弱虫ペダルサイクリングチーム

レースレポート

第23回シクロクロス全日本選手権大会

全日本 公平

大会名

第23回シクロクロス全日本選手権大会

開催日

2017年12月10日(日)

結果

エリート男子 前田 公平:3位
U23男子   織田 聖:優勝,江越 海玖也:4位
エリート女子  唐見 実世子:6位

使用機材

フレーム : FELT F1X
ホイール      : INDUSTRY NINE
クランクセット   : ROTOR 3D+ QCX1
バーテープ : Silic1
チェーン : KMC X11SL
サイクルコンピュータ :GARMIN 820J
ウェア       :Champion system
ヘルメット     :Giro Air Attack,Synthe MIPS,Synthe
シューズ     :NORTHWAVE EXTREME XCM(前田,織田),SPARKLE SRS(唐見)
ケミカル      :WAKO’S
日焼け止めローション  :Aggressive Design Top Athlete Sun Protect
クレンジングオイル   :Aggressive Design Waterproof Cleansing Oil
サイクルウエア用洗剤  :亀の子束子 自転車泥汚れ専用洗剤

全日本 みく

前田公平レポート

今年も日本一を決める大会、全日本選手権がやってきた。2週間前のJCXシリーズでは良いイメージで走れていたものの、直前に降った雪によりコースは全面アイスバーンのような路面に。土曜日は溶けることがなかったが、レース当日は晴れ予報で気温も少し上がる。どうなるか予想が難しいまま当日を迎えた。
当日、気温もあがり路面はウェットに。ところどころ土がめくれ、かなりスリッピーに。タイヤはbaby limusをセットし、スタートを待った。
ホールショットを取り、スタートをきめる。ばらけた頃には小坂選手、横山選手と先頭パックでレースを展開する。お互いに探りを入れるように仕掛けながらレースは進んでいった。レースも後半に入った頃、急激に気温が下がり、溶けていた路面が再び凍り出す。その凍結したところに、乗っかってしまい単独落車。復帰に手間取ってしまい先頭パックから遅れてしまった。リズムも狂ってしまい、気づけば5位まで順位を下げてしまっていた。このままでは終わらないと残り2周で何とか切り替え、再度プッシュ。残り半周で3位まで追いつき、最後はゴールスプリント。何とか差し切り3位ゴール。
落ち着いていたつもりでも、どこか緊張と焦りがあったのだろう。悔しさをバネにまたレベルアップしていこうと思います。
年内まだレースは残っていますが全日本選手権で一旦区切りが付きます。お世話になった皆様、ありがとうございました。引き続きよろしくお願いいたします。

織田 聖レポート

昨年負けたときからずっと狙ってきたレース。標高になれるために木曜日から現地入りして調整した。金曜日のお昼頃から降り始めた雪は夜まで降り土曜日の試走時は雪と氷のコンディションだった。シマノの横山選手がうまく走っていたのでトレースさせてもらった。
レース当日の試走時もコンディションはあまり変わってなかったのでChallengeのCHICANEでスタートすることにした。
スタートでクリートキャッチをミスし2位で1つ目のコーナーをクリアした。そのまま芝区間をクリアし長い舗装の直線で前に出た。コーナーをクリアする度にもがきふるいにかけた。1周目終了時に20秒差と聞いたので少し落ち着きながらも踏み続けた。2周目あたりから氷が溶け始めスリックタイヤではもう限界だと感じバイクチェンジ。セカンドバイクにはFMBのSUPER MUDをつけておいた。セカンドバイクで走っている間にCHICANEをBABY LIMUSに変更してもらい泥がついてきたらバイクチェンジできるようにしてもらった。完璧なピットサポートのおかげでロスなく走ることができた。最後の3周はミスなく走り、独走優勝することができた。
スポンサー様をはじめ日頃からトレーニングやバイクをみてもらった佐藤GMや平日一緒にトレーニングしたチームメイトには感謝の気持ちでいっぱいです。
そして木曜日から泊めてくださった矢野さん、一緒に前入りして調整した中里選手ありがとうございました。
たくさんの応援、サポートありがとうございました。やっと海外へのスタートラインに立てたと思います。これからもよろしくお願いします。

