第17回 JBCF石川サイクルロードレース
大会名
第17回 JBCF石川サイクルロードレース
開催日
2018年7月15日(日)
結果
JPT 前田 公平 9位,織田 聖 24位,岩崎 昌雲26位,長塚 寿生 29位,江越 海玖也 ,赤荻 秀也 DNF
F 唐見 実世子:優勝
使用機材等
フレーム :FELT FR1
タイヤ・チューブ :Panaracer RACE Evo3 Series,RACE EVO 3.0 TEAM
クランクセット :ROTOR 3D+ IN POWER
チェーン :KMC X11SL
サイクルメーター :GARMIN Edge820J,520J,EDGE130
ブラケット フード部 :OUTER TOP SHAKES HOOD
ウェア :Champion system
アンダーウェア :CRAFT
ヘルメット :GIRO SYNTHE MIPS,SYNTHE
シューズ :FACTOR TECHLACE, Empire W ACC
グローブ,ソックス,シューズカバー:GIRO
ケミカル :和光ケミカル
サプリメント :グリコ パワープロダクション
日焼け止めローション :Aggressive Design Top Athlete Sun Protect
クレンジングオイル :Aggressive Design Waterproof Cleansing Oil
前田 公平レポート
翌週に控えた全日本MTBを見据えた中で参戦した今大会。当初は参戦するかどうか迷っていたが、「レース」を走っておきたかったことと、自分の状態を確認する意味も込めての参戦となった。石川ロードは初参戦なので、前日はじっくりコースを見ながら2周行った。コース全体のレイアウトのチェック、複合コーナーのリズム、コーナーの路面状況をしっかりと見ておいた。
レース当日、暑さの厳しい中のスタートとなった。暑さにやられないために、水分を毎周しっかりと摂る、掛水をし身体が熱くなりすぎないようにする、この2点をいつも以上に意識して行った。結果として最後まで集中して走りきることができた。今までの暑さの経験を活かすことができたのではないだろうか。
さて、レース内容としては、いつもレース序盤から動きすぎてしまうので、我慢して待機するプラン。先頭は見えるが、反応するには厳しい、そんな微妙な位置にいることで自分を御した。序盤に10人前後の逃げが決まってしまい、各チームがメンバーを乗せているが、チームメイトは誰も乗っていないといういきなり喜ばしくない展開。「何で誰もいかないんだ」、「こんなことなら自分が行けばよかった」など暑さも相まって苛立ちの感情が芽生えてくるが、水をかぶって一旦冷静になる。ブリッツェンが逃げに乗せておらず、集団をコントロールしているので次の展開があると信じ、備える。ブリッツェンが集団をコントロールしたまま、逃げからこぼれてきた選手を捕まえながらレースは進み、残り2周で逃げを全員キャッチ。そして下りきった後の登りで集団崩壊のペースアップ。ブリッツェンの発射砲で、数名の選手が先行しているが、自分は後ろから上がっていったため、その後ろの第2集団につくので精一杯だった。最終周は、その第2集団も人数を減らしつつ進んでいき、その集団の真ん中ほどで、9位でのゴール。
暑さ対策も冷静に行えたこと、厳しいレースになった今大会でシングルリザルトを取ることができたので、状態は以前より良くなっているだろう。ここから、疲労を残さない状態で全日本を迎えたいと思います。
長塚 寿生レポート
Jproツアーの第13戦が福島県の石川町特設コースにて行われた。
毎年この石川ロードレースは猛暑の中行われるが、今年も例年に漏れずスタート時から気温が上がっていた。
コースはアップタウンを繰り返すレイアウトになっており、一周回13.6km。これを7周回、計102kmで争われる。
レースがスタートすると最初はパレード走行、3km程走るとリアルスタートになる。
スタート同時に何度かアタックがかかるが、決定的なものにはならず、レースが動いたのは2周回を完了した後、9名の逃げが出来る。集団はこれを容認し、レースは周回を重ねていく。
