表彰台に立てるよう頑張りたいと思います。

たくさんのサポート、応援有難うございました。 

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