第9回 JBCF 3Day’s 熊野
大会名
第9回 JBCF 3Day’s 熊野
開催日
2017年6月2日(金)~4日(日)
結果
【第1ステージ 新宮市大会】
JET:織田 聖:4位、赤荻 秀弥:16位、長塚 寿生:28位、大場 政登志:54位、前田 公平:56位
JFT:唐見 実世子:優勝
【第2ステージ 熊野市大会】
JET:前田 公平:2位、赤荻 秀弥:14位、長塚 寿生:26位、織田 聖:36位、大場 政登志:56位
JFT:唐見 実世子:優勝
【第3ステージ 太地町大会】
JET:前田 公平:7位、織田 聖:9位、長塚 寿生:25位、赤荻 秀弥:26位、大場 政登志:34位
JFT:唐見 実世子:優勝
【個人総合時間賞】
JET:織田 聖:15位、赤荻 秀弥:16位、前田 公平:17位、長塚 寿生:27位、大場 政登志:49位
JFT:唐見 実世子:優勝
【チーム総合】
弱虫ペダルサイクリングチーム:3位
使用機材等
フレーム :FELT FR1,AR1
タイヤ・チューブ :Panaracer RACE Evo3 Series,RACE EVO 3.0 TEAM
クランクセット :ROTOR 3D+ IN POWER
チェーン :KMC X11SL
サイクルメーター :GARMIN Edge820J,520J
サドル、バーテープ : fabric
ブラケット フード部 :OUTER TOP SHAKES HOOD
ウェア :Champion system
アンダーウェア :CRAFT
ヘルメット :GIRO SYNTHE MIPS,SYNTHE
シューズ :FACTOR TECHLACE, Empire W ACC
グローブ,ソックス,シューズカバー:GIRO
ケミカル :和光ケミカル
サプリメント :グリコ パワープロダクション
日焼け止めローション :Aggressive Design Top Athlete Sun Protect
クレンジングオイル :Aggressive Design Waterproof Cleansing Oil
前田 公平レポート
【新宮市大会】
MTBの連戦からすぐとなった今大会。慣れ親しんだオフロードからロードへ体のスイッチを切り替えるのは時間がかかるので手探りな部分が多い状態。連戦の疲れも多少感じるが脚の状態はMTBレースの感覚では良かったので、不安要素といえばロードレースのスピードと展開に対応できるかどうかだった。
かなり速いローリングからリアルスタートが切られた。その時点ですでに大場選手が先行しているので集団内でのんびりさせてもらう。チームメイト全員が集団前方に位置しているのを確認し、自分は後方で温存させてもらった。後ろから見ている限りでは散発的に誰かが上げるものの決定的な動きにはなっていない感じ。1周目の後半からそろそろ何かありそうな感じがしたので少しずつ前に上がっていく。ホームストレートで集団前方まで上がると丁度逃げが出来ていた。バルバ寺崎選手、ユーラシア大町選手、織田選手の3人とその少し後ろに2人、イナーメ筧選手ともう1人が見える。先頭3人が有力選手オールスターズだったので、こんなチャンスは無いとブリッジをかける。他の選手は連れて行きたくないので登り返しから一気に仕掛け、宙ぶらりんの二人を引き連れ逃げに合流。メンバーが良かったので徐々に集団とのタイム差は広がっていく。脚の具合も良く、うちは2人いるのでこれは良い展開だと思っていたらパンクさせてしまう。戦線離脱。ニュートラルバイクからホイールを貰うがなかなかスムーズに貰えない。ホイールを外し終えているのにまだバイクを止めている最中。その間にメイン集団は遥か彼方。グルペットにも置いていかれてしまう。リスタートを切ってグルペットには追いつくがメイン集団には到底追いつけない。そのままグルペット引き連れてゴール。トップと約3分差で総合は絶望的なので、残り2日はチーム皆のため、織田選手の個人総合とチーム総合をとれるよう働きます。
【熊野市大会】
2日目、千枚田の登りを含むステージ。総合から落ちてしまったのでステージを視野に入れつつ、集団ゴール及び逃げのスプリントになりそうな場合の発射台になるというプラン。最後以外は基本的に自由に動いていいとのことなので、しっかり追い込んで走ることに。