私も集団で様子を見ながら、織田選手、前田選手の近くに位置を取り、カウンターに備えてアタックに反応する。
その後レースはラスト2周の4km前に動く。ここで集団からドロップして、20人程の集団でゴールに向かい、結果的に29位でゴールした。
コーチから自分向きと言われていたが、内容的に良いものとは言えない結果となってしまった。反省点としてアタックに反応する時もまだ後追いになる場面が多く、ここで無駄足を使ってしまっていた。
まだ自分の中で、もう一段階強くなる事が出来ておらず、レース結果も意味の無い順位を重ねてしまっている。
ここまで練習はしっかり出来ており、フィジカルも上がっている手応えはあるので、あとは頭を使ったレース運びが出来るように最善を尽くしていきたいと思います。
来週もレースが控えていますので、しっかり体調を整え、早く結果を残したいと思います。
ありがとうござました。
織田 聖レポート
広島でピュアホワイトジャージを獲得し急遽チャンピオンシステム様にチームロゴをプリントしていただいた弱虫ペダル仕様のピュアホワイトジャージでのレースとなった。
前日入りし2周試走をしたが残り4キロからゴールまで登り基調なためここでどれだけ耐えることができるかどうか勝負に絡めるかどうかの分かれ目になると感じた。レースは学法石川からパレードし残り4キロ地点からリアルスタート。最初からスピードは速くアタックも何回もあった。そしてブリッツェン以外の主要チームの乗る逃げができた。ブリッツェンは集団の先頭を固めコントロール。逃げはラスト2周のアップダウンで吸収された。レースが動きそうな空気感が漂う中登り区間へ。先頭がペースアップし集団が縦伸び。そして中切れなどもありブツブツと遅れる選手も出てきて一気に集団は20人ぐらいになり最終周へ。なんとかペースアップには耐えることができましたがもういっぱいいっぱいでラスト7キロ付近で集団からドロップ。そのあとは1人で淡々と走り続けましたが最後の最後にグルペットに捕まってしまい3人に抜かれてゴール。そして今回の結果でピュアホワイトジャージを失ってしまいました。来週、大田原、片岡と栃木2連戦があるので結果を出しジャージを奪い返せるように頑張ります。
たくさんの応援、サポートありがとうございました。
岩崎 昌雲レポート
灼熱の中100km弱のレース。補給を怠るとすぐに熱中症になるため水分はこまめにとることを心掛ける。
パレードランからスタートし、序盤の坂の途中からリアルスタート。集団が一列に伸び、後方から前に上がるのに脚を使ってしまう。ホームストレートと下りと終える頃には逃げが決まっていた。そこにチームから逃げをのせることが出来なかった。
逃げが決まってからは宇都宮ブリッツェンが集団を最後まで牽引。本当に強かった。
ペース事態はあまり早くなく脚にも余裕があったが、問題は水分である。レースの半分が過ぎ、4周目に移る頃、水分もゼリーも尽き、補給を受け取れずにいた。脚を緩めて補給を取りに行けば集団から遅れてしまうと恐れ、迂闊に離れることが出来なかった。その頃から脱水の症状が出始める。余裕のあった脚に一気に疲労感が襲う。
レースの終盤。なんとか集団から遅れまいと必死に付いていた。序盤からずっと逃げていた逃げを集団がキャッチ。そこから一気にペースが上がり、登りで集団が崩壊。後ろの集団に取り残される。
そこからは集団で協力し前を追い続け、ラスト一周。登りをなんとかクリアし、下りも危なげなくこなす。
ラスト4km。ちょうど先頭を牽いて登りで先頭交代を要求するが、後ろがついてきていなかった。このまま行けるかも?と踏んでみたが勿論吸収。無駄な動きになってしまう。ラスト2kmほどで5名ほどペースを上げて抜け出していく。それを追うがかなり苦しい。結局追い付くことが出来なかったが、それ以降は抜かれることなく26位でゴール。
熱中症になりながらも全力を出し切れた。
反省として最初の逃げに乗れなかった。乗れる位置にいることが出来なかったこと。最後のよく分からない中途半端な動きが無駄であること。この点をしっかり直したい。
