JET第15戦 第1回 JBCF奈良クリテリウム
大会名
第1回 JBCF 奈良クリテリウム
開催日
2016年6月12日(日)
結果
E2 栗栖 嵩:優勝
使用機材等
栗栖 崇 レポート
6/12(日)、初開催となった奈良クリテリウムは、奈良県浄化センター内の特設コースで行われた。1周2.8kmの平坦基調のコースだが、見通しの悪いS字コーナーが2箇所、コース終盤に直角コーナーが5箇所設定されていることに加え、1車線程度の狭い幅員が断続的に現れるため、ナーバスなレースになることが予想された。また、最終コーナーからゴールまでの距離が短いため、後半の連続直角コーナーの位置取りが勝負に直結するとみられた。
この日の天候は曇りのち雨、E2クラスは午前の早い時間帯での出走だったため、幸い雨が降り出す前のスタートであった。安全性を考慮し50名程度の組分けが為されたことにより、E2クラスのレースは5周14kmと当初よりも距離が短縮された。落車リスクを避けるだけでなく、中切れやコーナーの度に生じる加減速で無駄に体力を消耗しないためにも、特にこのレースはスタート位置が特に重要であり、しっかりと先頭付近を位置取りレースをスタート。
レースは終始高速で展開。コースの特徴から一度でも集団位置を落とすと前方に上がり直すのは大変と判断し、常に前方でローテーションに加わる。テクニカルなコーナーにあっても、Panaracerのタイヤのグリップ力や漕ぎ出しが軽快なKUOTAのフレームのお陰でスムーズに走ることが出来た。3周目に4、5名程度の選手が飛び出した形になるが、逃げ切りはないと判断し集団で脚を溜める。4周目に入る頃には再び集団は1つに。5周目(最終周回)の終盤、連続直角コーナーの手前で位置取り争いが激しくなり、4番手で最初の直角コーナーに突入。ここで、右側から位置を上げようとした選手が壁に突っ込み落車発生。これを避けたのは自分含む5人。後は他の選手のアタックに気を配りながら、残りのコーナーを消化。最終コーナーでオーバーランしバランスを崩した選手を抜き、3番手でスプリント開始!前方に1名の選手が先行、さらに後ろから先ほどバランスを崩した選手に抜かれるが、最後までスピードを維持しラスト50mで巻き返して1位でゴール。
ここまで思うように結果が出せませんでしたが、ようやく優勝とE1昇格を果たすことができました。これもひとえに、サプライヤー様やチーム、観客の皆さまの支援・応援の賜物と感謝しています。次回以降も万全の状態で臨めるよう努めますので、引き続きよろしくお願いいたします。