スタートから速いペースを作る。アタックしてみたり、乗っかってみたりするものの逃げは決まらず進んでいく。前半から前で踏んでいたらやりすぎてしまい、いざ千枚田の登りに入るころには脚がいっぱいに。ユーラシアが先頭でトレインを組み登り開始。脚はキツいがとりあえず登りでアタックをかける。全然もたずに終わってしまうが何度か繰り返すとかなり人数が減っていた。しかし寺崎選手のペースアップに付いていけず、遅れてしまう。登り終えた段階では2人先行、その後ろで10人前後の追走という感じになった。追走の先頭で下りに入り、そこそこのペースで下るとユーラシア大町選手以外いなくなっていた。前の2人も視界に入っているので引き連れて合流。4人で協調して逃げ続けゴールまで逃げ切りが決まった。最後ゴールは力負けしてしまい寺崎選手に続き2位でフィニッシュ。
序盤から動き、最終局面まで残れたことは良かったが、最後、フィニッシュの部分が弱かった。最終日こそはステージ優勝できるように頑張ります。
【太地町大会】
3日目最終ステージ。細かいアップダウンを繰り返す10km/lapのコースを3周のレース。昨日の時点で個人、チーム共に総合は厳しくなってしまったので何としてもステージは取りたいところ。
スタート後すぐに大場選手が飛び出していく。おかげで序盤は集団の流れに乗るだけで楽をさせてもらう。港のΩセクションを抜け、スタート前の宣言通りにKOMの登りで織田選手が飛び出していった。中腹ほどから自分も集団から抜け、織田選手の後ろにつく。登りきってから、昨日の逃げメンバーが合流したので逃げを試みるも、まだ集団も元気だったため吸収されてしまう。2周目に入り、KOMの登りで数名が飛び出していくのが見えた。失速具合からすぐに追いつけると思ったが、周りもキツそうなので飛び出して追いかけていく。自分が動くことで周りの選手が乗っかってきて逃げる、もしくは脚の残っていない選手をふるい落とすのが目的。結果として、登りの上では乗ってきた10数名の小集団ができ、それが先頭集団としてゴールまで行くことになった。最終周に入り、特に動きはなく進んでいく。中盤でボンシャンス日野選手と逃げを試みるもそう簡単には逃がしてくれない。カウンターで織田選手が1人で逃げていく。自分は追走の後ろに入るも引ける選手、もう引けない選手とバラバラな感じ。織田選手が捕まると入れ替わりにユーラシア大町選手が単独先行。バルバ寺崎選手が先頭で追うもその後ろで中切れが起きていた。動くのが遅くなってしまい、埋められずにゴール。ユーラシア大町選手は逃げ切り。自分の位置取りが悪いせいでゴール前以前で勝敗が決してしまった。
ゴール前の展開をしっかりと読み、周りの状態も把握できるようにもっと頭を使って走らないとダメだと思いました。調子よく走れていたので結果として残せるように頑張ります。ありがとうございました。
織田 聖レポート
【新宮市大会】
1周16kmぐらいの平坦基調のコースを3周するレース。
前半から大場選手や長塚選手、赤荻選手が逃げを打ってくれていたので集団で休む事ができた。2周目に入るタイミングでバルバの寺崎選手とユーラシアの大町選手が動きそうだったので後ろについた。予想が当たり集団が縦伸びしたタイミングでもがく。少ししたら公平選手達も合流し計7人の逃げが形成することに成功。自分達にとって好都合な逃げだった。しかし、公平選手がパンクしてしまい、その後に1人の選手が千切れ逃げは5人に。メンバーの中にはあの筧五郎選手も。最初の方は30秒差ぐらいでしたが最大50秒差まで広げることができた。最終的に30秒差ぐらいまで詰められたが逃げきることができた。最後はスプリントになったが脚が残ってなく4番でゴール。最後の最後でスプリントできるように頑張ります。
【熊野市大会】
40kmぐらいのアップダウンコース。途中に千枚田(KOM地点)があり、自分にとって我慢のステージだと思いスタート。
自分は昨日逃げた選手と同タイムでのゴールするのが最低条件だった。
しかし、リアルスタートを切ってから15分もしないうちに斜行してきた選手にぶつかり、また自分もその隣の選手にぶつかってしまいスポークを折ってしまった。モトが近くにいたのでスポークが折れたことを伝え、ニュートラルサービスを要求した。ホイール交換を素早くすることができずメイン集団からは大幅に遅れてしまった。大場選手が待ってくれていたので途中まで引っ張ってもらいそこから前を追った。正直、この遅れはデカすぎると思ったが大場選手のおかげで前に絶対に追いついてやろうという気持ちも入った。全開で踏んで前の千切れ集団に追いつき、その中で脚がまだ残っていた選手と回して前を追う。自分にとって一番の難所の千枚田では後ろの選手がドンドン千切れて、前の選手をドンドンパスしていく。「もしかして俺、結構登れてんじゃね?」って思うほど。
