弱虫ペダルサイクリングチーム

レースレポート

JET第14戦 自転車月間 第5回JBCF大井埠頭ロードレース

大会名

第5回JBCF大井埠頭ロードレース

開催日

2016年6月5日(日)

結果

E1 岡 篤志:2位, 西島 優太郎:4位, 織田 聖:42位, 大場 政登志:56位,前田 公平:落車DNF

E2 栗栖 嵩:18位

使用機材等
フレーム   :KUOTA KOM
タイヤ・チューブ :Panaracer Race Evo3 Series
クランクセット :ROTOR 3D+ IN POWER
チェーン    :KMC X11SL
サイクルメーター :GARMIN Edge520J
ブラケット フード部 :SHAKES HOOD
ウェア  :Champion system
アンダーウェア:CRAFT
ヘルメット   :MET リヴァーレHES
ケミカル   :和光ケミカル
サプリメント :グリコ パワープロダクション
日焼け止めローション  :Aggressive Design  Top Athlete Sun Protect
クレンジングオイル   :Aggressive Design  Waterproof Cleansing Oil

岡 篤志レポート

1周7㎞の真っ平で単調なコースを4周回(28㎞)で争われた今回のレース。

今回の作戦は、コース的に非常に逃げが決まりにくく、スプリントになる確率が高いものの、レースを面白くするためにも、序盤から大場選手を筆頭に逃げてもらい、後半にうまくジョイントし逃げ切り。もし集団スプリントになった場合、チームでまとまって位置取り、最後に発射できるような形を作ろうという感じ。

そしてレーススタート。

天候が雨だったこともあり、路面はスリッピーで落車も起こる中、前田選手、大場選手が果敢に攻めるが、案の定集団が伸びるだけで一定以上の距離が開かない。

3周目に入る手前、前田選手らのアタックが捕まって集団が伸びている状態から今度は自分から全開でアタック。E1リーダージャージの松木選手がすかさず付いてくるが、気にせず踏み続ける。先頭交代を要求し逃げ続けるが、集団からは慶応大学の池邉選手が追ってきている。この選手は先日の全日本学生TTで優勝しており、このレース最大の敵になると予想。

ここでふと振り返ったタイミングで松木選手が左に避けたため、思いっきりハスり、あわや落車。足をついて踏みとどまるも大失速し、その後集団にも捕まる。

この時点で平均スピードは47㎞/h近く、あまりの集団有利な雰囲気に正直逃げ切りは困難と悟った。間もなくこの周の中盤で集団落車音。聖選手から前田選手が落車したことを伝えられる。

そして最終周。いよいよスプリントに向けての位置取り。前方にいた大場選手の後ろに入る。ここで他のメンバーにも集まって欲しかったが、聖がアタック。脚を使い戻ってきてしまう。ここまで頭数が少ないと、ゴール手前ギリギリまで他チームの後ろに待機したい所だったが、前の選手たちが早々に下がったことで、ラスト1.2㎞を残して大場選手が先頭になってしまう。2番手につけたが、ここから下がる訳にもいかず、流し先行という形で大場選手が50km/h程で牽く。

しかしラスト800m辺り、Link TOHOKUトレイン3人が後方から60㎞/h以上のスピードで一気に抜いてきた!

大場選手も力を出し切っていないが、乗り換えるしかないのでフルスプリントで追いつき、4番手。かなり脚を使ったが、このままゴールまで行けば発射できる。

しかしLinkトレインが途中で崩壊してしまい、Linkのエースがラスト500mで前に出る形になり、2番手で500m。案の定300mを残して失速してきたが、自分の後ろには松木選手が付いており、ここで出ると最後差されるかも知れない。ギリギリまで我慢と思った矢先、かなり後ろから池邉選手が牽制した僕らを一気に抜き去る。慌てて踏み出したが遅く、大差をつけられて2位に終わった。

今回の反省点は、チームとして意思の統一が出来ていなかったこと、スプリントになった時の隊列の組み方、タイミングなどを予めシミュレーション出来ていなかったこと。Link TOHOKUのトレインは足並みこそ揃わなかったが、まさに理想とする形だった。

最後のスプリントは、後ろの松木選手を気にするあまり、さらに後方が一旦遅れたにもかかわらず勢いよく追いついて来ている事に気づけなかった。結果的にスピードに乗った状態で後方からスプリントした選手が上位を占める結果になってしまった。スピードが落ちる前に、勇気をもって仕掛けるべきだったかもしれない。まだまだ経験不足である。

今後は、チームとしても体力面だけでなく、技術面での練習を取り入れていきたいと感じるレースでした。

 

 

西島 優太郎レポート

レース前に意識したことは、集団の前々で展開すること、チームでまとまって動くこと、勝負が決まる局面に向けて集中力を上げていくこと。

1周目は逃げを目指すアタックが続くのでチームが入らない動きに何度かチェックに入る。平坦、短距離のため平均47㎞/hを超える集団から明確な逃げは決まらない。3周目中盤で公平選手が落車してしまい、それをきっかけにチームで集団前方に位置どる。

