第88回全日本自転車競技選手権大会ロードレース
大会名
第88回全日本自転車競技選手権大会ロードレース
開催日
2019年6月29日(土)
結果
MU23 織田 聖 6位,江越 海玖也54位,村田 雄耶DNF
WE 唐見 実世子 9位
使用機材等
フレーム :FELT FR1 DISC,FR FRD DISC
タイヤ・チューブ :Panaracer RACE Evo4Series,RACE EVO 4TEAM
サイクルメーター :GARMIN Edge820J,520J,EDGE130
ブラケット フード部 :OUTER TOP SHAKES HOOD
ウェア :Champion system
アンダーウェア :CRAFT
ヘルメット :OGK ZENARD-EX,FLAIR,AERO-R1
シューズ :NORTHWAVE EXTREME
ソックス :NORTHWAVE
グローブ :ROECKL
ケミカル :和光ケミカル
サプリメント :グリコ パワープロダクション
日焼け止めローション :Aggressive Design Top Athlete Sun Protect
クレンジングオイル :Aggressive Design Waterproof Cleansing Oil
バイクスタンド :リッカルアルミサイクルスタンド
織田 聖レポート
濃霧の影響で1時間遅れスタートとなった今年の全日本選手権。時間の関係上、周回数も4周減って119kmでのレースとなった。
まるまる1周と1kmぐらいローリングしてからリアルスタート。ローリング中からあまり後ろに下がらないように意識して走った。
リアルスタートしてから一気にペースが上がり逃げたい選手たちが積極的に動いていたが決まらず2周完了。3周目のスタート直後の下りで2つ前の選手と3つ前の選手がスリップダウン。落車しそうな走り方をしていたので違うラインをついていて正解だった。それ以外にも同じところで落車があったみたいだったが幸い自分の近くではなかった。スタート後からずっと落ち着かないレース展開だったが8周目に入るタイミングで早稲田の選手が単独で抜け出しそれの追走で今村選手と武山選手を含む5人の追走ができた。追走に入ることができなかったため集団で追う気のある選手と一緒に追走し1周かけて捕まえ振り出しに。コースの特性上徐々に人数が絞られ最終周に。残り5km看板あたりで大町選手と2人で逃げようとするも間も無くして捕まり、カウンターで京産の選手が飛び出す。慌ててしまいすぐに追ったが集団を牽引してしまった。吸収後、京産の別の選手が残り1.3km付近で落車し集団は分裂。その後700m付近で武山選手と沢田選手が飛び出しその後ろは自分を入れて4人ぐらいで最後はスプリントになりましたが力及ばず6位。最低限の目標であった1桁ゴールはできたが、優勝も見えていたので悔しい。
今の実力と周りとの差を確認することができたのでしっかりと差を詰めて来年はタイトルを取れるように努力していきたいと思います。
たくさんの応援ありがとうございました。
江越 海玖也レポート
朝方から200メートル先も見えないような濃い霧が発生し、スタートは1時間遅れ周回数も4周減り11周回となり1周と降りきったところまでとロングローリングスタートとなった。
コースや天候的にも前にいないときつくなってしまうのでローリングから前に位置した。リアルスタートし、各選手動き始める。今回はリザルトを狙う為にも前半動けるのは2~3回と決めていたのでしっかり見極めをしながら走った。前半逃げは決まることなくレースは続いた。
後半に入り乗らなければならないアタックがかかったのにきつく反応出来ず、またしてもフィジカルの弱さが肝心なとこに出てしまった。
残り4周サーキットコースに戻るヘアピンコーナーで前の選手が落車し、それにつまずいて集団から遅れてしまった。なんとかホームストレートで戻る事はできたが一気に辛くなってしまった。次の周後半の登りの動きで集団からドロップ。千切れ集団でなんとかゴールまで行くことができ完走となった。
レース展開にはほとんど参加出来なかったが、去年できなかった完走をする事ができたのでプラスに考え次に繋がるよう練習していきたいと思います。
村田 雄耶レポート
霧の影響で周回数が減り、1周ローリングでのスタートとなり、路面も雨で濡れている状況の中でのレースとなりました。
スタートは前列に並び出走したのですが、ローリング中にびびってしまい最後尾まで下がってしまいました。
リアルスタート直後も登りで先頭まで上がり下りで後ろまで、下がってしまうことを、繰り返してしまいレース序盤でピークが来てしまい、レースは終了となってしまいました。
ウェットで滑りやすい路面のコースで、隣で落車もあり、恐怖心が高まってしまいました。
もっと下りの感覚をつかみ、普通に下れるよう頑張ります。
U23最後の全日本選手権だったので、とてもショックですが、レースは続くので次のレースに向けて集中します。
唐見 実世子レポート
オリンピック選考もかかった全日本。絶対に外せないレースだった。当日はU23のレースがあるため6時に会場入り。チームメイトの健闘を祈りつつ、チームカーなどで休みながら時間を過ごす。朝から深い霧と雨で、厳しいレースが予想された。
ちょっと早めに昼食をとって、13時15分、定刻通りスタート。U23との混走という事もあり、いつもより大きな集団。路面も非常に滑りやすいという事もあって、できるだけ集団の前にいるように心がけた。ダンロップコーナーを過ぎたあたりでリアルスタート。少し後ろに下がるとすごく集団内がカオスで恐怖を感じたので、少し足を使ってでも前にいるようにした。いくつか滑りやすいと思うコーナーがあったが、全部のコーナーが滑りやすい訳ではない事が周回を重ねる度にわかった。
3周回目に入る手前の登りで、ライブガーデンの選手がスルッと抜けて、そのカウンターで与那嶺選手が思い切りペースを上げた。自分も行かないと、と思ったが一気に突き放されてしまって圧倒されてしまう。後ろから上野選手、金子選手、、、という感じで何人かの選手が反応するが、身体が硬直してしまって動かなかった。
残念ながら自分のレースはそこで終了してしまった。そこからは9人の先頭集団から50秒くらいの差が続いた。追いつくかもしれないし、早い時間帯で何かの展開があれば、選手が溢れてきて、次に繋げられるかもしれないと思った。だから第2集団の前で先頭交代をしたが、協力してくれるのは数名。徐々に離され、決定的な差になってしまった。U23の選手達の争いもあったので集団がギクシャクしてしまったことも原因の一つだった。もっと主導権を握って走ればよかった。辛いばかりで、経験があるのに生かせなかった。
レース後半は先頭交代に加わる選手も増え、一緒に周回を重ね、ラスト周回の一番長い登りのところでU23の梶原選手と2人になった。後ろとの差が少し広がったところで、梶原選手に2人で行きたいかどうか意思の確認をしたら、行きたいと答えたので、逃げました。ラスト3kmあたりから先頭交代を促しても首を振られたので、引き続け、最後は梶原選手に行かれてゴール。
自分の弱さが露わになったレースでした。関係者の皆様にはこのような形で全日本選手権を終えた事に対し、申し訳ないと思っております。
今はレースの本当の意味での楽しさも理解しているつもりですし、展開できる、または乗れるレベルに早く戻りたい気持ちと共に、情けない気持ちでいっぱいです。
雨の中、沢山のサポートと応援ありがとうございました。