第20回 JBCF いわきクリテリウム
大会名
第20回 JBCF いわきクリテリウム
開催日
2016年9月17日(土)、18日(日)
結果
E1 岡 篤志:優勝, 前田 公平3位:, 織田 聖:5位, 長塚 寿生:DNF
F 唐見 実世子:6位
岡 篤志レポート
しばらく調子が上がらない日が続いていたが、いわきクリテは高2のときにJPTで2位になった相性の良いコース。絶対に勝てる自信を持って臨んだ。コースはテクニカルな直角コーナーや僅かな起伏もあり、テクニックとパワーが要求される1周1.63km。
土曜に予選が行われ、無難に1、2位上がり。決勝は31周回で計50.5km。 今回の作戦は、距離が長めで、天候は雨。消耗戦になりそうなので、前半は自分以外の選手で逃げを作り、中盤以降から動いて行こうと言う感じ。スプリントになるとS級競輪選手の渡邊選手に負ける可能性があるので、厳しいレースにしたい。
そしてレーススタート。 まずは長塚選手がスタートアタック、しかし集団も離れず、次の展開。1人の選手が飛び出していたので、後ろにいた織田選手にGOサイン。うまくブリッジし、3人逃げが決まる。1人が脱落し、2人逃げに。自分は集団前方で脚を溜め、他チームが追い疲弊するのを待つ。 そしてレースも残り半分近くとなった所でいざアタック!
後ろに誰も付けていない事を確認し、1周半かけて単独で先頭に合流。更に逃げのペースを上げる!この瞬間後輪がパンク。最悪のタイミングだった。ニュートラルを使い復帰を目指すも、集団が活性化し織田選手の逃げも捕まってしまったので、メイン集団の後ろに復帰。 仕切り直して、再びアタック!前田選手が上手く抑えてくれて、一気に差が開く。残り12周を1人で踏み抜き、逃げ切り成功! チームとしても前田選手が追走3人に乗り3位、織田選手も前半から逃げながら最後は再び抜け出し5位と言う結果。チームの成長が感じられた。
前田 公平レポート
決勝は予報通り雨。グリップを稼ぐために空気圧を若干下げる。6気圧を超えているためあまり違いはわからなかったが、レース中に滑る感覚はなかったので安心して走ることができた。
決勝は二組の予選通過者それぞれ10名と敗者復活10名の30名。序盤から織田選手が逃げており、自分は集団で休む。レース中盤で吸収となったが、落ち着きかけたところで岡選手が単独で逃げに。差はすぐに広がるが、集団はペースを上げる様子はない。集団から一人が飛び出しているところに、Linkの渡邉選手が凄い勢いでアタックしていく。要注意選手なので放置するわけにはいかず、チェックに入る。最初に飛び出ていた選手とくっついたところに追いつき、3人で回していく。岡選手とも後ろの集団とも大きく差があるため、このままゴールまで行こうという雰囲気に。最終周回に入り、若干牽制気味になる。ゴール前で勝負しても勝ち目がないので先に仕掛けるが、案の定捲られ3位でゴールとなった。
2位を取るには最終周まで持ち込んではいけないとわかっていたが、仕掛けるのをためらってしまったので、同じ結果だったとしても積極的にトライするべきでした。
織田 聖レポート
1周約1.5kmで少しアップダウンがあるコース。決勝は31周。スタートはのんびり入り5周目ぐらいアタックがありそれに乗りました。最初は3人でしたがすぐに2人に。先導のバイクから10秒差と聞き「集団に戻る?」と聞いたところ「まだ行く!」と一緒に逃げた選手に言われ逃げることに。頑張って逃げていると篤志選手が1人でブリッジ。凄く嬉しかった。でもすぐにパンクでいなくなってしまう。なんだかんだで集団に捕まってしまいました。
何周かしているうちに篤志選手が復帰!そして1人逃げ。その後ろには公平選手を含む3人の追走集団。追走集団に乗り遅れてしまった自分は集団待機。前との差がどんどん開いていく。我慢できなくなってしまい、ラスト2周で単独で抜け出す。いつもゴール手前で捕まっていたので不安でしたが、何とか逃げ切り5位。少しずつですがレースが見えてきました。
たくさんの応援、サポートありがとうございました。
長塚 寿生レポート
前日の天気予報通り、天候は雨。予選で注意して走った個所をさらに注意深く走る必要がある。
特に難しいコースではないが、私は他のチームメイトと比較して自転車の扱い方が劣っている。そのための対策をしていなかった訳ではないが、どうしても雨のレースは体が強張ってしまう傾向にある。
レースのスタートと同時に、アタックをかけるが脚が回らない。回らないというよりも「路面のスリップを恐れてリミッターが掛かってしまっている」といった方が近いだろうか。まともな仕事もできず前半は集団後方に位置し、中盤に向けて位置を上げていった。
しかしレースも後半に入り、集団から飛び出しを試み、加速してコーナーを曲がった瞬間に後輪が滑り、そのまま落車してしまった。日比谷メカニックの目の前ということが幸いし、すぐに自転車も走れる状態になり再スタート。
だが、500mもしないところで前選手がコースアウトし、それを避けた私もコースの外に出てしまう。そこから立て直し集団を追ったが心身共に折れてしまい、初のDNFとなってしまった。
今回の結果から、改めて自転車を扱う能力の重要性も学んだが、その他にも位置取りの大切さについても、私の課題を見つけることが出来た。
強い選手は落車が少ないというが、たしかに私のチームメイトは常にレース中、周りを観察し、危険な選手を瞬時に見極めている印象がある。
その点を再度意識してレースに参加していくことが、今後の私には必要となるだろう。
唐見 実世子レポート
まだ1勝もあげる事ができていないクリテリウム。自転車レースは風との勝負でもあるので、平坦基調のクリテリウムレースは、ただ力勝負という訳にはいかず、またマークも厳しいので、いつも苦労している。今回は42.38㎞と距離が比較的長いため、自分に分があると思い、自信を持って挑んだ。
天候は雨。スタートしてから、ペースを上げてレースを展開する。
自然と6、7人の少人数になるも、そこからアタックを仕掛けてもなかなか決まらない。ペースが定まらず、そこで脚を使ってしまって、結局は集団の思うツボ。
ラスト半周で脚が完全に終了してしまって、6位でゴール。
今回もひどい走りをしてしまった。
アタックをかけるタイミング、集団の空気等、いろいろと勉強となるレースだった。もう少し冷静に周囲を見て、うまく展開できるようにしなければならないと思った。