しかしそんなこともなく。頂上付近で10人程の集団に合流することができ、降りきってからみんなで前を目指して回す。綺麗に回ってはいなかったが前の集団よりは上手く回すことができていたのか、ゴール500mぐらいで10秒差ぐらいまで詰めることができた。最後のもがきで5秒差まで詰めたが同タイムでゴールすることができなかった。今回のレースで、1番メカトラしてはいけない自分がやってしまいトップとは2分以上もつけられてしまった。斜行してくる選手の近くにいた自分の下手くそさにがっかりした。もっと見極めて位置取りをしなくてはいけないと感じたレースだった。
【太地町大会】
10kmのアップダウンコースを3周するレース。
マスド式スタートでスタートしてすぐに大場選手がアタック。KOM400m手前で吸収し、自分は山岳賞を取るために集団から飛び出し1番でKOMを通過。山岳賞頂きました。後ろには公平選手、ユーラシアの大町選手、スペードエースの選手がいて少し離れてバルバの寺崎選手がいた。総合順位上位2人がいたので逃げ切れると思い、逃げを試みましたが上手く機能せず集団に吸収されてしまった。その後のカウンターには長塚選手がついていってくれていたので少し休むことができた。2周目のKOMの手前で長塚選手を含む何人か逃げていましたが登りきる前に吸収。集団の前方はなかなか良いペースで登っていた為、集団は縦伸び。KOMを過ぎても踏みやめることはせず、集団はバラバラに。気づいたら10人になっていた。脚も揃っていて逃げ切れると確信。3周目のKOMの登りでペースアップがあり、9人になった。下りを3番手で入り、右の直角コーナーで詰まったところを上手く交わしそこから1人で飛び出した。残り1kmぐらいのところで1人の選手に交わされ、その後集団に交わされてしまい、集団から遅れてゴールした。
ただただ脚が残ってなかった。
今年の熊野は、自分としては2日目のメカトラが成績に大きく響いてしまい総合15位という結果で終わってしまった。悔しい結果になりましたが、自分の課題が見つかったのでしっかりと克服していきたいです。
たくさんの応援、サポートありがとうございました。
大場 政登志レポート
【新宮市大会】
ローリングの先導者が速くて後ろについていた私だけがリアルスタートと共に勝手に抜け出しているような形になってしまいましたが程無くして吸収され、その後も始めのうちは何度も逃げようとしてみましたが周りの選手と思惑が一致せず無駄に脚を使っていました。一周目完了前の上りで前方に動きがあったのですが位置が悪く動けず織田選手と前田選手が前に行けたことを確認できたので集団待機。途中前田選手がパンクしてしまったので小さい追走集団を作り、前に誰か送り込みたかったのですがうまくいかずに最後まで集団で行ってしまい集団後方で流れ込む形でゴール。不甲斐ない。
【熊野市大会】
スタートすぐの小さなのぼりで集団から離れてしまい、そこからなかなか近づけなかったのですが、織田選手がトラブルで止まっているのが見えたので織田選手を少しでも早く脚を使わさずに集団に戻そうと思って前を引いてみました。しかし思うように体が動かず、ペダリングもうまくいかず、直ぐに脚が使い物にならなくなってしまいなんの役にも立てず、ただ自分のペースで完走しました。
【太地町大会】
先に逃げを打って前で待ってチームメイトが楽できればと思っていたのですが1周目の上りで吸収され、2周目の上りでついていけなくなり、3ステージ共何も出来ず終いでした。3日間で現在の個人的な課題とチームの課題が明確になったと思うのでどんどん改善していきます。応援サポートありがとうございます。
長塚 寿生レポート
【新宮市大会】
本日から三日間にわたり開催されたツールド熊野。初日は赤木川沿いの16.3kmを3周する計48.9kmの目立った登りがない平坦コース。スタート時間が早かった事もあり、気温もそこまで上がっていない。
チームの中での自分の動きとしては逃げに乗り、チームを有利な展開に導く事。体調も悪くないので積極的な動きをしていきたい。
レースがスタートすると、チームメイトの大場選手が集団から飛び出し、そこから先頭付近の集団も活性化。私も何度かカウンターで飛び出すが決定打には至らない。 コースの中間地点で折り返して、1回目の KOM地点に突入すると集団が一気に分裂し、そこから織田選手を含む逃げが形成される。私は集団内の大場選手と赤荻選手と協力し、ブリッジを掛ける選手を追走し、集団内のスピードをコントロールする。
