JCX第9戦 宇都宮シクロクロス ロマンチック村 DAY2(UCI-2)
大会名: JCX第9戦 宇都宮シクロクロス ロマンチック村 DAY2(UCI-2)
・開催日:2017年12月3日(日)
・結果:カテゴリー1 前田 公平:3位
織田 聖:9位
江越 海玖也:32位
カテゴリーL1 唐見 実世子:5位
・使用機材
フレーム : FELT F1X
ホイール : INDUSTRY NINE
クランクセット : ROTOR 3D+ QCX1
バーテープ : Silic1
チェーン : KMC X11SL
サイクルコンピュータ :GARMIN 820J
ウェア :Champion system
ヘルメット :Giro Air Attack,Synthe MIPS,Synthe
シューズ :NORTHWAVE EXTREME XCM(前田,織田),SPARKLE SRS(唐見)
ケミカル :WAKO’S
日焼け止めローション :Aggressive Design Top Athlete Sun Protect
クレンジングオイル :Aggressive Design Waterproof Cleansing Oil
サイクルウエア用洗剤 :亀の子束子 自転車泥汚れ専用洗剤
・前田公平レポート
宇都宮2日目はUCIレース。前週から日本に残っている海外選手の参戦や、世界選手権U23で2位を獲得しているフェリペ・オルツ選手の参戦により、日本ではかつてないハイレベル、ハイスピードなレースが予想された。スタート後からフェリペ選手は圧倒的なスピードとバイク裁きですぐに単独走状態。前日のレースの影響は殆どなく、オーストラリアチャンピオンのクリス選手と2位パックを形成する。しかし、レース中盤に差し掛かる頃にキャンバーでのミスから生まれた差を埋められず、10秒差のまま暫く追うも徐々に話されていってしまう。後ろから小坂選手とアンソニー選手のパックが近づいてきていたのでそこにジョインし、3位パックで展開。2人の走りを観察しながら、勝機を伺う。自分にアドバンテージがあるのはコース序盤の3段登りからの森林区間。仕掛けるのは最終周と決め落ち着いて周回を消化していく。そして決めていた通り3段登りでアタックしバンクの続く下りを攻めていく。5秒程抜け出すことに成功し、全開で踏んでいく。決まったと思っていたら何とシケイン越えでミスをしてしまい、振り出しに戻ってしまった。挙げ句、コースも残りわずかとなっているのにパックの3番目。しかしまだ負けた訳ではないので少ないチャンスを狙う。フライオーバーをすぎ、最後のグラウンドのヘアピン区間に。まずは狙っていたパッシングポイントである、ゴール手前3つめの緩い左ヘアピンコーナー。王道アウトインアウトでは、クリッピングから立ち上がりにかけて土がめくれて丁寧にコーナリングする必要があるので、あえてアウトから立ち上がりにかけてインに切れ込み、立ち上がりの加速重視のコーナリングで攻める。まだまだ草が残っており、グリップするので減速が最低限で済み、1人バス。最後は最終コーナーからゴールまでのスプリントに賭け、何とか先着し3位でゴール。
要所でミスをしてしまったが、最後まで良いレースが出来たと思います。いよいよ来週は全日本選手権、ベストを尽くします。
・織田 聖レポート
今年の世界選手権U23で2位に入ったスペイン人選手が招待選手として来日。まさか世界のトップクラスと日本で一緒に走ることができるなんて想像もしていなかった。
スタートは今回も最前列。スタートはうまく決まって前の方で展開。レースの最初は4位集団でうまく走ることができた。しかし4周目のシケインを超えたところでチェーンが落ちてしまいパックから離れ、1人宙ぶらりん。ペースも落ちどんどん前に離される。レース後半に、前を走っていた竹内選手と合流し2人で前を追う。平坦が多いコースレイアウトだったので2人の方が楽だった。ここで竹内選手に追いつけなかったら完走することすらできなかったかもしれない。最後は競り勝つことができましたが、竹内選手と良い勝負ができて楽しかった。
たくさんの応援、サポートありがとうございました。次は全日本選手権です。日の丸目指して全力を尽くします。
・江越 海玖也レポート
宇都宮CX2日目。前日より気温が上がり路面はドライだったがコース一番奥のキャンバーがねっとりと滑りやすくクリートがつまる泥になっていた。
他はほとんど変わらないコンディション。
海外招待選手が多く、U23世界選手権2位の選手までいてハイペースで完走者数が少ないレースが予想された。
スタートは37番手。スタートから第1コーナーまで距離がありほぼトップスピードからの直角コーナーで、落車に注意しながら進入。コーナーをクリアしていき徐々に前に上がっていたが、第4コーナー出口で前が絡み落車。それに止まりきれず突っ込み落車。出口で踏み込んだ瞬間だった事と中途半端にブレーキしたせいでうまく吹っ飛びきれずぐしゃっと落ちた。受け身に失敗し、肘を強打。結構痛くすぐにスタートできなかった。体と自転車の調子をみながら再スタート。もう完走を狙うのは無理と思い、足切りになるまで一つでも前に上げようとペースをあげて走った。
結局32位でゴール。勿体ない結果になってしまいましたが、落車後うまくたち直せた事は良い点でした。調子は良く前日の疲れをあまり感じず集中して走れていたのでよかっです。
応援、サポートありがとうございました。
・唐見 実世子レポート
DAY1を走り、ほんの少しの手応え、毎レース打ちのめされている自分、昨日の疲れ、など色々な思いを感じつつのDAY2。
朝早く会場入りして、渡辺監督の熱い走りを見学。自分も頑張ろうと思う。
試走して、昨日とは打って変わって難しくなっている事を確認する。2か所あるキャンパーのうちの一つは私の実力ではクリアできない。まずは1か所だけでもと思って何度かトライして自分なりに走れるようにする。そんな中、試走中の選手が私のためにわざわざ足を止めてラインを教えてくれた。そのお蔭もあって、少し上手くクリアできるようになった。もう一つのキャンパーは走れるところまで走って、ダメになったらランニングに切り替えようと決めて、完全ドライのタイヤをチョイスして挑んだ。
レースがスタート。あれだけ練習したクリートキャッチに手こずり、後方に下がってしまう。芝生の区間で少し前に上がって、砂セクション。トップ選手のまさかの落車に巻き込まれ、その後の3段坂のセクションでも外国人選手の落車に巻き込まて踏んだり蹴ったり。
何とか3位争いの4人パックに入る事ができたが、そこでも自分の下手くそ加減を思い知らされてしまう。一つ一つのコーナリングはそれでもよくはなってきていて、足も余っているにも関わらず、キャンパーでの度重なるミスで、全く抜け出せない。簡単な区間で少しだけアドバンテージをとっても、その後のキャンパー区間で抜かれ…の連続で、リズムがつかめないまま周回だけが重ねられていく。
ラスト周回。最後はミスしないでくれ、と神に祈りつつ、自分を信じてキャンパーに突っ込んだが、コケてしまって抜かれてしまい、その後相手選手もミスをしたのに、自分も上手くクリアできず、差を詰める事が出来ず、結局は5番になってしまった。
苦手な部分でチャレンジした事が今までなかったので、今回のチャレンジは良かったが、それは無謀なチャレンジともとれるので、試走などでもっとビビらないでトライして、しっかりクリアできるようになってからレースに挑めるようになりたいと思った。また、シケイン越え、砂や泥のセクションは本当に下手なので、一つ一つの動作を見直していこうとも思った。
今回の悔しさを悔しいだけに終わらせないように、もう一度頑張ってみます。
2日間たくさんの観衆の中で走れた事に感謝します。ありがとうございました。