弱虫ペダルサイクリングチーム

レースレポート

スーパークロス 野辺山day2 UCI-1

SC1 podium

大会名

スーパークロス 野辺山day2 UCI-1

開催日

2018年11月18 日(日)

結果

男子エリート 前田 公平:優勝,織田 聖:10位,江越 海玖也:15位
女子エリート 唐見 実世子:6位

使用機材

フレーム : FELT  FX FRD,F1X
タイヤ : Challenge CHICANE(前田、江越)grifo(織田)BABY LIMUS(唐見)
ホイール      : INDUSTRY NINE
クランクセット   : ROTOR 3D+ QCX1
バーテープ : Silic1
チェーン : KMC X11SL
サイクルコンピュータ :GARMIN 820J
ウェア       :Champion system
ヘルメット     :Giro Air Attack,Synthe MIPS,Synthe
シューズ     :NORTHWAVE EXTREME XCM(前田,織田), SCORPIUS2 PLUS(江越)
ケミカル      :WAKO’S
日焼け止めローション  :Aggressive Design Top Athlete Sun Protect
クレンジングオイル   :Aggressive Design Waterproof Cleansing Oil
サイクルウエア用洗剤  :亀の子束子 自転車泥汚れ専用洗剤
サイクルスタンド    :リッカルアルミサイクルスタンド

SC2 hijiri

前田公平レポート

野辺山2日目も前日に続き天気も良くコースコンディションはドライ。そして日本初のC1レースとなった。前日のレースにより標高になじんだ事もあり、良い感覚でスタートを切った。
スタート後は目まぐるしく先頭が入れ替わる混戦状態。しかし程なくして前日優勝のアンソニー選手が先頭に立ちハイペースでレースを引っ張っていく。その速いペースに先頭パックはすぐに人数が絞られ、アンソニー選手、エミル選手、ギャリー選手、織田選手、自分の5人になった。アンソニー選手の刻むハイペースに織田選手、そしてレース中盤にギャリー選手が遅れ、先頭パックは3人に。途中、2番手のエミル選手が杭に引っ掛かり落車、後ろにいた自分はストップせざるを得ない状況になり、アンソニー選手が抜け出す場面にもなったが、調子のよさそうなエミル選手に引っ張ってもらう形で追いつき、3人のパックに戻った。終盤に向けて落ち着く場面もあったが、極端にラップが落ちることもなくハイペースでレースは進み、3人パックのまま最終周回へ。登りの頂上付近で先頭に出てみるも決められそうになく、探りを入れようとするもそんな暇を与えてはくれずエミル選手が先頭に。そしてアクシデントは唐突に起きた。エミル選手、自分、アンソニー選手の順でシケインに突入し、後ろのアンソニー選手がインを突き前に出ようとしたところで、エミル選手と接触。結果エミル選手はチェーンが落ちストップ。最後は2人の勝負になった。番手につけた自分は、コーナーの出口で車間が空かないように立ち上がりの加速重視のコーナリングでベタ付きのまま最終コーナー。ギリギリ捲ることができトップでゴール。
普段の国内レースでは出来ないスピードレンジでのレース、ギリギリ耐えて勝負所に残れたレースは今までに無い楽しさと、ギャラリーからの声援が背中を押してくれた。日本のUCI C1レースで日本人として表彰台の真ん中に立てたこと、立たせてもらったことを嬉しく思う。

織田 聖レポート

日本で初めてのUCI C1 レース。前日とメンバーはほとんど同じなので今回こそは先頭についていこうと決めて臨んだ。
スタートからAnthony 選手とEmil 選手がペースを上げていくがなんとかして耐え続ける。1周目から3周目までは先頭パックで走れましたがミスが積み重なり舗装路の登りでも踏み負けてしまい徐々に遅れてしまった。その次のパックに吸収されてからは舗装路で遅れることはなかったがコーナーの処理が疲れからか雑になってしまい、つまらないミスをして遅れてしまった。ミスで番手を下げに下げ11番まで順位を落としてしまった。最終周にはメカトラの選手をパスし10位でゴールすることができたが前日同様ミスが多かった。
昨年までは、一瞬たりとも先頭パックで走ることができなかった野辺山だったが今年は前半の少しは付いていくことができた。スピードにはロードレースのおかげでついていくことができたがフィジカルが足りず、すぐキャパオーバーになってしまいミスして遅れる。課題はわかったのでしっかりと克服していきたいと思います。
たくさんの応援、サポートありがとうございました。

江越 海玖也レポート

昨日とは1部コースが変化していたが、変わらずドライレースとなっていた。
日本初となるUCI C1レースとなり自身としても初めての事となった。
今回もスタートは上手くいったが、序盤は前日と同じように一つ一つズルズルと順位を下げてしまう形になっていた。そうこうしているうちに後ろから来た村上選手とパックになるが、バギーコースでフロントをスリップさせ、落車こそしなかったもの遅れてしまい追いつく事は出来なかった。終盤になる頃には4人パックになっていた。ここでも前日同様に抜け出せる脚は無かったのでフライオーバー前に仕掛けるが中里選手を振り切る事が出来ずスプリント勝負となり差しきれずパックでは2番手の総合15位という結果になった。
地足やテクニック不足は勿論だが、上半身が弱いなど課題がわかった2日間だったが、U23では4番手と不安と焦りを残す結果となってしまった。全日本に向け少しでも改善していきます。
2日間ありがとうございました。

唐見 実世子レポート

連日の体調不良でまともな練習もできていないが、もしかしたら走れるかもしれないと思って野辺山入りし迎えたスーパークロス2日目。
日本国内で1クラスが開催されるというのを耳にした時とても驚いたが、日本の将来のシクロクロスの発展につながるに違いない。
今年は野辺山にしてはめずらしいドライコースとなったが、それでもバギーコースや砂利道などのコーナリング、ちょっとした木の根っこの超え方など、私には難しいと思った。
13時30分、肌寒い中レースがスタート。
苦手意識のあるスタートはまだまだ遅いが、少しずつ改善できてきている事が実感できる。だが、序盤でできた隊列では10番以内には入っているが、前で展開するには及ばない。
スピードコースでありながらも、1周目を終える頃にはトップとの差が30秒以上ついている。細かいコーナリングなどのスピードが全く違う事がよく分かる。
だが、マイペースで前を追っているうちに、少しずつではあるが、下手なりに走り方が分かってきて、少しずつスピードを上げる事が出来た。ラスト3周で、5位の選手をかわし、4位の選手もすぐそこという位置まで上がる事ができた。
だが、溝の部分でペダルからシューズが外れず転倒してしまい、また6番手まで下がってしまった。そこでリズムを崩してしまって、簡単な道ですら上手く走れなくなってしまったが、ラスト2周回に入った辺りから、もう一度立て直す事ができた。
前を行く選手に追いつく事は出来なかったが、今まではリズムを崩してしまうと戻せなかったので、今回のレースはその点では良かったと思う。
私の次のレースは全日本となるので、そこまでに立て直して、もっと良い走りができるようにしようと思います。
応援、サポートありがとうございました。

SC2 miku

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