弱虫ペダルサイクリングチーム

レースレポート

Tour of Zhoushan 2018

アジアチーム団体1位の表彰を受ける日本チーム 梶原はアジアンリーダー賞も獲得

大会名

Tour of Zhoushan 2018

開催日

2018年5月1日(火)~3日(木)

結果

唐見 実世子:第1ステージ 29位,第2ステージ 14位,第3ステージ 33位,個人総合 15位
団体総合 3位,アジア団体総合 1位

使用機材等

フレーム     :FELT AR FRD
メインコンポーネント  :Campagnolo RECORD EPS
ホイール         :Campagnolo BORA ULTRA35,BORA ULTRA50
タイヤ・チューブ     :Panaracer RACE Evo3 Series
クランクセット       :ROTOR 3D+ IN POWER
チェーン     :KMC X11SL
サイクルメーター     :GARMIN Edge820J
ウェア     :Champion system
アンダーウェア      :CRAFT
ヘルメット       :GIRO VANQUISH MIPS WF
シューズ          :GIRO Empire W ACC
ケミカル      :和光ケミカル
サプリメント        :グリコ パワープロダクション
日焼け止めローション  :Aggressive Design Top Athlete Sun Protect
クレンジングオイル   :Aggressive Design Waterproof Cleansing Oil
スキンケアクリーム   : Aggressive Design Top Athlete Skin Care Cream Urthr
リップクリーム      : Aggressive Design Top Athlete Lip Protect cream Hemere
サングラス        :Oakley Rader EV (オードビー様)

唐見 実世子レポート

【第1ステージ】
本来なら10時スタートで、20km弱のコースを4周、85kmで争われるはずだったが、中国らしい理由から、スタート時間が17時に変更になり周回も2周に減ってしまい、レース距離も半分強の45kmとなってしまった。今回のレースは複数のUCIチームやロシアナショナルチームなど強豪チームが揃っているので、日本チームとしてはレースを見れる位置に終始いるように、スプリントポイント、ゴール勝負で梶原選手が上位に加われるように、というオーダーだった。
曇り空の中、レーススタート。スタートから良いペースでレースが展開されるが、大きな逃げが決まる感じではない。周回コースは終始小刻みなアップダウンで、すごく忙しい。集団が伸びる事も多いので、できるだけ前の方へ。
KOM1回、SP1回あったが予想通り、ゴールスプリントへ。
ゴール手前で集団の前の方まで上がる。右側に二列、前方に数人見えて、梶原選手が私の背後にいたので、何とか前まで引っ張ろうと大外から回ったがジョイントさせる前に失速してしまった。大失敗。こんな事なら横の列かその間に入れば良かった。

【第2ステージ】
予定通り、10時スタート。周回コースを4周回で争われるには変わりないが、アップダウンが厳しく、今回のレースのポイントとなる1日だった。レースがスタートして最初の登り。ロシア勢がすごく元気に見える。ペースが落ち着かず、小刻みにペースアップがある。1つ目の登りを超えて、次の登りはKOM。下から勢いよく登っていき、金子選手が前で対応してくれている。登りきった時には10人強。ただ日本チームは金子選手、梶原選手、私、の3人が含まれている。下りきってしばらくして20人くらいの集団が追いつき、この集団でレースが展開される。登りでペースアップがあり数人が溢れてしまうが、大きな崩れはなく、そのまま周回を重ねる。3周回目、一番斜度のキツい場所でスペインチャンピオンがアタック。集団は棒状になるが、下りきって少しして落ち着く。ラスト周回、先程の場所より少し前で同様にスペインチャンピオンのアタックがあり、登りきったところまでで、先頭と少し差が開いてしまう。下りきったらスプリントポイント。2名の選手の先着と中国チームの3着を許してしまった。力が少し及ばなかった。その後は2名の逃げを追う形となったが、今思い返せば、焦りがあった。1人、また1人と計3名の選手が前の逃げにジョイントした。もう力がなかったが、そこに乗らなければならなかった。そのまま日本チーム3名を乗せた列車はゴール勝負へ。今日の走りでチーム総合3位、アジア総合1位はほぼ確定となった。

【第3ステージ】
第2ステージの結果からリーダーチームのコントロールが入り、大集団ゴールになるだろうとの予想だったので、日本チームとしては、チーム総合を守る事、梶原選手のアジアンリーダーとステージを狙うという事だった。
9時にレースがスタート。リーダーチームがメインで集団が動く。最初のスプリントポイント前でいくつかのアタックがあるが、逃げを許さない状態で、スプリントポイントへ。良い位置どりのまま梶原選手がもがいて、1位通過。この時点でアジアンリーダーをほぼ手中にした。
イエロージャージが前で有力選手の攻撃に会う場面が見られたが、2周目完了したあたりから、リーダーチームのコントロールが入る。少しして登りの中腹で総合に関係のないハイテックの選手がアタック。一瞬反応しようと思ったが、前にその選手の逃げに反応した時に逃げに繋がる感じがなかったので見送った。その逃げに2人が反応して、3人の逃げが決まる。反応しておけばよかったとも思ったが、比較的トップとタイム差が開いていない私が反応する事により、逃げを許してもらえなかったかもしれない。3人の逃げから1人溢れおち、2人の逃げもラスト半周したところで集団に飲み込まれてる。
そこからはゴール勝負に備える形になるが、色々と考えてしまいゴールに集中出来ず、ゴール勝負を手伝う事ができなかった。ゴール前は中井選手が集団の前の方まで梶原選手を引っ張り、梶原選手が前で上手くさばいて2位に入り、UCIポイントを獲得した。また、梶原選手のアジアンリーダー、チーム総合3位、アジアチーム総合優勝も獲得した。

今年に入って、ベトナム、タイ、今回の中国とレースレベルが徐々に上がってきてはいるものの、今回3日間、ナショナルチームで走らせてもらった事で、日を追う毎にレースも見えるようになり、また崩していた調子も上がってきているので、3日後から始まる5日間のステージでは、リラックスして挑もうと思う。

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