弱虫ペダルサイクリングチーム

レースレポート

第22回全日本選手権個人タイムトライアルロードレース大会

全日本TT3

大会名

第22回全日本選手権個人タイムトライアルロードレース大会

開催日

2018年6月17日(日)

結果

唐見 実世子 2位

使用機材等

メインコンポーネント  :Campagnolo RECORD EPS
ホイール         :Campagnolo BORA ULTRA50
タイヤ・チューブ     :Panaracer RACE Evo3 Series
クランクセット       :ROTOR 3D+ IN POWER
チェーン     :KMC X11SL
サイクルメーター     :GARMIN Edge820J
ウェア     :Champion system
アンダーウェア      :CRAFT
ヘルメット       :GIRO AEROHEAD MIPS
シューズ          :GIRO Empire W ACC
ケミカル      :和光ケミカル
サプリメント        :グリコ パワープロダクション
日焼け止めローション  :Aggressive Design Top Athlete Sun Protect
クレンジングオイル   :Aggressive Design Waterproof Cleansing Oil
スキンケアクリーム   : Aggressive Design Top Athlete Skin Care Cream Urthr
リップクリーム      : Aggressive Design Top Athlete Lip Protect cream Hemere
サングラス        :Oakley Rader EV (オードビー様)

唐見 実世子レポート

今年もとうとう全日本選手権がやってきた。昨年の全日本TTは復帰して初めての全日本だったという事もあり、緊張しすぎて上手く走れなかったが、今年は全日本という舞台も自分なりに受け入れる事が出来ていて、少し落ち着いて会場入りする事が出来た。今年は石川県での開催。4年間石川で暮らしていた事もあり、その空気感がとても懐かしかった。また、レースを支えて下さる現地スタッフの皆さまのほとんどが顔見知りという事もあって、昔と変わらず自転車に携わっていらっしゃる事を知り、身が引き締まる思いになった。
コースは1周13.1㎞。コースの中盤にアップダウン、少しテクニカルな下りや下り切った後に直角コーナーがあり、その他は踏まないと進まない下り基調の直線や緩い上り、フラットな道で構成されていた。また、能登半島特有の強い風が吹くとさらにレースが難しくなると思った。全体的には、能登半島という地形が生かされ、バランスも良くて素晴らしいコースだと思った。
前日試走で、特に下り区間の風の影響を考えて、フロントを50㎜ハイトに変更した。また、TT練習をする毎にポジションを煮詰めていたのだが、前日にもポジションを少し変更した。
レース当日。天候は快晴。風は昨日と同じくらいに感じられた。
やはり、緊張してしまって、落ち着かない感じでレースがスタートした。無線機で、ラインどりや他の選手のラップタイムを聞きながら、気持ちを落ち着かせるのがやっとだった。でも、そのコントロールの難しさが全日本でもあった。
1周目の中間ポイントで与那嶺選手との差が30秒くらいつけられている事を知る。しかし、突っ込みは抑え気味、また緊張していた事もあり、ペースが上がっていない事も分かっていたので、まだまだ希望を捨てず、とにかく落ち着こう落ち着こうと思って、また今までやってきた事を信じてペダルを漕ぐ。ホームの直線が向かい風という事もあり、うまく車体を進められていない。上手く力を伝えられない。2周目のアップダウン区間。直線区間のダメージから上手く回復できず、呼吸もいっぱいになりながら、耐えるのみとなってしまう。その後のストレート区間も耐えるのみで、結局ラップタイムを大きく落とす走りとなってしまった。
結果は与那嶺選手から1分49秒遅れの2位。昨年の與那嶺選手とのタイム差とさほど変わらなかった。世間的には、海外で活動している与那嶺選手とそれ以外の国内選手との差がどのくらいあるのか、昨年と比べて広がっているのか、また縮まっているのか、という所がWEの見どころであったかもしれないが、自分としては、走るからにはもちろん表彰台のてっぺんへ、それに昨年の自分からの挑戦という場でもあった。
正直、私はタイムトライアルが強いという訳でも得意という訳でもないが、タイムトライアルという競技特性はとても好きだし、それにこの種目にトライする事で自分自身を強くしてもらっているので、これからも競技を続けさせてもらえるならば、ロードレースと並行してタイムトライアルにも挑戦させてもらえるように精進していきたいと思う。
最後になりましたが、今年も全日本という大舞台を走りぬく事ができたという事は自分自身にとって大きな自信になり、またなかなか経験できない事をさせて頂いております。このような場を与えてくださったチームの皆さま、サポートの皆さま、サプライヤー様、大会に関わった全ての皆さまに感謝しております。数日後には全日本RRがありますので、まずは体調管理、そして今のベストな走りができるように過ごしていきます。引き続き応援よろしくお願いします。

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