その後も特に目立った動きは見られずに、ラスト3km。ここでもう一度、集団のスピードが上がるが集団はバラける事なく、そのままゴールになだれ込んだ。
【熊野市大会】
一日目の結果から総合に関わる選手、チーム総合に関わるチームとレース全体が見えてきた二日目。千枚田の登りを含むアップダウンの45.8kmのコースで、千枚田での動きがレースの結果を左右するといった印象。
この日も逃げる選手に注意しつつ、チャンスがあれば自分からも行きたい。レースがスタートすると単発的に何度も選手が飛び出していく。その中で事前に確認をした注意するべき選手をマークして、私自身もアタックをかける。しかし決定的な動きはないまま千枚田の登りに突入、そこで一気にペースが上がり私は先頭から遅れてしまう。 第2集団で KOMを通過、下り区間に。しかし下り区間での集団内の落車により、その集団も二分されてしまう。下り後のアップダウンでもローテーションを回して行くが、前のグループに追いつくことは出来ずそのままにゴールへ。
ここでも先頭集団でゴールすることが出来ずに、個人/チームのタイム差を広げてしまった。
【太地町大会】
ここまでのステージで何一つ結果も出せていない自分は、最終日の今日こそ最大限の仕事をしなくてはならない。
しかし結果は、途中の逃げには乗ったものの最後まで逃げ切った集団には合流することが出来ずに、三日連続の後方集団でのゴールとなってしまった。
やはり途中の逃げや追走に脚を使ってしまい、肝心な所で力を発揮することができなかった。
また、経験が豊富なチームメイトからは、もう少し周りの状況を見て動く必要があるとアドバイスを貰った。そうする事により無駄足を使わずに済み、必要な時に動くことができるようになると。
今回のレースでも結果を出すことが出来なかったが、「三日間連続のレース」という私の中では初の経験から色々な事を学ぶことが出来た。ここで得た反省やアドバイスを次のレースに活かせるかどうかで、今後の私の競技生活は大きく変わってくるであろう。
サポートして頂いている皆様には、なかなか結果を出すことが出来ずに大変申し訳なく思っています。この恵まれて環境に甘えることなく、練習に励んで行きたいと考えております。今後もどうか応援よろしくお願い致します。
赤荻 秀弥レポート
【新宮市大会】
三日間のステージレースの初日の今日は16.3キロのコースを3周する平坦基調のスピードレースとなった。
自分は前半から動き、後半に前田選手、織田選手が有利に動けるように、と考えていた。ローリングからスタートし前半はいろんな選手のアタックが続いたが、特に決まらず。
2周目に入る手前で前田選手、織田選手を含む逃げが形成されたので大場選手、長塚選手とともに集団内でコントロールをして集団にいた。そのまま3周目に入り途中でペースアップもあったが集団はそのままゴールへ行った。初日の今日は自分から何度か動くこともできたが、無駄に動いていたところもあった、と言われたところもあったが自分から動かないと無駄か無駄じゃないかもわからないのでもっと積極的に動いていきたいと思います。
【熊野市大会】
今日のレースは千枚田の長い登りを含む45.8キロのアップダウンのコース。
レース前には千枚田で遅れを取らないようにと考えていた。
レースが始まりアップダウンが続くがそこは何名かの選手がアタックするが特に決まらず千枚田の入り口まで進む。そこまではついていくことができたが、登りで切れてしまい前から後れを取ってしまった。10名ほどで登り終えて、下りで前のパックに追いつくことができた。そのパックで前と詰めようとしたがあまりペースが上がらず、先頭で上げるも縮まらずにその集団でペースアップし10名くらいでローテーションしながら平坦区間を進めることができその集団でのゴールとなった。
自分は登りがあまり得意ではないことが分かっていたがそれでも集団から離れているようでは話にもならないと思うので今後の練習で克服していきたいと思います。
【太地町大会】
最終日の今日は、10キロ3周の30キロの400mくらいの登りを3回上るレース。
最終日は1周目の登り終えたところで長塚選手と逃げを試みようとしていた。
