BIWASE CUP(第4ステージ~第6ステージ)
大会名
BIWASE CUP
開催日
2018年3月8日(木)~16(金)
結果
唐見 実世子: 第4ステージ 13位,第5ステージ 5位,第6ステージ 7位
使用機材等
フレーム :FELT AR FRD
メインコンポーネント :Campagnolo RECORD EPS
ホイール :Campagnolo BORA ULTRA35,BORA ULTRA50
タイヤ・チューブ :Panaracer RACE Evo3 Series
クランクセット :ROTOR 3D+ IN POWER
チェーン :KMC X11SL
サイクルメーター :GARMIN Edge820J
ウェア :Champion system
アンダーウェア :CRAFT
ヘルメット :GIRO VANQUISH MIPS WF
シューズ :GIRO Empire W ACC
ケミカル :和光ケミカル
サプリメント :グリコ パワープロダクション
日焼け止めローション :Aggressive Design Top Athlete Sun Protect
クレンジングオイル :Aggressive Design Waterproof Cleansing Oil
スキンケアクリーム : Aggressive Design Top Athlete Skin Care Cream Urthr
リップクリーム : Aggressive Design Top Athlete Lip Protect cream Hemere
サングラス :Oakley Rader EV (オードビー様)
第4ステージ
今日は湖畔の周りの5kmの周回コースを10周回、50kmで争われた。例年集団ゴールとなるので、休養日として捉えていたが、平地のステージである事、逃げが決まりやすい事もあり、自分としてはレース後半のワンチャンスにかけていた。平地なので逃してくれるのではないかというほのかな期待があった。3周回目のスプリント賞手前で吉川選手、中井選手が落車に巻き込まれる。私は脇にそれてどうにか免れてる。彼女達も1周のニュートラル後、何とか復帰。ひどい怪我にならなくてよかった。
その後、上野選手を含む10人程度の逃げができる。リーダーチームもまだ余裕がありそうだったので、逃げを見送った。2回目のスプリント賞を過ぎて韓国選手がアタックしたので追従。2人で前の集団にブリッジしようとしたが協調できず、また後ろから追ってきているのもわかったので諦める。その後半周して逃げ集団が捕まる。今日は逃げは決まらないな、と思いつつも楽しくなってきて、ついつい前で展開を作ろうとしてしまうが残念ながら逃げは決まらずゴールスプリントへ。前でゴチャゴチャしていたが、吉川選手が3位入賞、優勝はまたしてもタイナショナルチームのJutatip選手だった。
第5ステージ
今日が最後の山岳ステージ。距離も125kmととても長い。
チームの私へのオーダーは、スタートしてすぐの山岳賞でチームのアシストをしてほしい。レース後半の登りは自由に登ってもらって良いとの事だった。限りなくフリーな状況だったので、とにかく自分の力を出し切ろうと思った
スタートして直後の登りは、ダラダラと2kmくらい続く。山岳リーダーの選手が、登りの半分くらいのところでアタックしてくれたので、あとは私が常にアタックした選手の番手に入って、ペースを上げすぎないしたら、無事に彼女が山岳ポイントを1位で通過する事ができた。
その後は平坦区間が続き、総合に関係のない選手達がアタック合戦を開始。逃げグループが形成された。オランダチームが逃げに乗り損ねたため、メインで引かなければならなくなって、そのまま2回目の山岳ポイントへ。
もう山岳賞はねらえないが、私は山岳のところで集団をバラバラにしたかったので、思い切り走って、単独で登りきった。後ろでチームメイトが、追っているのが見えたが、なぜ追っているのかわからなかった。そのまま単独で下って
しばらく走るが、逃げ集団から千切れてた選手がいるものの、まだ逃げ集団は遠くにしか見えなかった。その後、ビワセチーム2名やリーダージャージを含む10名程度の集団に追いつかれ、まったりペースになる。そうこうしているうちに今日3回目の山岳ポイントに突入。勾配はそうでもないが風がきついので、前でペースアップ。すぐに1人になった。山岳ポイントを過ぎた辺りでようやく逃げグループを吸収。日本の中井、ビワセ1人、韓国1人、の3人の逃げだった。4人で最後の山岳ポイントを超えて、しばらくすると、ビワセも1人追いついてきて、最高の展開になる。そのまま逃げてくれ、と監督に言われる。しかし、追い風にもかかわらず、ペースが上がらない。タイム差も15秒から20秒まで開いたが、多分追い付かれるだろうと悟る。とりあえず、途中のスプリント賞はチームの一番上位の選手に取らせる。ラスト20kmくらいで、後方集団に捕まる。回ってほしいと全チームのアシストに伝えるがうまく機能しない。ラスト10kmくらいで牧瀬選手を含む小さな集団もジョイント。その後、中井、ビワセ1人、ホワイトジャージ、韓国1人の飛び出しを容認。
ラスト5kmでコーナーがあり、橋が架かっていたので、そこのちょっとした登りで今かと思ってアタック。橋を登って下って、しばらくして後ろを振り向くと数人ついてきているので、先頭交替を要求したが、変わってくれるわけがない。ラスト2kmのところでようやく逃げ集団をキャッチ。足がいっぱい。少しペースが落ちるが、ビワセの選手と私の逃げにくっついていた牧瀬選手が主に集団を引きゴールスプリントへ。もう、全く足がなくて、5位に終わってしまった。積極的にレースを展開して、レースとしては良かったが、上位との差を1分ちょっと詰めただけで、チームや自分自身の結果には繋がらなかった。牧瀬選手は今日の結果で個人総合を2位に上げ、1位の選手との差を2秒まで縮めた。こうなってくると、第3ステージのミスが悔やんでも悔やみきれない
第6ステージ
今日のステージはほとんどフラットの115km。スタート前は風がきつくフラットだけど、逃げが決まるかもしれないと思った。そして暑い。水分補給も気をつけないといけないと思った。レースがスタートして最初は、カザフスタンとタイが先頭を固めている。スローペースでみんなお見合いになって、膠着状態。30km過ぎた辺りで、日本チームの樫木がアタック。それを皮切りにアタック合戦が始まった。小石が多くあちこちでパンクしている選手が見られたので、私は路面状況を把握したいので、出来るだけ前の方でレースを傍観。日本や韓国、それに総合に関係のない選手達がアタックしている。1回目のスプリントポイントが終わり、積極的に展開している日本チームの逃げなどがあるが、どれも決まりそうで決まらない。2回目のスプリント賞を超えた辺りで、また日本、韓国辺りが中心となってアタック合戦が始まる。これには私も参加したが、やはりチェックが厳しく抜け出すのが難しい。今日はやっぱりむりかなぁ、と思っていた頃、日本チームを含む数人の逃げが決まりかけ、追走から思い切りブリッジ。そのまま先頭を引き続けたら、後ろが切れかかっているのが見えたので、そのまま踏み続けた。少しして数人の選手が協力してくれたので4人くらいで速い速度を保って回し続けて1分の差が開いた。その後は逃げに乗っている選手のほとんどに先頭交替に加わってもらって約30km逃げ続けた。風向きも良く、協調性のある逃げ集団の方が有利だった。ゴールスプリントは先頭交替いnあまり加わらなかった選手に持っていかれてしまったが、タイム差を稼ぐという面においては成功したと思う。今日の逃げで私自身の総合は2位まで一気にジャンプアップした。リーダーも入れ替り、トップとのタイム差は12秒となった。
第6ステージまでの走りで自分としては自信も取り戻し、また最後に望みを繋げる事が出来たが反面残されたステージは全て平坦ステージなので、どのように展開していくのか頭をフル回転させて走らなければならない。