そのままポジションをキープするのが理想だったが左右から上がってくる選手たちに囲まれたうえに牽制で集団が緩み身動きを取れない位置でラスト1㎞地点。最後の左コーナーを一番外側のラインでクリアし自力で集団先頭までジャンプ。岡選手に追いついたのとほぼ同時のタイミングでラストスプリント開始。三番手の選手から少し離れての四着でゴール。

勝負所でエースのために動くことができず、位置取りと自分の脚の使いどころをまだまだ改善していく必要があると思いました。

 

今年初のウェットコンディションでのレースでしたが、PanaracerRACE A EVO3はいつも通りのグリップで走りを支えてくれました。Champion Systemのレーススーツは薄く身体に密着する生地で水を含んで重くなることなく快適にレースを進めることができました。

 

 

大場 政登志レポート

試走をしてみて逃げが決まりにくいと思いましたが、チームが動きやすいようにまず序盤に逃げたいと思いました。 周りを見ながら逃げようとする動きに同調し、他のチームメイトが動いたら集団前方で追走しにくくするために動いていました。

しかし逃げは最後まで決まらず、やはりスタート前に話し合っていたゴールスプリントになり、チームで集団前方で集まって最後に1人を発射する予定でした。 チームとして足並みはそれなりに揃って来ていたのですが、レース中のコミュニケーション不足で岡選手と私しか連携できず、しかも距離を測り間違えて早めに先頭になってしまいました。 ラスト1kmのところで右側から上がってきたリンク東北さんのトレインに反応しきれず、岡選手を独りにしてしまい最後に勝ち切れませんでした。

私はリンク東北さんに抜かれた時に反応しようと踏んだら脚が回らなくなり、そのままゴール。

もっと周りを見て最終周に他の選手を連れて上がるべきでした。

 

 

織田 聖レポート

スタートは、前のほう。落車が多いと聞いていたので前スタートで安心した。スタート位置についてすぐに30秒前の合図。予想外なことに慌てる選手もいたが、自分はいつでもいける状態だったので何事も無くスタートできた。

1周目は集団の前のほうに。脚を使わないように意識して走った。

3周目の中盤で集団落車があった。レース中に1回はおきると思っていたが本当におこった。幅の広い直線の右側で落車。右から左に人が倒れていく。左端を走っていたのでかわすことができた。公平選手が巻き込まれてしまったことをチームメイトに報告。

最終周の4周目の中盤にアタック。上手く行かずに無駄脚を使ってしまいました。この周に入ったときにスプリントに切り替えればよかったな、、、

脚がほとんど無かったため集団に埋もれてゴール。

反省点は切り替えることができなかったことです。次のレースでは失敗しないようにしたいと思います。

たくさんの応援、サポートありがとうございました。

 

 

前田 公平レポート

1周7kmのフラットコースでハイスピードなレースが予想された今レース。

不安要素は雨で濡れた路面。どこまで滑るかわからないので走りながら探っていこうという方向でスタート。

集団前方でコーナーを2~3個こなし、ハンドルから伝わるフロントの感触、サドルとペダルからリアの感触を確かめる。思いのほかしっかりグリップしているので、自分の中でのウェット時のコーナリングをしておけば問題ないと判断。先頭でコーナーを抜けると一人アタックしたような状況になる程のアドバンテージ。何度か踏んでみるも集団が間延びするだけで決まらずもどかしい状況。少し位置を下げて走行していたら斜行した選手にフロントホイールを救われ落車。DNFとなってしまった。

もっと周りを見て、視野を広くし周りのスペースや選手の動きに気を配り、同じことを繰り返さないようにします。

 

 

栗栖 嵩レポート

6/5(日)大井埠頭ロードレースは、1周7kmの平坦基調、90°コーナーや180°コーナーが数カ所あるもののコース全体の幅員が広いことが特徴で、逃げが決まりにくく高速レースとなることが予想された。前日まで曇りだった予報は外れ、当日はレース直前まで雨が降り続き、E2クラスのスタート時刻には小康状態になったものの、ウェットコンディションの中でのレースとなった。

E2クラスは3周21km。落車リスクを避けるため集団先頭でスタートし、2周目までは集団前方~中盤でやり過ごす。散発的に飛び出す選手がいるものの、逃げが決まるほどではなく、普段のチーム練習の甲斐もあって、高速レースであってもそれ程キツイものではなかった。ウェットなコーナーもPanaracer RACE Dのお陰で安心してクリアすることができた。最終周回である3周目の中盤までに集団前方まで位置を上げ、最終コーナーを先頭付近でクリア。直後、後方で落車が発生。最終コーナーからゴールまで1km。あとは前の選手のスリップに入ってゴールを目指すのみ!であったが、予想以上にゴールまでが遠く、踏み込むのが早すぎて、途中で力尽き18位でフィニッシュ。ホームストレートの距離を踏まえた位置取りが出来なかったことが反省点であった。

今回も沢山の応援とサポート、ありがとうございました。次レースである奈良クリテリウムでは、これまでの反省を踏まえ、結果を残せるよう励みますので、よろしくお願いいたします。

 

 

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