レースが始まり、大場選手がスタートアタックを仕掛け後ろから織田選手がKOMを獲った。そこから有力選手を含む逃げがつくられたが決まらず集団に吸収。その後に一度逃げを試みましたがすぐに吸収され決まらず。その後は集団内でも全く休めず常に苦しい状態が続いた。2周目に入り登りで集団から切れてしまうが下りで追いつくことができたがそこから自分から動くということはできなかった。
3周目の登りで完全に切れてしまい追いつくことができずに前から落ちてくる選手をパスしながら走りそのままゴール。最終日の今日は全く動くことができずにただ走っているだけになってしまい良いところが一つもないレースになってしまった。
3日間を通してたくさんの反省が残るレースとなりましたが苦手な部分などが明確に分かったのでその点ではよかったです。
3日間応援、サポートありがとうございました。
唐見 実世子レポート
【新宮市大会】
晴天で初日を迎えたツールド熊野。女子の場合はステージレースではなく、3日間連続して続く個人ロードレース。なので、タイム差はあまり関係がなく、勝利数をどれだけ稼げるかの方が重要になる。そんな初日は、時々狭くクネクネした下りがあったり、勾配のきつい上り坂があるものの、コースのほとんどは平坦基調で道幅も広く、スピードコース。私にとっては、初日が一番の踏ん張り所でもあった。
レースがスタートし、ローリングが解除されてからアタックを試みるものの、協調がとれず、ひとまず集団待機。今回のレースもマークが非常に厳しく、レースを展開するのは簡単ではない。少しすると集団が分断して、2人が逃げる形になる。ちょっとした上りで追いついたのでそのまま踏み続けるが後続が続いている。先頭交代もなさそうなのでそのまま踏み続け、コースの折り返し地点までのクネクネとした区間もそのままのペースで進む。折り返すところで後ろを確認したら誰もついてきていないので、そのまま踏み続けた。見通しの良いコースなので、集団からは私の事が見えているはずなので、1周目完了くらいまではひたすら頑張る。2周目に入ったくらいには、勝てるかな、思い始めました。蓋を開けてみれば、予想以上のタイム差をつけてのゴールとなりましたが、逃げた分だけ疲労は溜まってしまいました。明日からもまだまだレースは続くので、プロテインやエキストラアミノアシッドなどのサプリメントもしっかり摂取してリカバリーをしようと思います。
今回のレースはJETの選手と何度もすれ違う箇所があり、その度にチームメイトの逃げやアシストしている姿を見る事ができ、とても励みになりました。
【熊野市大会】
2日目は山岳ステージ。フェミニンは千枚田のKOMゴールとなり、またそこに至るまでの行程もアップダウンがきつく、獲得標高は780m。(今日のレースのガーミンデータで判明初めてしった事実。)日差しが強く、暑い。オキシドライブCCDドリンクで水分を補給しながらのスタート。スタートすぐの上りで3人になる。追い風区間だった事もあり、3人でローテーションして後続とのタイム差を30秒以上開ける。この地点で3人の勝負になった。その次の上りはふるいにかけようとしてダンシングして上った。そこから一人になって、のぼりの頂上過ぎた辺りでMOTOから30秒と告げられたので、独走する事に決めた。途中から向かい風になり、苦しかったが何とか千枚田の上りも走りきる事が出来ました。
昔お世話になったチームの拠点という事もあり、今回もスタート前やレース中、ゴール後にたくさんの励ましの言葉をかけて下さり、最後まで走り切る事が出来ました。明日が最終日。笑ってゴールできるように頑張ります。
【太地町大会】
最終日の今日は、500メートルの直登の上りを1か所と緩いアップダウンを含む1周10㎞を2周、合計20㎞で争われた。太地町のコースは例年風が強く、厳しいレースになるが、今年は穏やかで走りやすかった。フェミニンは2周のレースなので、KOMのかかった500メートルの上りが何といっても勝負所。距離も短いので、1周目からアタックしてみようと決めてレースに挑んだ。
スタートして2㎞後に上りが始まるので、そこまでは集団で先頭交代をしながら、でも後ろには下がらないようにして走って、上りの下からダッシュした。上りの中盤くらいで一人になったので、そこからKOMまではペースを落とさないように上りきり、残りの約17kmは後方に追いつかれないように走りました。
疲労はありましたが、何とか3日間走り切る事ができ、優勝をも手にする事が出来ました。最終日の今日もたくさんの応援、ご支援を頂きました。ありがとうございました。