江越 海玖也レポート

ついに全日本選手権がやってきた。去年でジュニアを卒業し、今年からU23初参戦となった。
初の雪レースで、地元でも雪が降らない分雪がどんななのか、凍ったらどうなるのか、溶けたらどういう泥になるのかと未知数だった。
前日試走では落車でエンドを曲げるなどしてレースへの不安な面もあった。
スタートは2列目で織田聖選手の後ろ。うまくいけば前にでれる位置だった。
スタート。ペダルキャッチをミスしてしまった。そのせいで両側の選手に挟まれ後退してしまいほぼ最後尾まで下がってしまった。流石にまずいと足を使って上がってく。何とか竹内 寮選手の後ろ、3番手につけ2週目に入る頃には2位の5人パックが構成された。3番手で走り竹内寮選手のキレがない事に気がつく。おそらくアップ不足で体が動かないのだろうと思い今のうちに差をつけようと前にでる。パックがばらけ気味になりつつも後ろもついてくる。雪が溶けピット前のコーナーが滑り、このタイヤじゃきついとバイク交換。その後も人数を減らそうとプッシュしてく。レース中盤シケイン手前の一段下がるコーナーで落車。スピードがついてた分リカバリーが遅くなった。パックからも遅れてしまった。その段階で4位狙いという手もあるが全日本で消極的な考えはしたくない。とにかく前を追いかけた。4番手まではあげたがそこからがなかなか縮まらない。ラスト一周4番手で一人旅状態。3位争いのゴール放送を聞いた時は本当に折れそうだった。結局4位ゴール。
全日本ということでどこかプレッシャーや緊張、焦りがあり見えてない部分もあったのかと思います。この結果も悔しいし、原因となった落車が試走と同じ地点ということも本当に悔しいです。
この悔しさを忘れず、来年にしっかりつなげていきます。
まだレースは残っていますが、全日本が終わり区切りがつきました。多くの方にお世話になりました。感謝してもしきれないです。本当にありがとうございました。これからもよろしくお願い致します。

唐見 実世子レポート

今年も全日本選手権当日がやってきた。自分なりに昨年よりはシクロクロス競技のノウハウが分かってきていて、どのくらい勝負できるかも楽しみだった。同時に女子全体のレベルアップも感じられ、フィジカル、テクニック、メンタル、全てにおいて平均点以上の力がないとダメな事も分かっていた。
天気は快晴。とても寒い。また先日まで残った雪が所々凍っていたり、溶けてしまった路面が掘れてドロドロになっていたが、野辺山らしい泥レースにはならない様子だった。
クリートキャッチは成功。最初の左コーナーを曲がってアウト側にいたので、インから数人に抜かれ、ダートに入るコーナーで数人に抜かれた。その後も前を追おうと思ったが、リズムがつかめず、時間だけが経過してしまった。結果は6位。
今年もシクロクロスシーズンを通してたくさん勉強する事が出来ました。それらを結果に繋げられる事が出来ず、応援に駆けつけてくださった皆様、スポンサー各位、何よりチームに対して申し訳なく思います。今は頭の中が真っ白になっております。
今自分にできる事と言えば、目前に迫ったオランダ遠征で、得意なコースではしっかりと結果につながるように走る事、18シーズンまであとわずかなので、ロードシーズンで自分の納得いくような結果を残せるようにトレーニングする事、2017ロードシーズン、シクロクロスシーズン通して失敗してしまった過ちを2018シーズンでは犯さないように、一つ一つをクリアにしていく事だと思います。この年齢になって現役復帰して、レース活動をしている事に対し、自分自身も未だに半信半疑な時があります。まだフィジカルレベルが上がっている自分、思うように結果に結びつけられない自分、、、。たくさんの葛藤がありますが、それでも応援、ご支援くださる関係者、ファンの皆さまに対し、正直になれるようにとにかく全力で戦っていきます。
2017年のレースはまだ残っておりますが、と全日本という区切りのレースが終了しましたので、今年一年、私のレース活動を支えてくださった皆様に厚く御礼申し上げます。今年一年本当にありがとうございました。

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