弱虫ペダルサイクリングチーム

レースレポート

2018UCI世界選手権女子エリート

2018 worlds

大会名

2018UCI世界選手権女子エリート

開催日

2018年9月29日(土)

結果

女子エリート 唐見 実世子:DNF

使用機材等
フレーム     :FELT FR1
メインコンポーネント  :Campagnolo RECORD EPS
ホイール         :Campagnolo BORA ULTRA35
タイヤ・チューブ     :Panaracer RACE Evo3 Series
クランクセット       :ROTOR 3D+ IN POWER
チェーン     :KMC X11SL
サイクルメーター     :GARMIN Edge130J
ウェア     :Champion system
アンダーウェア      :CRAFT
ヘルメット       :GIRO VANQUISH MIPS WF
シューズ          :GIRO Empire W ACC
ケミカル      :和光ケミカル
サプリメント        :グリコ パワープロダクション
日焼け止めローション  :Aggressive Design Top Athlete Sun Protect
クレンジングオイル   :Aggressive Design Waterproof Cleansing Oil
スキンケアクリーム   : Aggressive Design Top Athlete Skin Care Cream Urthr
リップクリーム      : Aggressive Design Top Athlete Lip Protect cream Hemere
サングラス        :Oakley Rader EV (オードビー様)
アフターウエア :CHAMPION JAPAN

唐見 実世子レポート

いよいよヨーロッパ遠征までこぎつけた。しかも世界選手権。復帰して初年度、2年目は国内メインでの活動だったが今年はアジアまで活動の場を広げ、よりロードレースらしいレースを経験する事が出来た。その集大成としての世界選手権。今の実力でどこまで走れるかどうかも試してみたかった。
7月まで落としていた調子も数週間ではあるがレースがなくて落ち着いてトレーニングをする期間を設ける事ができたので、戻りつつあった。
コースは3kmの厳しい登りを含む90kmくらいのライン区間と1周回22.3kmの7.9kmの登り区間、市街地の道幅が狭くクネクネとしたアップダウンを含む区間を3周、合わせて約150kmで争われた。ライン区間も周回区間も急に道幅が狭くなったり、短いアップダウンがあったり、厳しいコースレイアウトだった。
雨予報とされていたレース当日、気温が少し低いものの天候は晴れ。絶好の世界選手権日和となった。
12時10分のスタート時には、気温も上昇してとても走りやすくなった。クーフシュタインという町でのローリング区間を抜けリアルスタート。
位置取りがうまくできない。このままではマズいと焦る。体力的なキツさはもちろんあるが想像していたほどではない。でも集団の中で無駄足を使わざるを得ない場面が多く、少しずつ削られていく体力にメンタルまでも消耗していく。
そのうち、以前海外で活動していた頃のレースも思い出してきて、そういえば集団内はこんな具合だったな、と気付き始める。
そうこうしているうちに最初の勝負所手前のpillという町へ突入。右に曲がる手前の道幅が狭くなった所で落車に巻き込まれる。なぜこのタイミングなんだ、とイライラしつつ、コケている自転車を避けて再乗車。他にも巻き込まれた選手がたくさんいたので、彼女達と一緒に前を追う。右前から風が吹いている。緩く登っている所で同様に落車に巻き込まれたオランダ人2人がついていけないスピードで一気に自分達を抜く。これが世界のパワーなのかと感じる。勾配のキツい区間に突入して、前から溢れてくる選手をパスしながら登る。力が出ない。10人弱の集団ができたけど、すでにメイン集団は行ってしまって、レースの終了してしまった事に愕然とする。それでも出来るだけペースを落とさないように先頭交代をしながら周回コースに入る。仕事を終えた選手達が前から降ってきて、彼女達も一緒に登る。完全にレースが終わった。1周回完了地点で赤旗が振られてDNF。
一番残念だった事は勝負所手前の落車に巻き込まれてしまった事。しかしながら、同様に巻き込まれたオランダ選手は大したダメージを受ける事なく集団復帰している。結局足がないだけ。

リミットが近づく中、どこまで世界に近づけるのかすらわからなくなってしまった。もう一度選手としての自分の意識を改め直して、今の環境でできる事を一つ一つやっていくしかない。そうする事でしか、今回世界選手権に私を選んで頂いたナショナルチーム、そしていつもサポートしてもらっている方々に対して報いる事ができない。もっと自分自身を信じて、今まで以上に頑張ってみます。

まずは残された国内レース、それに来シーズンに向けてのシクロクロス、1戦1戦大切に走りますので、どうかこれからもよろしくお願いします。

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