弱虫ペダルサイクリングチーム

レースレポート

第86回全日本選手権自転車競技大会ロードレース

WE 表彰

大会名

第86回全日本選手権自転車競技大会ロードレース

開催日

2017年6月24日(土)、25日(日)

結果

男子U23   織田 聖:DNF

男子エリート 長塚 寿生:DNF

女子エリート 唐見 実世子:2位

全日本 we2

使用機材等

フレーム     :FELT FR1
タイヤ・チューブ     :Panaracer RACE EVO 3.5 TEAM, RACE A EVO3 TUBULAR
クランクセット       :ROTOR 3D+ IN POWER
チェーン     :KMC X11SL
サイクルメーター     :GARMIN Edge820J,520J
サドル、バーテープ   : fabric
ブラケット フード部   :OUTER TOP SHAKES HOOD
ウェア     :Champion system
アンダーウェア      :CRAFT
ヘルメット       :GIRO SYNTHE
シューズ          :FACTOR TECHLACE, Empire W ACC
グローブ,ソックス,シューズカバー:GIRO
ケミカル      :和光ケミカル
サプリメント        :グリコ パワープロダクション
日焼け止めローション  :Aggressive Design Top Athlete Sun Protect
クレンジングオイル   :Aggressive Design Waterproof Cleansing Oil

織田 聖レポート

初めての100kmを超えるレース。いつもの実業団レースでは長くても50km。全くイメージをつかめないままスタートした。
コースは1km以上のダラダラ登りと1km弱の急勾配の登りを含むアップダウンのコース。ローリングスタートで1つ目の登りでニュートラル解除。
1周目は余りペースが上がらず集団で通過。
2周目、1つ目の登りでペースが上がりそのまま2つ目の登りに入る。ものすごくきつかった。3周目はペースが落ち着きなんとかついていくことができた。4周目以降は登りで遅れてしまい平坦で追いつくという展開が増え、無駄脚を使ってしまった。
7周目に集団から千切れてしまい京産大の選手とパックになり前を追う。しかし8周目の1つ目の登りで千切れてしまった。少し前に3人の集団があったのでそこまで踏ん張りパックになった。そのパックのまま9周目に入りましたが登りでダンシングに切り替えた時に両脚攣ってしまい足を地面についてしまった。パックから遅れ、タイムアウト。
気温が高かったにも関わらず、前半に水分補給を余りしなかったのも脚攣りに繋がったかもしれない。
多くの方にサポートしてもらったにもかかわらずこのような結果で申しわけありませんでした。
トップとの差を実感し、自分の今のレベルも分かりました。トップで戦えるよう、日々努力していきたいと思います。

長塚 寿生レポート

私が走るエリートは、最終日の日曜日に行われた。全カテゴリー共通の1周14kmの周回コースをエリートは15周する。
普段の主戦場としている実業団のレースとは違い、距離も長く、レベルも段違いに高い。その点での不安は確かにあったが、反対に良い経験になるだろうと、チャレンジ精神を持ってレースに挑んだ。
レース当日の天気は晴れ。次第に気温も上がっていく。暑さ対策としてCCD入りのボトルを多めに用意する。
レースは、パレードスタート。事前にニュートラル区間での落車が危ないと聞いていたので、なるべく前でニュートラル区間をクリアする。最初の登りに入った所でリアルスタート、一気にペースが上がる。中程で登りをクリアして、下り区間に入ると先頭で落車が発生、先頭から三列目で走っていた私もブレーキングが間に合わず、前走者に突っ込んでしまい、左の林に吹き飛ばされてしまった。そこで足をひねってしまい、一瞬痛みを感じたが、急いで自分のバイクを探して飛び乗り先頭に向かった。落車の影響で半数以上の選手が巻き込まれてしまい、10人程度の集団がいくつもある状態。その小集団をクリアしていき、ゴール地点で先頭に追いつくことができた。
集団に合流してからは中程を走り周回を重ね、3周目の補給区間で落車の際に落としてしまってから、一度も飲めずにいたボトルを受け取る。集団のペースも落ち着き、8割程度の力で走ることが出来ていたが、次第に落車の際にひねってしまった膝が痛み出し、ペダルに力を入れることが不可能になり5周回を完了した時点で降ろされてしまった。
集団落車に巻き込まれたとはいえ、その一方で巻き込まれなかった選手がいたことも事実である。そういった周りを見る能力が今回は足らなかったのかもしれない。
他のチームメイトやコーチには十分すぎるサポートをして頂いたのにも関わらず、この結果は本当に申し訳ないと思う。
今は、「今できること」を継続し、いち早く結果に結びつけて、ここまで応援してくださった方に恩返しができればと強く感じています。
必ず目に見えた結果を残しますので、今後もどうか応援よろしくお願い致します。

唐見 実世子レポート

1周14㎞を8周回、112㎞で争われる全日本選手権。コースは約1.5㎞のダラダラとした上りと1㎞弱の急勾配の登りの他にもアップダウンがいくつも存在し、何もしなくても体力を消耗するであろうレイアウトになっていた。しかしながら、日本一を決定するにふさわしいコースだと思った。
前日のTTでかなり追い込んだので、昨日の疲労感、また13時スタートという事もあり暑さも感じつつのスタート。距離、コースレイアウト、疲れ、暑さ、、、不安しかなかった。スタートからのニュートラル区間で落車が発生し、ニュートラル解除地点で待ち時間を強いられるトラブルがあったが、特に問題もなくスタート。
1周目はとてもゆっくりなペース。優勝候補筆頭の与那嶺選手へのマークがすごくきつい。それに対して、2周回目の登りで与那嶺選手がペースをあげると集団が分断され、気が付いたら与那嶺選手、福田選手、私の3人になっていた。そこからは3人の逃げなので、ペースを守って先頭交代をしたい所だったが、与那嶺選手のペースが速すぎて、努力はするもののほとんど引いてもらう感じになってしまった。次の登りで福田選手が千切れてしまって、その次の周回の登りで私はオールアウトを恐れ、単独になった。
そこからは前を行く与那嶺選手と後続集団のサンドイッチ状態。先頭と私との差は広がる一方だが、後ろとのタイムギャップも少しずつ広がっていく感じだったので、とにかく足がこれ以上一杯にならないように注意しながら、集中して残りの50㎞オーバーの道のりをこなしていった。上りは絶対に踏まない、平坦もペースで走って、CCDドリンクは2周で飲み切るように心掛けてペダルを回した。
これだけ長い時間をソロで走った経験はなかったので、ラスト周回の登りを登り切るまでゴールできる確信はなかった。沿道からの『からみぃ~』っていう応援が力になり、後押しになった。
そして何とかゴールまでたどり着く事ができ、2位でのフィニッシュとなった。
今回は勝者との実力の差があまりにも大きく、完敗に終わってしまった。私としては復帰当時から順調に力を戻してきているので、それを試したい気持ちがあったが、全く力が及ばなかった。しかしながら、来年の全日本まで新たな目標ができ、個人的には、走らせてもらって良かったと思った。
久しぶりとはいえ、日本一の座を争う全日本選手権において、2位という結果になってしまい、いつもご支援くださっているスポンサー様、温かい目で応援して下さっている皆さまに対して申し訳ない気持ちです。もう一度、気持ちを切り替えて、今回露になった一つ一つの課題を克服していこうと思います。これからもどうかよろしくお願い致します。

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