今回もたくさんの応援とサポートをありがとうございました。次戦も気合いをいれて最善を尽くします。
赤荻 秀弥レポート
シーズンも中盤に入り結果を残そうと思う焦りとなかなか思うように走れない日が続いた中での石川ロードレース。
レース前日に会場入りし2周ほど試走をした。昨年も走っておりコース後半の長いだらだら登りの区間が自分にとってはいかに我慢できるかであった。レース当日も気温が高くなると予想されていたので前日からしっかりと水分補給をするように心がけていた。レース当日朝食もしっかりと食べた。
レースは学法石川から3キロほどのパレードランをしてからのスタートだった。リアルスタートが切られ登り区間でのペースの上下が激しく少しきつかったが深呼吸をし呼吸を整えた。3周回目に入ったところで10名程度の逃げが決まってしまう。自分はここに乗れる位置にいたが迷ってしまい結局集団に残ってしまった。そこから宇都宮ブリッェンが中心となり集団のペースが一気に落ちた。そこから周回を重ねるが補給で取り損ねてしまい掛水等ができずにとても体が熱くなってしまったが何とか我慢をしたが残り1周を残してDNFとなってしまった。
今回のレースではまず最初に決まった逃げに乗らなかったことが非常に悔やまれるところだと感じている。
来週の片岡ロードではサバイバルレースになると思われるが少しでもレースの展開に加われるよう今週一杯練習に励みます。
応援・サポートありがとうございました。
江越 海玖也レポート
広島の落車での影響で乗れていなく、さらに当日は猛暑日となり暑さに弱い自分には不安が残る中でのレースとなった。何度か走ったことのあるコースで、終盤からゴールライン超えての登りでどれだけ耐えられるかが課題だった。3キロほどのパレードから登りに入ったとこでリアルスタート。ハイペースで進む中、2周が完了した頃に10名ほどの逃げができた。その逃げにブリッツェンがのっていなく、集団をコントロールしていた。そこからはペースは落ち周回を刻んでいく。毎周回補給を取り、体に水をかけ、しっかり飲んでいたのだがだんだんと体がやられていくのを感じた。残り2周に入ったとこの登りでいきなり踏めなくなってしまった。手も痺れており、完全にオーバーヒートだった。結局残り一周を残しDNF。暑さにやられてレースができないという事は本当にもったいない事なので、レース中だけでなく日常でも対策をしていこうと思います。
応援、サポートありがとうございました
唐見 実世子レポート
前日から石川入りし、2周だけ試走。暑くてそれ以上の試走は体力を奪われると思った。レース当日。今年の石川は私が選手復帰してからの3シーズンレース経験の中で一番暑く感じられ、距離こそ40㎞あまりと短いものの、消耗戦になるだろうと思った。W-upもそこそこに12時17分にスタート。
今回のレースはいつもはナショナルチームでチームメイトとして戦っている金子選手が参戦している。いつもは頼もしい味方だけど、今回ばかりは強敵。
スタートして1周目は、いくつか飛び出すような動きもあるが危なくないので、動かないで様子をみる。コントロールライン手前4㎞くらいからダラダラと登りが始まったと同時に金子選手がアタック。ここは見逃すわけにはいかないのでチェックに入って、少しして後ろを振り向くと、いきなり私と金子さんの2人。そこからは体力を消耗しないように、先頭交代しながら1周目完了。
とても暑い。金子さんがきつそうに見えたので、2周目に入ってすぐ登りでアタックしてみたら決まったので、そのまま踏み続けた。暑すぎて、足が回復しなくてすごくきつかったが、補給をうけて少し回復。そのままラスト周回も耐えてゴールできた。
熱中症ギリギリのレース。走っている選手だけでなく、チームのスタッフ、大会関係者、大会を支えて下さる地元のボランティアの皆さんや観客の皆さん、全ての方々が少なからず熱中症っぽくなっていたと思います。そんな中、たくさんの支えがあって、今回のレースも走り切る事が出来ました。ありがとうございました。
来週もレースが続きます。疲れをしっかりとって、次も頑張って走ろうと思います。